やってみよう
ギターを作ろう
guitar
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pin 目的

弦の長さと振動数との関係を調べましょう。


pin 用意するもの

長さ40cm強の板(弦の長さを40cmにするため,少し長めにきっておく),
つまようじ(19本+数本),
ゴム(輪ゴム,ヘアゴムなど),
空き箱,
木工用ボンド guitar


pin 作り方

(1) 右の図のように板を(40+a+b)㎝に切ります。 

(2) つまようじを板の幅の長さに合わせて切り,そのうち6本を右の図のようにピラミッド型に積み,木工用ボンドで接着します。板の片端にそれを,反対側の端にはつまようじを1本をそれぞれ接着します(ピラミッドの方の端が高くなっているので,そちらがはじく側となります)。

(3) 次の表に従って,それぞれの音の弦の長さを読み取り,それにbの長さを加えた分を,板のピラミッド側から測って印をつけておきます。
          
階名
ド#
レ#
ファ
ファ#
ソ#
ラ#
ド(1オクターブ上)
相対振動数1.00000 1.05946 1.12246 1.18921 1.25992 1.33484 1.41421 1.49831 1.58740 1.68179 1.78180 1.88775 2.00000
弦40cmの場合(cm) 40.0000 37.7551 35.6360 33.6356 31.7480 29.9661 28.2843 26.6967 25.1984 23.7842 22.4492 21.1892 20.0000

※この表は平均律音階に基づいたものです。

aとbの長さを除いたものが40cmでない場合は,その長さに相対振動数の逆数をかけてそれぞれの長さを算出します。


(4) 印をつけたところに,つまようじを1本ずつ接着し,フレットにします。

(5) 接着剤が完全に乾いたら,輪にしたゴムを板の両端にかけて,音を確認しましょう。

(6) 空き箱に固定して共鳴させると,大きな音がでます。


pin 製作・演奏のコツ

・一般的にギターはフレットとフレットの間を押さえて演奏しますが,ゴムの場合張力が変化しやすいため,フレットの上を押さえた方が正確な音が出ます。

・張力を変えて数本のゴムを張ってみると,よりギターらしくなります。

・板の側面や裏面とゴムとの間につまようじを数本はさむと,張力が変化して音の高さが微調節できます。




参考文献
左巻健男/滝川洋二 たのしくわかる物理学実験事典(東京書籍)