弧 度 法


radian
[図1]において、半径と等しい長さの弧に対する中心角を1radian(ラジアン)(≈57.3°)と呼び、これを単位とする大きさの表し方を「弧度法」という。半径r[cm]の円の長さl[cm]の弧に対する中心角をsita[rad]とすると、
l=
と表される。
[ 図 1 ]
kakusokudo
また、[図2]では、円運動する物体が1秒間に描く中心角omegaを角速度とよび、単位はrad/sを用いる。t秒間の間に回転する角度をsita[rad]とすると、
sita=
と表される。 このときの速度の向きは円の接線方向に等しく、中心角omega[rad]に対する弧の長さはromegaなので、速さをV[cm/s]とすると、
V=
と表される。
[ 図 2 ]


参考文献
 ・物理の考え方 下/木暮隆夫 著/増進会出版社/1997年3月20日発行


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