maru 中学校学習指導要領の比較maru

中学校ー理科第1分野

「振動」に関するもの

青字は「削減された部分」
 赤字は「増えた部分」
現行中学校学習指導要領:平成5年4月1日施行 新中学校学習指導要領:平成14年4月1日施行
(2)身の回りの物理現象

身の回りの事物・現象についての観察、実験を通して、光、音、、力及び圧力の規則性について理解させるとともに、これらの事象に対する科学的な見方や考え方を養う。

ア 光と音

(ウ) 音についての実験を行い、音が空気中などを伝わること及び音の大きさや高さは、発音体の振動の仕方に関係することを知ること。
(1)身近な物理現象

身近な事物・現象についての観察、実験を通して、光や音の規則性、力の性質について理解させるとともに、これらの事象を日常生活と関連付けて科学的にみる見方や考え方を養う。

ア、光と音

(ウ) 音についての実験を行い、音はものが振動することによって生じ空気中などを伝わること及び音の高さや大きさは発音体の振動の仕方に関係することを知ること。


「電気」に関するもの

現行中学校学習指導要領:平成5年4月1日施行 新中学校学習指導要領:平成14年4月1日施行
(4)電流

電流についての観察、実験を通して、電流と電圧との関係、電流の働き及び電流と電子の流れとの関係について理解させるとともに、電流と磁界についての初歩的な見方や考え方を養う。

ア 電流と電圧

(ア) 回路をつくり、回路の電流や電圧を測定する実験を行い、各点を流れる電流や回路の各部に加わる電圧についての規則性を見いだすこと。

(イ) 金属線に加わる電圧と電流を測定する実験を行い、電圧と電流の関係を見いだすとともに、金属線には電気抵抗があることを知ること。

イ 電流の働きと電子の流れ

(ア) 電熱線を用いて水を熱する実験を行い、発熱量は電流と電圧に関係することを見いだすこと。

(イ) 磁石や電流による磁界の観察を行い、磁界を磁力線で表すことを理解するとともに、コイルの回りに磁界ができることを知ること。

(ウ) 磁石とコイルを用いた実験を行い、磁界中のコイルに電流を流すと力が働くこと及びコイルや磁石を動かすことにより電流が得られることを見いだすこと。

(エ) 直流や交流の特徴を示す現象の観察、実験を行い、直流と交流の違いを知ること。

(オ) 真空放電などを観察し、空間にも電流が流れる場合があることを確かめるとともに、電流は電子の流れであることを知ること。
(3)電流とその利用

電流回路についての観察、実験を通して、電流と電圧の関係及び電流の働きについて理解させるとともに、日常生活と関連付けて電流と磁界についての初歩的な見方や考え方を養う。

ア、電流

(ア) 異なる物質同士をこすり合わせると静電気が起こり、帯電した物体間では空間を隔てて力が働くこと及び静電気と電流は関係があることを見いだすこと。

(イ) 回路を作り、回路の電流や電圧を測定する実験を行い、各点を流れる電流や回路の各部に加わる電圧についての規則性を見いだすこと。

(ウ) 金属線に加わる電圧と電流を測定する実験を行い、電圧と電流の関係を見いだすとともに金属線には電気抵抗があることを見いだすこと。

イ、電流の利用

(ア) 磁石や電流による磁界の観察を行い、磁界を磁力線で表すことを理解するとともに、コイルの回りに磁界ができることを知ること。

(イ) 磁石とコイルを用いた実験を行い、磁界中のコイルに電流を流すと力が働くこと及びコイルや磁石を動かすことにより電流が得られることを見いだすこと

(ウ) 電流によって熱や光などを発生させる実験を行い、電流から熱や光などが取り出せること及び電力の違いによって発生する熱や光などの量に違いがあることを見いだすこと。


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