いつも真っ暗な宇宙
 

 地球上では、真っ暗な夜と、太陽に明るく照らされた昼とが繰り返されます。なぜこのような変化が起こるのか??いうまでもなく、地球が自転していて、太陽に背を向けたり正面を向いたりするからですね。では、宇宙にでてしまえばいつも太陽がでているのだから、ずっと明るいんじゃあ!!と考えた人はいませんか?いえ、そんな事はありません。宇宙はそれに反して真っ暗です。

 いつも太陽が出ているはずの宇宙が、なぜ暗く見えるのか??それは、宇宙には光を反射する物質がほとんど無いからです。反射する物質がないと、光はそのまま直進を続け、私たちの目に戻ってくることがありません。私たちが夜星や月を見ることができるのは、それらが太陽の光を反射して、私たちの目にたどり着くからなのです。

 幸い地球上には、地球の重力に引き付けられている大気や、空気層、地表など、光が反射するべき場所がたくさんありますが、宇宙はほとんど真空に近い状態なので、真っ暗に見えるのです!!