空の色はなぜ時間帯によって変化するの?
夜が明けて、また日が沈むまでの間、空の色は刻々と変化していきます。最も変化が激しく、美しさを感じるのは日が沈む夕暮れ時でしょう。なぜこのような変化が起こるのでしょうか???
図1のように、昼間は太陽光が地球の空気層を通ってくる道のりは短いけれど、日が傾いてくるにつれてその道のりは長くなってきます。昼間と夕暮れ時の大きな違い、ここがポイントです!
青い光は屈折率が大きく分散されやすい
ので、空気層を通る道のりが長くなると青い光は空気中のちりや大気によってほとんど分散され、
屈折率が小さく分散されにくい赤い光
が目に多く届くことになるのです。
では、空気層と太陽光、それと似たような状況を部屋の中で作る実験をしているページを紹介しましょう。光が分散しやすいように、水槽に牛乳やチョークの粉などの小さな粒子物質を入れ、白色光を入射します。
http://quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/~fukue/EDUCATE/Ex2000/ExIV2000.htm
(大阪教育大学理科教育講座 地学ホームページ「水槽の中の青空」)
参考文献
「
物理なぜなぜ事典(2)
」 江沢 洋:著 (出版:日本評論社)