DiSCUS-MTIとは
DiSCUS-MTIは、文献・引用情報管理のためのデータベースです。 商用ソフトウェアで言うと、EndNote,Mendeley,Zotero, RefWorksのような機能を果たすものです。 省略せずに表記すると “Document-information Superintend and Citation Uniform System -- Multiple Top-level Interface Version” です(英語がおかしいというツッコミはなしでお願いします)が、 DiSCUS-MTIという表記を正式名称としています。 ふだんは単にDiSCUSと呼んでいます。
DiSCUSには以下のような機能があります。
・文献入力ヘルパーを持ち、BiBTeX形式やJSON形式で記述された文献情報から, 容易に文献情報を入力できます。 BiBTeX形式やJSON形式の文献情報は,各種の文献情報サイトから 取得できるので,それらを用いて文献のデータベースを容易に構築できます。 検索で見つけられない文献を直接入力することもできます。 また文献にたいしてキーワードやコメントを入力でき、 のちの検索や絞り込みに役立てることができます。
・図書・雑誌論文などの種類の違う文献を、一元的に管理できます。 入力した文献情報の表示スタイルを、投稿する学術誌に合わせて まとめて変更できます。
・ひとつの文献にたいして引用情報を複数登録できます。 登録した引用情報にたいして、複数のキーワードを指定しての検索ができます。
・コンピュータ内に当該文献をpdfなどのかたちで保存してある場合、 ファイル名(パス)を登録しておくことで、ダブルクリックまたはCtrl+Gで 該当のファイルを開くことができます。
・文献情報・引用情報ともに、NOT検索に対応しています。 キーワードの先頭に「-」を付加することで、 「そのキーワードを含まないレコード」を表示できます。
・文献のカテゴリ分け機能があります。 各文献に文献階層を設定しておき、同じ階層に属する文献を 簡単にまとめて見ることができます。 カテゴリは各文献にたいして複数設定できるので、 いわゆる「タグ」のような使い方もできます。
・文献の「並べ替え」機能を有し、著者名順や出版年順など、 任意の方法で文献を並べ替えられます。 並べ替え設定を自作することもできます。 並べ替えた文献は、その順序のままWordに入力できます。
・Microsoft Wordが開いている場合、Wordの文書に直接 現在表示中の文献を入力できます。 また、論文中に適切な形式で文献を表示するための コマンドD{ }もDiSCUSから入力できます。
・拡張子ごとのビューアを指定できます。 pdfファイルやzipファイルなどにたいし、DiSCUSから起動した場合に どのビューアで開くかをフルパスで指定できます。
最初にお読みください
ウェブブラウザでプログラムをダウンロードする場合、 ダウンロードしたプログラムの実行が「ブロック」される場合があります。 このようにプログラムがブロックされると、正常に動作しません。
DiSCUSの場合、ブロックされたままだと、 文献入力ヘルパーの起動に不具合が出るようです。 DiSCUSを使用する場合、アーカイブを展開(解凍)する前に 「ブロックの解除」の処理をしていただきますようお願いします。
ブロックを解除するには、DiSCUSを解凍する前に、 アーカイブファイルを右クリックして「プロパティ」を選択し、 「セキュリティ」の項目にある「許可する」をチェックしてOKしてください。 「セキュリティ」が存在しない場合は、何もする必要はありません。

最新版のダウンロード
最新版のダウンロードはこちら
最新版へのアップデータのダウンロード
DiSCUS Ver.2.1からVer.2.2で、データファイルの形式が変わっています。 古いバージョンをお使いの方は、データファイルをアップデートする必要があります。
データファイルのアップデートには、アップデータを用います。 下記のアップデータをダウンロードして解凍し、 データファイル(DiSCUS-Data.mdb)のあるフォルダで “DiSCUSUpdater.exe”を実行してください。
そのうえで、「2.1から2.2へ」ボタンを押せば、 アップデートが完了します。
DiSCUSUpdater.zip (2022/08/19更新)
DiSCUSのマニュアルのダウンロード
DiSCUSマニュアル(簡易版)のダウンロードはこちら→ DiSCUS-MTI_Manual_2023_Short.pdf (2023/03/22更新)
詳細版のマニュアルは,Kindle Direct Publishingにて250円で提供中です(2023/03/22更新)
注意事項
DiSCUS ver. 2は、Windows11で開発しており、完全な動作確認は Windows11になります。 簡易な動作確認は、Windows10でも行っております。 開発環境は、Microsoft Visual Studio Community 2022 (Visual Basic)であり、 実行環境として.NET FrameWork 4.7.2が必要です。
DiSCUS Ver.2は個人で開発しているものであり、 作者の環境以外での検証はあまりなされておりません。 そのため、多くの不具合を含むことが予想されます。 ご使用になるときは、バックアップをとるなど十分にご注意ください。