化学実験I オンデマンド実験C
〜ただしい「すりきり」〜
家庭科でも学ぶ「すりきり一杯」という言葉ですが、その正しい操作をここでは確認します。
体積を基準に再現性良く同じ量を測り取る方法であり、天秤を使用しないため、理科実験では時間の大幅な短縮になります。
<準備物>
計量スプーン、定規(すりきり用)、100 mLビーカー、食塩(小瓶に入っています)
@ 食塩のふたを開けて、計量スプーンと定規、ビーカーを用意します。(この実験では定規を使用していますが、水平な棒状のものであれば構いません。本来はすりきり用の「へら」が好ましいのですが、案外売っていないようですね。)

粉末をこぼした時の対策として、下に紙を敷いておくと良いです。粉末はこぼした本人しかその正体がわかりません。こぼしたら速やかに後処理をしましょう。
A ビーカーの上に食塩の入った容器を持っていき、計量スプーンで食塩を山盛りになるように取ります。この時、スプーンに詰め込んではいけません。

B 計量スプーンの持ち手に、定規をつけます。この時、定規にインクがのっているところは凸凹しているので、インクがのっていない場所を持ち手につけます。

持ち手からスプーンのふちに沿って、定規で過剰な食塩を落とします。(この時、定規で食塩を押しつぶしてはいけません!)

動画のほうがわかりやすいと思いますので、こちらからご覧ください。(新しいタブが開きます)
これで、すりきり一杯の食塩を測り取ることができました。
今回の実験では計量スプーンの体積が 0.8 mLであり、すりきり一杯に相当する食塩の重さは約 0.7 gです。
すりきりはきちんと習得(あるいは確認)できましたか?
それでは次に進みましょう。
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copyright:2023年 大阪教育大学 種田将嗣