国立大学法人 大阪教育大学 表現活動教育系 美術・書道教育部門

表現活動教育系 美術・書道教育部門

漢字を「見て」覚える
認字教育
頭の良い子供を育てる

字教育とは

「写字教育」は漢字を書いて覚えるのに対して「認字教育」は漢字を見て覚える教育です。例えば「鬱」という漢字を書ける人は少ないが、鬱病・鬱々する・鬱蒼・鬱陶しいなどの「鬱」といえば漢字を見るだけで理解できる。これが認字の原理である。

子供は、私達が考える以上に多くの漢字を認字教育で短時間で覚えます。そのことは、私たちが実験的に小学校1.2年生の児童に認字教育を行なって、その成果を確認しています。認字教育によって、幼稚園児や1・2年生が頭の良い子に育ち、国語以外のいろんな教科にも素晴らしい成績を得ることも期待できます。

字教育のメリット

  • 認字教育は同じ時間で写字教育よりずっと多くの漢字を覚えることができる。
  • 認字教育によって漢字を覚えておけば、書くことができなくても認字によって覚えた漢字の文章を読むことができる。
  • 現在はパソコンの時代なので、認字で漢字を知っておけば文章の作成が可能である。

認字教育の方法

認字教育の心構え

認字教育の実践例

下の漢字を5回読んで復唱させます。

(ひく)(はね)(くも)
(えん)(とおい)(なに)

(科学(かがく)のか)(なつ)
(いえ)(うた)(かい)

(絵画(かいが)のが)(あう)
(うみ)(え)(そと)

(かど)(たのしい)
(生活(せいかつ)のかつ)
(あいだ)

※小学校1年生対象の実践例です。

漢字が読めたかどうか試しに子供に発音させます。

引羽雲園遠何科夏家歌画回会海絵外角楽活間

お子さんはどれだけ漢字の読みを覚えたでしょうか?

認字教育研究会 出野文莉
ごあいさつ

初めまして。出野文莉と申します。
私は、中国での小学校の漢字教育の方法の中で認字教育が非常に大きな成果が得られていることを知り、この方法を日本で実践すると多大な効果が得られることを確信し、この方法を広めていきたいと考えております。

日本では小学校1年生に漢字教育として写字を80字教えますが、中国では同じ小学校1年生に写字354字、認字736字を教えます。私は、日本において小学校1年生に80字の写字教育の他に認字を160字(2年生の漢字)教えることを提案したいと考えております。その結果、論理的思考の優れた児童を育成し、他の教科にわたって成績の向上が見られることを期したいと思います。

当研究会の趣旨にご賛同いただいた学校には、国語教育の際の一日15分の認字教育の模擬授業の資料と実践方法の指導をさせていただきたいと存じます。
ぜひ、私たちの活動にご賛同いただき、認字教育の魁(さきがけ)を互いの協力で開発したいと思います。よろしくお願い申し上げます。

大阪教育大学教育学部
出野文莉

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