Q4.体力テストは昔からあったの?
 今の形とは違いますが、体力テストは昭和40年から体力・運動能力を調査
するために用いられていました。
 昭和36年に制定された『スポーツ振興法』により、「地方公共団体はひろく
住民が自主的かつ積極的に参加できるような運動能力テストを実施するよう
努める必要がある」と正しいスポーツの発展と国民体力の向上をねらいとする
スポーツテストができたのです。
 その後「小学校スポーツテスト」「壮年体力テスト」「小学校低・中学年運動
能力テストが加わり、体育・スポーツ活動の指導の場で広く活用されるように
なりました。現在行われている体力テストはスポーツ医学・科学の進歩や生活
の変化による体位の変化などに伴い、作られた「新体力テスト」と言います。
年代 名前 テスト項目
昭和39年 スポーツテスト @体力診断テスト
・反復横とび
・垂直跳び
・背筋力・握力
・踏み台昇降運動
・伏臥上体そらし、立体体前屈
A運動能力テスト
・50m走
・走り幅跳び
・ハンドボール投げ
・懸垂腕屈伸(男子)
・斜め懸垂腕屈伸(女子)
B競技種目別テスト(選択)
・持久走
・急歩
・水泳
・スキー
昭和40年 小学校スポーツテスト @体力診断テスト
・反復横とび
・垂直跳び
・背筋力・握力
・踏み台昇降運動
・伏臥上体そらし、立体体前屈
A運動能力テスト
・50m走
・走り幅跳び
・ハンドボール投げ
・斜め懸垂腕屈伸
・ジグザグドリブル
・連続逆上がり
昭和42年 壮年体力テスト ・反復横とび
・垂直跳び
・握力
・ジグザグドリブル
・急歩
昭和58年 小学校低・中学年
運動能力テスト
・50m走
・立ち幅跳び
・ソフトボール投げ
・とび越しくぐり
・持ち運び走
平成11年 新体力テスト (全年齢共通)
・握力
・上体起こし
・長座体前屈
(6−11歳)
・反復横とび
・20mシャトルラン
・50m走
・立ち幅跳び
・ソフトボール投げ
(12−19歳)
・反復横とび
・持久走・20mシャトルラン
・50m走
・立ち幅跳び
・ハンドボール投げ
(20-64歳)
・反復横とび
・急歩(1500・1000m)
      20mシャトルラン
・立ち幅跳び
(65-79歳)
・ADL
・閉眼片足立ち
・10m障害物歩行
・6分間歩行