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「ことばと教育」受講生 ラップ歌詞創作

 2017年後期に行った「ことばと教育」の受講生がラップ歌詞を創作した。
「韻を強調した歌詞を作る」を解説し、「ラップ作詞支援辞書 400kb」を使うと作りやすいことを示した。

g177114

腹ペコ 愛猫 甘えん坊
マーマレード 頬張る 僕を
見つめる 甘える かわいく アピール
大きな 瞳が キラリ
僕は 君に くらり
心 揺らめく はためく
今日も 僕の負け

g177115

夏休み

やってきました 夏休み
あがってきました この気持ち
まぶしい日差し
楽しいきもち
今年の夏は 何をしよう?


のってきました 夏休み
待っていました この気持ち
つまった予定
友達固定
今年の夏も 順調だ


過ぎてきました 夏休み
わかってました この気持ち
残る宿題
増える思い出
今年の夏が 終わりゆく

g177127

さくら 揺れる 微か 触れる
あなた 清か わたし 赤い
となり 歩く 細い道
今は 昔 未だ 思い出す

g177128

セイリ
意味なく 不安で たまらない
ばらまく 浅知恵 つまらない
うきたつ 気持ちへ 戻りたい
いらだつ 気持ちへ 戻りたい

g177142

教育協働学科のうた

真剣な気持ちで新設した学科
進言したのは誰だったんだろうか
人文科学系撤廃という意見が震源か
いっぺんに諸大学がおののいた
陰険な空気を打破する新意見
いっそ学科ごと改組したらどうだろうか
そうして生まれた教育協働学科
一介の学科では掴みえない真価
インターナショナルを目指したその結果
その因果か難易度は多少難化した
みんなおいでよ教育協働学科
あゝ ぼくらの教育協働学科



g177508

開けたドアに頭ぶつけた
そんな私はうつけか
そんな記憶もふっとぶ
何年振りかのたんこぶ
今日の夜食はこんぶ

g177616

寒空の下 ざるそば
食べながら 青空
見上げながら ザクロ茶
そっと口に含んだ

g177617

「郊外の兄弟」
みかん好きな次男
帰還する時間
味覚が違う
僕らの放課

明日の会話
今度はロンド
ピアスを活かす
僕らの放課

g177632

「くだもの号」
とまとの親子が
いちごを直訴
待てど暮らせど
さくらんぼは甘えんぼ
全員船員
とびきりおいしい
おいらはドリアン
みかんは次男
ポンカンの音感で
ノリノリ波乗り
全員船員
とびきりおいしい

g177633

あなた(aaa)との狭間(aaa)は数多(aaa)
会いたい(aiai)、話したい(aiai)
叶わぬ(aaau)望み(ooi)に絡まる(aaau)思い(ooi)
身近(iia)な恋が叶うといいな(iia)

g177638

君がくれたサファイア
うちがつけたら華
国産地はジャマイカ
うちの名前はパパイヤ

g177640

題「わたしの結婚」
世界一おいしい
お母さんのおにぎり
お弁当に隠れた愛
わたしは一生忘れない
お嫁にいってもそばにいてね
お米を炊いて待っていてね
今度は一緒におにぎり作ろう
ほんとはいつでも恋しい泣きそう
これまで育ててくれてありがとう

g177718

朝日が昇る谷の間の光
私は起こす町の里子達

夕日の見える丘の上の景色
十二の季節の香る世の歴史

g177801

小さな 丘に 咲いた 花
ビー玉 飛ばし 泣いた まま
We are もやし 明日 鯖

g177803

たまにはやっぱり 家でまったり
二人毛布にくるまったり
重ね合える喜び 分かち合える悲しみ
ともに誓う心に さあ行こうか探しに

g177805

「アンパンと団欒」

寄り道恋しいアンパンの団欒
とびきり美味しいおにぎり目指して
フープにロープでワープする

とろけるワンタン手順は簡単
ハープのループが止まらない

g177807

今日は旅行 るんるん
だけど徐行 ぶんぶん
ゆっくり行こう おんせん

g177810

マカロニ マダムの 鮫肌
山盛り 余った 揚げ玉
生ゴミ 乾かす 明け方

g177814

おいしい おにぎり 恋しい 君
稲作 嫌がる 自堕落 君
下向き 気まずい 鰯のにおい
仕返し 冷や飯 にやりと刻む

k152021



サラダにバナナ
だったらやだな
サラダはお皿に
バナナはさよなら

サラダにバナナ
だったらまずい
食べる気さらさらないし
あだ名はバナナはやだな

まさかこんなサラダ
あなたとだから
サラダにバナナ
おいしいな



k152106

ラップ歌詞「もみじ狩り、2人よがり」
作詞:角谷仁

紅葉の赤黄に染められた橋
眼下に広がるは壮大な滝
隣には君の立ちすくむ足
いっぽ踏み出せばそこはもう秋

k152911

幅跳び 縄跳び
大差で 大敗
勝者には栄光
敗者には迷走

k162111

今夜も食べたい明石うどん
おんなのあげあしやばい呪文
HONDAも駆け出しあまい無論
そんな前髪ヤナギブソン

k162406

辛くても 暗くても どんなときでも

させられる仕事は 皿洗い
投げられる言葉に わだかまり

俺の楽しみ 3時のおやつ
俺のカッコいい サンジの骨格

k162410

あしたは雪(ゆき)だって
嬉しそうに君は笑う
僕はそっと(っと)後手(うしろで)をつかんで
君との未来(みらい)を思う

僕は無知(むち)だったって
もうそばにいない君を思う
一人ずっと(っと)雪解け(ゆきどけ)た街で
あの日以来(いらい)進めずにいる

k162722

yo-ro yo-ro blues

yo yo
俺は病でヨロヨロ
看病しに俺んとこ寄ろ寄ろ
挙動不審でキョロキョロ
満身創痍でボロボロ
そこにお巡りウロウロ
あっという間にピポピポ
一生牢屋でゴロゴロ
死んでもあの世でオロオロ
this is my yo-ro yo-ro blues Yeah.
where is my health yeah.

k164010

君が振り向く
あの夜は寒く
白い息が僕だけを包む
僕の右側は肌寒く
気づけば季節はもう冬

k164012

魚を食べたい
穴場の店で会いたい
山田は徘徊

k164016

ふたり歩く帰り道
迂回してはしゃぐ君
下り坂に差し掛かる時
向かい合って笑ったね
繋いだ手をぎゅっと握った
昔のままの小さなきみの手

k172103

青い迷い もがいて衷情
重い思い 抱えて常情
遠い願い 描いて強情

狭間で揺れる 俺は何者でしょう?

己の印象 気にして苦笑
子供と大人 狭間で揺れる
「チクショー」さあいきましょう?
あいつの嘲笑 こぶしで毀傷

k172126

椿咲く あの道 
二人 歩いた あの冬
思い出しては涙 ぽろり  
空を 見上げりゃ 
雨 はらり 
華やかな日々よサヨウナラ 
雨傘の中 つぶやいた
我儘に 別れを告げて

新しい日々を 歩いて






k172509

ようこそ気怠いニューイヤァー

お外 寒いや
とても ねむいや
今日は もういや
ハッピーニューイヤー
今年も もういや
ねむいや しんどいや
もう冬眠しようや
ようこそニューイヤー
ウィーアーイヤァァで ハッピーニューイヤァァー!!

k172511

「頑張れ」って真ん前の君が言うって
美少年による応援を背に
飛び立つ僕らを取り巻く環境
のし歩くヤツらを追い越す独壇場

k172516

あたまわるいや
おおつきもういや
あなたはいつしか キャラバンへ
センスがないから かけなくて

k174101

食べたい卵 買ってよ母よ
待ってるパパも ペットのタマも
みんなみんな 食べたい卵 
幼いままの 小さな僕も
おっかない母も 大きなパパも 
みんなみんな 食べたい卵
みんなみんな みんなみんな 

k174105

幕臣 発病 天然痘
薬品 治療 効かへんと
宅診 白状 治らんと
幕臣 往生 せぇへんと

k174106

冬の始まり 枯れ木ある町並み
マフラーぐるぐる顔の周り 真っ赤な鼻のわたし
おでんが食べたい でもあれもあり キャベ焼き
ポッケの中に入れたカイロ コートの中にいれっぱなし毎夜

k174110

親指の逆剥け
おうどんの生茹で
白だしで浅漬け
川端の片腕

k174111

タイトル「引っ越し」

奈良きた
やまぎわ
ちょー寒い

あがりや
溜まり場
めっちゃ来る

川音
かわどこ?
隣人
カタコト

k174303

今夜はみんなで晩餐会
みんなと朝まで楽しむかい
お腹いっぱいメシ食べたい
けど食べたら食べたでもうgood nigt

k174304

とっておきのホットケーキ
ママがもってたバナナのっけた
とってもおいしいほっぺおっこち
みんなで食べようウインナー
インターホンは気にしない
出るか出ないかキミシダイ
それでも許せるいい時代
お父さん怒るの厳しない?

k174305

そっと夫を支えるお前きっといい女
結婚できたこと、結構周りに感謝してる
我が家に産まれた長男坊 2人で育てる代わり番こ
近い将来腕組んで行こうぜ男同士 一緒に作ってこうぜ面白いストーリー
俺が怒ってものっぺりできるのがお前の特権
お前が骨折!?即決で仕事済ませ向かう住まい
人騒がせ!?人泣かせ!?そんなお前が一回り大きくなった俺幸せ



k174311

(1番)(Aメロ)
近所の暗い公園で 空想のシーソーをこぐ 君がいなかったら僕は浮いていけない
向かいに君がいたらいいな そう思う
(Bメロ)
昨日君が旅立ってから 僕は何度も天を仰いだ 黒い月が顔を出す 
(サビ)
君を夢の中から 救い出して 他愛もない会話 一緒におでかけ するんだ
そして君の作ったスープを掬って 温まりたいな
(2番)(Aメロ)
僕はやさしく微笑んで ヒーローを繕う でも君がいなかったら僕は生きていけない
世界に危機が訪れたら どうだろう
(Bメロ)
いつか君が帰ってくるまで 僕は何度も天に願った 白い光が僕を指す
(サビ)
水を舟の中から 掬いだして 何もない深海は 恐怖に包まれてるんだ
たとえ僕を救っても 凍え果ててるんだ
(Cメロ)
やっと君に会えたのに なんだかとても不機嫌そうだね
でもこうして元の生活に戻れたから いいじゃない
(サビ)
君の夢の中へと 飛び込んだ 叶わない願いは 今日僕に望みを生んだ
やっと君とシーソーをこげるね あぁ当たり前か
韻を踏んでいる箇所
1番Aメロの「公園で」と2番Aメロの「微笑んで」
1番Aメロの「空想のシーソー」
2番Aメロの「ヒーローを繕う」
1番Aメロの「浮いていけない」と2番Aメロの「生きていけない」
1番Aメロの「向かいに君が」と2番Aメロの「世界に危機が」
1番サビの「君を夢の中から」と2番サビの「水を舟の中から」
1番サビの「他愛もない会話」と2番サビの「何もない深海は」
対比
1番Bメロの「黒い月」と2番Bメロの「白い光」
1番サビの「温まりたいな」と2番サビの「凍え果ててるんだ」
設定としては、恋人を亡くした主人公。1番では近所の公園にいき一人ではシーソーは漕げないなぁと嘆き、恋人との何気なかった生活を思い返している。1番Bメロの黒い月は悪いことが起こるという暗示
2番Aメロは自分は君のヒーローだけど君がいないと自分は生きていけない。たとえ自分がウルトラマンみたいな地球のヒーローだとしても地球に危機が訪れたら君だけを守る(それぐらい愛している)かもしれないとうこと。2番Bメロで白い光(主人公にとっての希望)を暗示。2番サビは舟(=自分の心)が欠けてし水が流れ込んでしまう。海の中へと沈んだ自分はもう助からないだろうという妄想(=もし自殺をしたらという妄想)。
結局、Cメロ〜ラスサビで主人公が恋人に会いに行くため、自殺をし、(あの世で)再会するのだが、恋人は彼が自殺することを望んでおらず不機嫌。
しかし、主人公は恋人に会えた喜びのあまり自分が死んでいることにも気づていないというオチ。
黒い月と白い光は自殺を表しているのだが、1番が黒、2番が白となっている。これは主人公の気持ちもあらわしており、1番の方は自殺することを後ろ向きに考えており、黒。2番の方では自殺することが前向き(恋人に会える)な気持ちに移り変わっている。
完全に自己満足のつもりで韻を踏んでやると思い立って作詞をしたけど、なんかすごく重たい内容になってしまった。別に病んではないです。

k174312


明日 話す あの話
確か カラス 目の当たり
涙 分かる 窓明かり


k174419

毎週水曜のTFTうどん
おいしいことは無論
世界の子供を救う呪文
そんな食感はデュポン
食べた俺の夢はルソー

k174509

ご飯を食べに 友に会う
ロマンを彼に 思い出す
またねといったきり
おごるといった君
女の子には払わせないと でも
そんなことはいいから早く
金返せよ
10年前に貸した金 終電前のご飯代
金返せよ
きっちり現金で 一気に善心で
ぴったし1256円返してもらおうか
 

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