普通 | = | 1点 |
うまい・面白い | = | 2点 |
ベスト作品 | = | 10点 |
25101 | 発句 遊歩道 行き交う人と 秋の風 A 脇 もみじといちょうが 葉おとしにけり 第三 見渡せば いるのは空の うさぎだけ 四 うかびうつる 月見のだんご T 五 虫の音に 耳澄ましつつ 手を握る A 六 握るはなぜか 父と母の手 七 離すまい いがぐりみたく しっかりと 八 愛の語らい もみじも照れる T | 43点 | 29位 |
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42453 | 1:背を叩き 紅葉饅頭 出来上がり 2:腫れて赤くて 赤ちゃんの手 3:虫の音に 歌う我が子に 頬寄せる 4:我が子の温もり ひたと感じる 5:目覚めれば 丸い大きな 月一つ 6:月を背にして 一人の散歩 7:歩み出す 我が懐に きび団子 8:犬・猿・雉で さあ出発だ | 42点 | 31位 |
42464 | 発句 通学路 黄色に止まる 赤とんぼ 脇 夕暮れ時に 友達遅れる 第三 肉まんを ファミリーマートで 分けあった 四 奴は肉まん 俺はピザまん 五 ほかほかの ほっぺを2人 つつきあう 六 胸はいっぱい 財布は空っぽ 七 財尽きて 夜道をふらつき かぜをひく 八 たどりついたは 夜中の公園 | 90点 | 3位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
「奴は」と言っているのに、二人でほっぺをつつきあうという動作がおもしろかった。恋人同士なのか、友人なのか、考えながら読めて良かった。通学路とあり、帰りに買い食いしているから、きっと高校生なんだろうな、と思った。なんだかほほえましい、日常にありそうなシーンをうまく、おもしろく表現していて、一番心に残ったのでベスト作品に選んだ。(54207) | |||
面白い。いいのか悪いのか、俺にはよくわからないけど、ほかとは違った作風で目立っててよかった。(62104) | |||
まず、発句においては「黄色に止まる赤とんぼ」という色の対比がとてもきれいだと感じた。しかも、十七文字のなかでうまく場面背景を印象付けており、後の句を読みやすくしていることから、発句としての役割を十分に果たしていると考えられる。また、私がこの連歌において最も気に入っているところは、所々に置かれているユーモアである。まず、「夕暮れ時に友達遅れる。」友達を待っているのでもなく、一緒に帰っているのでもなく、あえて「遅れる」としている。ここがはじめに読み手のわき腹をつつくのだ。次に、三句から四句にかけての「肉まんを ファミリーマートで 分けあった 奴は肉まん 俺はピザまん」というところである。「ファミリーマート」「ピザまん」というカタカナを配置することでこの句にさりげない現代っぽさを持たせている。ここでのユーモラスなところは、遅れてきた友達とともに肉まんをほおばるという行為で、二人の仲のよさを印象付けているにも関わらず、一人は肉まん、もう一人はピザまんというちぐはぐさも見せているところである。また、ピザまんというチョイスが、「俺」の個性を現しているようで非常に面白い。次の五句では「肉まん(あるいはピザまん)」を食べることを「ほっぺをつつきあう」というように言い換えるというテクニックも用いている。これによって、前後のユーモアが単なる面白いものとして片付けられるのではなく、試行錯誤されたうえのユーモアとして、きらりと光って見えるのである。さらに、次の六句では、「胸はいっぱい 財布はからっぽ」という、相対する二つの言葉を用いることで、軽快に、かつほほえましい印象を受けることができる。わずかしかなかったお金を、「ファミマの肉まん(あるいはピザまん)」に使い切ってしまったという行動から、後先考えない「俺」と「奴」の人間性が浮き彫りにされている。そして私は、ここで彼らにとても親近感を覚えた。そして、彼らの悪状況は六句では終わらず、七区に持ち越されている。財が尽きる上に、風邪をひいてしまうのである。ここまでくると、面白かつ、あわれである。この句の最も上手いと思うところは、偶数句に必ず落ちを作っていることである。それによって、読みやすく、またこまめに笑いを誘われるのだ。しかし、最後の八句にのみ、落ちが無い。「たどりついたは 夜の公園。」一体この後、夜の公園で何が!?と思わせる。そして、これまで連歌に「想像させられる」側だった読み手は、「想像する側」になるのである。つまり、この連歌は読み手に深い余韻を残し、かつ、読み手自身が好みのようにこの連歌に「落ち」とつけることができるのだ。以上の理由から、私はこの連歌こそがベスト作品だと思った。(62417) | |||
すごく身近に感じることができるところが面白いと思いました。(62426) | |||
42486 | 発句:目覚めれば 秋の大空 すみわたる 脇: ふと聞こえるは 人々の声 第三:汗まみれ カメラ片手に 運動会 四: 走る父親 子を追い抜かす 五: 追いかけて 子も負けじとし 食い下がる 六: さびしい背中 惜しくも二着 七: 背を流し 大きくなったと 風呂の中 八: 家に満ちるは 秋刀魚のにおい | 109点 | 1位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
自分も参加した連歌だったのですが、秋の運動会の日の一日が流れが上手く表現できていると思います。(42453) | |||
情景が目に浮かぶようであり、親子の係わり合いの良さが伝わってくる作品でとても和やかな気持ちにさせてもらいました。(52420) | |||
情景が目に浮かんで面白かった。(62445) | |||
とても運動会の親子の様子が描かれていておもしろかった。最後の持って行きかたも上手だなぁと思った。(62476) | |||
目覚めたら、きれいな秋晴れで運動会日和。もう小学校からは運動会のざわめきが聞こえる。父親は子どもの勇姿を映そうとビデオカメラを片手に出かける。徒競走、息子の出番。息子の前からのアングルを撮ろうと走る父親。息子も父親につられて必死に走り、何とか父を追い越す。しかし、父親のビデオカメラにおさまったのは、二着の息子の後ろ姿だった。その夜、一緒に風呂に入る父と息子。子どもの成長を感慨深げにしみじみと思う父親。浴室まで漂ってくる焼けた秋刀魚の匂い。 以上が私なりのこの連歌に対する解釈です。視点はおそらく父親で、暖かい家族の風景が思い浮かびます。小学校に入学して初めての子どもの運動会なのではないのでしょうか。お風呂に入って幼児でなくなった息子を愛しく感じているように思います。焼けた秋刀魚の匂いが何かほっとさせるようなものを感じさせます。(62479) | |||
52408 | (発句)秋刀魚雲 母ちゃん待って 猫が鳴く <甘栗> (脇) どこに向くのかな うちの猫の尾 <し> (第三)目を細め ひげを震わせ 駆け出した <林道> ( 四)夕日に照らされ 影が追いつく <捏造> ( 五)包み込む 呼ばれし声か 誘惑か <甘栗> ( 六)母ちゃんの声 何よりも強し <し> ( 七)飛び込んだ ブーツの踵に あるものは <林道> ( 八)二人で過ごす 秘密のねぐら <捏造> | 41点 | 33位 |
52420 | 捏造=本人 発句:パンプスが ブーツにかわる 涼しさや (捏造) 脇 :駆け抜け往くは 木の葉色かな (甘栗) 第三:プレッシャー 人一倍だね アンカーさん (し) 四 :紅いたすきを 空へと放る (林道) 五 :もうゴール いやまだ秋は 終わらない (捏造) 六 :駆けて走って 転んで笑え (甘栗) 七 :笑い顔 どんな空気も 晴れにする (し) 八 :空へと還る 笑顔のかけら (林道) | 41点 | 33位 |
52439 | 発句:夕焼けと もみじに染まる 友の顔 >た 脇 :大きく笑い 揺れる影かな >あ 第三:赤き雲 脇に寄り添う 一番星 >み 四 :星に願うは 明日のことかな >お 五 :煙立つ ほのかな香り 石焼芋 >た 六 :子どもの声が 私を誘う あ 七 :何気ない 今日という日が 明日へと続く >み 八 :優しい笑顔 またあした >お | 57点 | 9位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
夕方に友と別れるときの光景が目に浮かび、作り方がうまいなと思いました。(42486) | |||
52471 | 発句 松茸の 薫り溢れる 夜御飯 (みよ) 脇 心もお腹も 満足になる (ぴぐ) 第三 秋風を しっとり感じる 風呂あがり (おか) 四 心身共に 憩いの時間 (やま) 五 ビール空け 鈴虫の声 澄み渡り (みよ) 六 火照った体 秋風冷ます (ぴぐ) 七 静かな夜 虫の音奏でる オーケストラ(おか) 八 耳をすませて 静かに眠る (やま) | 57点 | 9位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
秋の静かな夜でしょう。くつろいでいて、幸せそうな感じが伝わってきました。(62406) | |||
52477 | 発句:薫風に 流れるススキ 秋の空 脇 :広がる雲を 眺めれば 第三:我が心 かすかな光に 吸い込まれ 四 :どこか懐かしくどこか寂しく 五 :哀愁に 漂う気持ち おさえゆく 六 :道を彩る 紅葉踏みしめ 七 :赤黄色 山のキャンパス 鮮やかに 八 :景色を楽しみ 昇るエスカレーター | 43点 | 29位 |
54207 | 発句:秋の空 思い出すのは 赤とんぼ 脇:あみを片手に 夕暮れ共に 第三:向こう山 緑葉のもみじは 赤や黄に 四:季節の流れ 窓から見える 五:窓の絵が 銀白になり 冬景色 六:きらきらまぶし 希望の光 七:登校中 隣の家の 軒につらら 八:折って遊んだ あの冬の朝 | 46点 | 22位 |
62101 | 日射し浴び すくすく育つ 緑の穂 我が一番と 競いて居たり 足下を 見ると来迎 虫の子らよ その数を見て 季節を感ず 草むらに 入りて手折った すすき草 命の輝き 今こそ散る 兄弟よ いつか夢見た 黄金の 地に踏み入って 生涯をなす | 54点 | 14位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
草むらの様子が目に浮かぶようでした。終盤では読み手に向けたメッセージ性もあって、心にしみいる作品だとおもいます。(62102) | |||
62102 | 夕焼けに 照らされゆれる 通天閣 <金魚> 幾年経てど なお変わりなく <雅男> 幾千の 命の流れ 見守って <乙二> 浪花の町は なお栄えゆく <孟徳> 古くとも 人の心に 輝けり <金魚> 強き思ひを 胸に抱きて <雅男> どの季節 見守る覚悟 これからも <乙二> 経ち続けよう いついつまでも <孟徳> | 63点 | 7位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
気取った作風なのに、嫌味っぽく見えない。通天閣に焦点を絞ってあり、終始一貫した内容になっていてわかりやすく、場面のイメージもしやすい。通天閣の力強さが本物以上に伝わってくる作品です。(25101) | |||
62103 | 夏去りて 吹く風さみしく 打ちつける 王女 上を仰げば 空天高く しめじ 秋深み 月見る時間の 長きにて 細 本を読みつつ 居寝りにけり 板倉 はらはらと 肩に宿った 白き精 王女 冷ゆる手をもみ 作るかウサギ しめじ 気に残る 紅葉少なく なりぬれど 細 散りて芽生える 新たな息吹 | 56点 | 11位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
本格的というかちょっとプロっぽい感じがしました。(61507) | |||
62104 | 運動場 無数の影の 赤とんぼ 乙二 追いかけまわる 小さな影 孟徳 赤いほほ 時間も忘れ 遊ぶ子ら 金魚 鼻たれ小僧も あの悪がきも 雅男 暗闇で 耳につんざく 声も消え 乙二 冷たい風が 町にやってきた 孟徳 聞こえるは 家族団らん 笑い声 金魚 この声永遠に 絶つことなかれ 雅男 | 46点 | 22位 |
62105 | 発句:虫の音に 長く感じる 秋の夜 脇: 団子を食べる 都会の月夜 第三:知らぬ間に 秋風香る 部屋のなか 四: 月の光が さしこんでいる 五: 三日月の 冷えた光に 包まれて 六: 明日という日へ 時は流れる 七: さあ寝るぞ 時間の長い 夢の中へ 八: でも起きると まだ寝たりない | 45点 | 25位 |
62107 | 夕焼けに こっそり隠れる 赤とんぼ 孟徳 子供に追われ 一人旅行く 金魚 変わること 無く思われた この景色 雅男 忘れ去られて かげも見えぬ 乙二 男一人 光に向かい 歩み行く 孟徳 心に想う 香は懐かしき 金魚 思い出の あの丘の上 もう一度 雅男 今でも変わらぬ 故郷への愛 乙二 | 47点 | 20位 |
62108 | 発句 オレンジに 輝く香りの きんもくせい [り] 脇 漂う甘さに ふと足とまり [あゆみ] 第三 夕暮れ時 お腹がうなる やきいもに [P] 四 あっという間に ガブッと咬みつく [たけし] 五 目の前を よこぎったのは 赤とんぼ [り] 六 夕焼け空に 切なさ残る [あゆみ] 七 のろのろと 浮かびはじめた 空の月 [P] 八 月に照られて 涙流れる [たけし] | 41点 | 33位 |
62109 | 発句 春一番 桜舞い散る 河川敷 脇 犬の散歩も 心が弾み 第三 歩を止めて 天を仰げば こいのぼり 四 育てよ育て 子供の未来 五 光りたり 青葉につきたる 朝露よ 六 こぼれ落ちれば 地面に注ぐ 七 群を成し 謳歌続ける コオロギに 八 その生命よ さぁ輝き叫べ | 42点 | 31位 |
62110 | 発句 手の中に ふと消えてった 初雪の (しめじ) 脇 求むその手は 冷たくなりし (細) 第三 あたたかな スープ持つ手に つやもなし (板倉) 四 寒き地にて 一人生き抜く (王女) 五 ついに見た あのあたたかさ 手離さぬ (しめじ) 六 寒き日中も 手は温かし (細) 七 ぬくもりを 感じて眠る 朝十時 (板倉) 八 布団めくれば ちぢみて起きる (王女) | 55点 | 12位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
統一感のとれた歌で、冬の寒さと寂しい感じがひしひしと伝わってきます。ひとりで詠ったのではないかと思うほど、全体として同じような視点から詠われているのがいいなと思いました。自分のものを始め、結構視点が3次元的にも4次元的にも飛ぶものが多かったと思うので。。(62475) | |||
62405 | 夕陽落ち 波がさらった 夏と君 INA ただ口にするは あの二文字 ハンカチ王子 この二文字 届くことなど なかろうに 愛の意味教えてください もどかしくとも 叫び続ける ハゲ あの夏に 置いてきたもの 今はもう INA とりもどすことなど ありえるか ハンカチ 今ここに 残るは涙の 塩の味 愛 甘くはなかった 君といた夏 ハゲ | 102点 | 2位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
こころに残りました。(46306) | |||
さっきのに学籍番号を書き忘れました。過ぎ去った恋愛に対しての想い、というテーマが一貫して通っていたので、とても詠みやすかったです。今風の雰囲気や8回でしっかりとまとまっているところも凄いと思います。ただ、似たような表現が繰り返されることもあり、すこし間延びしてしまう様子もなきにしもあらず、です。私的には作者名の“愛の意味教えてください”を歌に使って貰いたかったです。(62110) | |||
夏と“君”が去った後の切ない感じが出ていてよかった。とっても綺麗な作品に仕上がっていると思う。(62437) | |||
夏の終わりの悲しい出来事が想起される作品だと思います。楽しかった君といたあの夏はもう来ない…自分の経験と重なります。泣(62457) | |||
夏の間の甘く、そして切なかった恋の様子がすごく伝わってくるような気がしました。(64210) | |||
62406 | 発句: さつまいも スッコプ踊る 小さな手 脇: リズム刻んで あなたも僕も 第三: 時たてど 再び同じ とき願い 四: あの日の写真 あの時の思い出 五: 土まみれ わが子の手を引き 晩ごはん 六: 小さなもみじと 真っ赤なりんご 七: もみじの手と りんごの頬 八: 愛らしく想う 君がいること | 68点 | 5位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
スコップがリズムを刻んでいるという感性が好きです。また、さつまいもを掘っている時間が子供と一緒に掘っている今や、自分の子供時代など、自在に移動できて動きがあると思いました。(52434) | |||
直接的な表現を使っていないのに、その場面を想像できるのが良いと思った。(62454) | |||
62414 | 寒空に 一人ベランダ しんみりと さんま焼けたか 響く低音 久々に 家族と囲む おでんかな オレははんぺん 私は卵 背伸びして つけるカラシ 大人味 赤くなる鼻 額から汗 口直し 飲み込むジュース まだ子供 時が過ぎれば 僕も大人に | 45点 | 25位 |
62426 | いくつかの 見える輝き 手をのばし アオ とどかぬ我が手 じっと見つめる 新月 天を衝く 鉄塔の先の 満月や 檸檬 ただ存在を 静かに届け アオ 照らされて 伝わる光 ここちよい 新月 掴む端から こぼれるとしても 檸檬 わずかでも 手にする夢を みつづけて アオ 自分の背を押し 歩みつづける 新月 | 47点 | 20位 |
62427 | 発句 月影や 背後に迫る 気配かな 脇 白い団子と つどいし仲間 第三 笑う輪と 騒ぐ杯 まだまだと 四 月の光も まだ沈まぬよ 五 煌々と 燃ゆる想いも 冷めやらぬ 六 まぶたとじれば 焼きついている 七 あの道に 今年も行こう 月見草 八 また来年も 亡き友のため | 71点 | 4位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
結末に、全く予想もしていなかったものが登場することで、もう一度読み直そうと思わせるような演出が、すばらしいと思いました。(62106) | |||
なんとなく好きです。これといって理由はないけど、秋の月を表現しながら創作者側の心理描写もあって伝わるものがあった。(62487) | |||
62428 | 月の下 おでんを食す さんまもね 来たるべき鍋の きせつを思へば 予想外 まだ汗の出る 不思議な日 アイス食べたい わがまま言うと 夢の中 幻と知り 闇染まる 一輪挿しは 思ひ出の花 チューリップ 並んで咲いた 家の庭 すべてかすみの あの向こう側 | 51点 | 17位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
正直どれも変わらない気がしたので自分のが一番良い出来に見えた。(62428) | |||
62447 | 発句:ヨーイパン あの子目指して 踊る汗 脇:わき見走り トラック周る 第三:声援に かき消されそうな この想い 四:小さくなれども 消えることなし 五:応援席 思い返すは あの香り 六:君の髪の 香り浮かべて 七:秋空に 高まる想いと 裏腹に 八:夕日に沈むは 君の想いか | 51点 | 17位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
学校生活の秋のイベントといえば、やはり運動会ですね。運動会と淡い青春の思い出が合わさっており、どこか懐かしく感じました。(52471) | |||
62454 | ペダルこぎ 夕日がうたう 晩ごはん 夕日か熱か 頬を染め 赤くなる 青いりんごが 熱されて そろそろ来るかな 秋風やきいも 春がきて 夏が終わって 秋が来て あかねももみじも あざやかになる 巡る時間 ここにみるもの すべては変わる 変わらぬものは 夕日のみかな | 55点 | 12位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
最初の「ペダルこぎ 夕日がうたう 晩ごはん」で、うたにスピード感が出ているような感じがしてあとの部分もテンポよくよむことができた。始めと終わりが夕日で統一されていて、夕日の中で自転車をこぎながら秋を感じている様子が表されていると思った。(62108) | |||
62455 | 発句:あざやかに 駅に彩る 黄色い帽子 脇:白線ふまぬ 青信号も 第三:フォアボール ベンチでお昼寝 赤とんぼ 四:眠い目こすり 目でなぞる 五:ぽかぽかの 干した布団を またかぶり 六:母の呼ぶ声 虫の音とまる 七:雪が舞う 手袋よりも あなたの手 八:ぬくもりもとめ 手袋はずす | 51点 | 17位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
場面の変転に色彩を介した工夫が見られ、その点が妙であった。(62427) | |||
62459 | 発句 恋の秋 ピンクにそまる 少女かな >の 脇 嘘丸出しで 「風邪気味なんだ」 >さ 第三 秋風の にじむ寒さに 色落とす >い 四 隙間を埋める 淡い音楽 >の 五 あたたかな 目覚まし時計で 朝寝坊 >さ 六 瞳の中で カーテン開ける >い 七 寒さ増す クローゼットは 窮屈に >の 八 わたしの出番と マフラー陣も >さ | 46点 | 22位 |
62462 | 発句: 秋風と 鍋の季節が やってくる か 脇 : なびいて揺れる みだれ髪かな え 第三: 芋を焼き 一緒に食べる 恋人もなし き 四 : おならのにおいで 吹っ飛んだ み 五 : そのおかげ 絆深まり 愛燃える か 六 : ランプに灯す 火消えぬ間に え 七 : 餅を焼き 一緒に食べよと 誘ったら き 八 : 「いつか必ず」 流された み | 52点 | 16位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
ベスト作品は、62462だと思いました。ベスト作品ナンバーが62455で途切れていたので、ここに書き込みました。(62477) | |||
62467 | 発句:自転車の 風と届く 金木犀 脇:ほのかに香る 秋のにおい 第三:赤とんぼ 夕焼け空で およいでる 四:オレンジ空で あちこちおよぐ 五:たくさんの コスモス咲いた 河川敷 六:ピンクに染まる 君のほほ 七:ゆらゆらと ゆれるコスモス おどってる 八:秋の知らせを みなに届ける | 53点 | 15位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
秋の雰囲気とほんわかした空気が伝わってくるような作品でした。(62101) | |||
62474 | 発句 体育祭 砂にまみれて 地面蹴る 脇 いつもと同じ 親友の顔 第三 横一線 火花を散らし 風を切る 四 額に巻いた みんなの思い 五 息をのむ 周りを囲む 人の群れ 六 短く長い 白線の上 七 ほぼ同時 一緒に踏んだ 目的地 八 顔を上げれば 親友の笑顔 | 58点 | 8位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
ストレートな内容で爽やかな気持ちになれた。実際は数十秒の出来事だが、緊張感が伝わり長く感じた。(62107) | |||
62475 | どんぐりを 転がす子供ら 母が呼ぶ 夕日に伸びる 大小の影 暗闇に 静かにゆれる ぶらんこに 二人で語る 遠き思い出 振り仰ぐ 月は黄色く 手を伸ばす 届かぬものは 夢と同じ 時流れ あの日の夕日 思い出す 月と夕日と 友の横顔 | 64点 | 6位 |
ベスト作品に選んだ人の感想 | |||
発句と脇に魅かれた。秋の物寂しさとこれから寒くなって人が寄り添いはじめる感じが伝わってきた。(62109) | |||
きれいに続いていたと思います。(62430) |