|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
皆さんの中には「体力=運動能力(運動神経)」とイメージされる方が多いのではないでしょうか?もちろん、運動能力は重要な体力要素のうちの1つですが、これからはもう少し広い視野で体力というものを知っていただきたいと思います。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
体力とは…
体力とは、人が運動するときに必要となる筋力や持久力などの「身体的な力」、自ら取り組もうとする意志などの「精神的な力」の、大きくは二つの要素からなるものです。(右図を見てください)
人の運動には、スポーツだけではなく、日常の生活における、立つ、歩く、座るなどの運動も含まれます。「朝礼などで、立ち続けるとフラフラする…」「階段や坂道などを歩くのは疲れる…」「体を動かすのが面倒…」など、体力にかかわる問題を数え上げるときりがありません。体力は、人が健康に生活していくうえで欠かすことのできない大切な力なのです。
子どもは体力の向上を!
大人は体力の維持を! |
 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
とりわけ、小学校期の子どもは、脳や神経系の機能が飛躍的に発達する時期ですから、いろいろな動き習得するのに最適な時期です。様々な運動をなめらかに上手にできるという力は、この時期の適切な運動の経験を通して、よりよく育まれます。言い方を換えると、この時期に適切な運動経験の積み重ねがない場合は、成人になってから動き(例えば、自転車に乗るための体の動きなど)を習得するということはかなり難しくなってきます。
(左図をみてください)
一般的には、成人以降になると、体力をどんどん高めていくということは難しく、子どもの頃に高めた体力の低下のスピードをいかにゆるやかにしていくかが、健康な生活を送るうえで重要な課題になってきます。
子どものころに体力の基盤をしっかり養うことで、年齢を重ねていっても、明るく活力ある生活を送る事が出来るのです。 |
 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
「体力とは」で説明したとおり、体力は体育やスポーツの場のみで必要なわけではなく日常生活を過ごすための大事な力になるのです。
つまづいた時に顔からこけてしまったことはありませんか?
すぐに風邪をひいてしまいませんか?
長時間同じ姿勢(朝礼でのたちっぱなしなど)ができないことはありませんか?
授業になかなか集中できないことはありませんか? |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
近年「子どもの運動生活の二極化」が問題視されています。これは、「運動する子どもはするけど、しない子どもはしない」という状況のことを指すものですが、両者の幅が年々大きくなっており、そのことが子どもの体力を全体的に(平均で)みると、低下させているのではないかとも考えられます。
都市化、機械化、情報化が進んだ今日の社会では、生活が楽になるのと引き換えに、運動の機会を減少させることになります。また、テレビゲームの普及や遊び場所の減少は、子どもの外遊びや運動の機会の減少に拍車をかける結果となってしまっています。
子どもが、社会を変えていくことはできません。子どもが安心して活発に外遊びや運動に親しむことができる社会を築いていくのは大人の責任です。子どもの体力向上には、子どもの主体的な努力を支える大人の努力が不可欠です。 |

昭和60年と平成21年度の比較(男子)

昭和60年と平成21年度の比較(女子) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
我が国では、昭和39年以来「体力・運動能力調査」が実施されていました。
現在の「新体力テスト」は、平成11年度の「体力・運動能力調査」から導入されています。全国的な規模で毎年実施されるものであることから、体力の向上、低下の指標として「新体力テスト」の結果が多方面に利用されています。
しかし、「新体力テスト」は、身体的要素の体力であり、その結果から直接的に精神的要素の体力をみることはできません。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
人間の健康や体力について、良いか悪いか、高いか低いかを評価するための絶対的な基準が
明確にあるわけではありません。
「大阪の子どもは体力が低い」と言えるかどうかは、とても難しい問題となります。しかしながら、全国規模で実施される新体力テストの結果から、他の都道府県の子どもとの相対的な比較は可能となります。
そこで、現在の方式で新体力テストが実施されるようになった平成22年から3年間の結果をもとに、大阪の子どもの体力の現状についてみていきます。
下の図をみてください。大阪府の子どもの体力を100点満点中何点かをあらわしたものです。 |
|
|
|
|
 |
|
|
|
|
|
小・中学校の男女ともに、50点以下ですね。もうちょっと大きくしてみましょう。 |
|
|
|
|
 |
|
|
|
|
|
|
一番高い点が平成20年の中学校女子の17点ですね。平成22年は中学校男子と小学校女子は0点です。この点数を国語や算数・数学のテストで出してしまったらどうしましょう!!
大阪の子どもの体力は低いといえそうです。しかも、(種目によっては順位をあげているものもありますが)体力合計点でみると、年々低下傾向を示しています。この結果は、あくまでも、身体的側面の体力について、他の都道府県との比較で相対的に評価したものですが、客観的な事実として受け止め、大阪の子どもの体力向上・健康に育つ力がさらに強力に推し進められることの大切さを示すものと考えられます。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|