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絹谷幸二 天空美術館でのワークショップ

絹谷幸二 天空美術館でのワークショップ

DETAIL:

  • 対象:
  • 小学生~中学生
  • 実践者:
  • 美術館キュレーター

DESCRIPTION:

 アート と ともだち』実践ワークショップとして、絹谷幸二天空美術館独自に参加募集を募り、6月2日(日)<午前の部:5名、午後の部:6名>、8日(土)<午前の部:7名>、23日(日)<午前の部:6名、午後の部:5名>の日程<人数>で開催いたしました 。
 今回は、ワークショップの導入パートとして鑑賞作品の中から様々な色と形を抜き取った「色と形のシート」を積極的に活用しました。子どもたちに好きな「色と形のシート」を選んでもらい、先ずはアイスブレイクでそのシートを使った自己紹介。なぜその形を選んだのか?なぜその色が好きなのか?などを発表する中で、子どもたちそれぞれ視点を垣間見ることが出来ました。その後はシートと鑑賞ルーペを持って、いざ展示室へ。ゲーム感覚もありながらの鑑賞で、子どもたちの楽しそうな姿が印象的でした。その他プログラムとしては、絵合わせ(モザイク状の台紙に絵画のパーツを合わせる遊び)、対話型鑑賞、3D映像鑑賞、ざっと見鑑賞(短時間で展示室内の“気になる”作品を見つけ、その“気になる”ポイントを発表)を行いました。
 プログラム全体を通して、これまでは約90分の絵画鑑賞で子どもたちが疲れてしまったり、集中力が持続しなかったりするケースが多々あったのですが、今回は中盤に少し休憩時間を挟んだこともあって比較的、子どもたちが集中出来る環境をつくれたのではないかと感じました。また、導入パートの「色と形のシート」を使った鑑賞を通して、絵画の(一つの)見方をお伝え出来たこともその要因の一つと捉えています。プログラム最後の振り返りでは、今回の鑑賞活動を通して、「絵画は様々な色と形で構成されていることに気がついた」「一つの作品を集中してみると色々な色が見える」という意見が多く見られました。その他「人の作品は、人それぞれいいところがあって見るのが楽しくなった」「いっぱいしゃべった」「美術館へ行くことが楽しくなりました」といった意見も見られました。(2024年6月実施)

対話型鑑賞の様子

「色と形のシート」実践の様子1

「色と形のシート」実践の様子2

絵合わせの様子

ざっと見鑑賞の様子