大阪教育大学 国語学講義受講生による
この授業では、問題の作り方を中心に学びました。今までは、問題は解いたり、教材分析をしたりと、そもそもある問題を用いたような活動しかしてきませんでしたが、初めて作ってみてどういったところに注目させたいかなどがち密に組み込まれているのだなぁと思いました。ギリギリ当たるかどうかといったような回答なども織り交ぜつつ作るというのは非常の手がかかりました。
また、小説の活動はあれほどの文章を自分で作るという活動自体がそもそも少ないので、楽しく取り組むことができました。今回はなかなか上手に描くとはいきませんでしたが、気が向いたら書くなどして文章力も上げていきたいと思います。ありがとうございました。
講義で問題を作っていく中で、形式的にするのか内容的な問題にするのか、そのバランスが難しいなと感じました。本文全体の構成や構造の理解と内容の理解を問題で解いていく中でも考えさせたいときには、設問の順番や構成も重要になるということを学びました。実際に作っていく中で説明的教材、物語教材、文学などジャンルによっても問題の作り方は異なるし、学年によって難易度も考えないといけないという点に気づきました。クイズジェネレーターを十分に使いこなすことが出来ず、作りたい問題(穴埋め問題など)が作成できなかったのが心残りです。また、どちらかと言えば説明的教材の問題作りのほうが自分は苦手で、文学作品のほうが問題を作りやすいという傾向が知れてよかったです。
この授業を通して、様々な教科書教材から問題を作るという経験ができた。
教材から問題を作るためには、そもそも論として題材とする教材を読み、分析しておく必要があると改めて感じた。
また、問題を作る中で出題形式は問題の発問の仕方によって問題の解きやすさや、問題の意図するところが変化してくることに気が付いた。
今回、課題として提出した問題三校は、分析が足りていたとは言いにくく、漢字の読み問題が多くなってしまったのが、反省点である。
複数の問題を作ってみて、国語科の問題作りの難しさがわかりました。出題者としての意図をしっかりと持ち、学習者の学びをサポートする問題作りをこれからも意識していこうと思いました。
また、問題を解きあうことで新たな形式を学ぶこともできたので、現場に出ても確認してコメントをつけあうのが大切だということを意識していきたいです。
問題作りを初めてこの授業で行って、どの部分を問題として提示すると子どもたちの力となるのかということを考えてしなければならず、難しかったです。
今まで、紙媒体の問題としか出会ってこなかったので、こういったパソコンで問題を作るというのは、これからの教育現場で大いに活躍すると思います。
この授業において、パソコンは苦手であったけれど、問題作成などを通して、便利さを知り、作業の簡単さ効率の良さを知ることが出来ました。
なので、これからはパソコンを使って問題作成など活用していきたいと思えるようになりました。
問題文を作る事の難しさが分かりました。
段階をおって、読みが何処ま進んでいるのかと考えて、
そこに適切な問題を設定するのが難しかったです。
説明的文章と文学的文章の両方の問題を作り、改めてどこを、どのように読み取らせるのかを考えることの難しさを感じた。
例えば、「王様と七人の兄弟の問題で王様の心の動きを並び替える問題では、出題者としては本文の心情を表す表現にだけ着目させようとしていたが、答えてもらうときには兄弟との関係や行動から考えて答えが出されていた。細かく指示をしなければ回答者の戸惑いを生んでしまうと学んだ。
また、回答者にまわったときは本文の長さによって意欲が上下した。学校でテストを作成して出題する際にも、無理のない程度に細かく大問を分けたり抜き出す部分を絞ったりなどして本文をしっかり読んで答える力を身につけられるようにしなければ、本文を読まずに答える学習者が生まれかねないと考えた。段階的に本文を読むことに慣れさせる工夫が必要だと学ぶことができた。
今回は初めて読むであろう文章を多く取り扱ったが、逆に全員が読んだことのある文章を問題として出すとどのような反応や答えが返ってくるのか、課題として考えていきたい。
後期の問題作りを通して学んだことは、第1にはプログラミングである。前期のゼミ活動では、人に任せっきりな部分もあり、自身で最初から最後まで制作したことは少なかったが、後期の活動で、プログラミングの基本を学べたように感じる。
他者のコメントは、自分では気づくことができなかったところに気づかせてくれるものであったが、人によっては評価がバラバラで、どの指摘を取り入れれば、よりよくなるかを考える機会になった。
今回問題をを作成するにあたって、問題の内容を難しいものにしようとすればするほど、基本読解の能力を高めなければならないと感じた。
また、問題の固定化をしたかったがやり方がわからなかった。
桜エディタは最初のころは使いにくいと思っていたが使っているうちに、編集するのに適したものであることがわかってきた。
三度の問題づくりを通して、私は問題を解く者のことを考えながら問題を作ることの難しさを学ぶことができた。
この難しさの原因の一つとして、クイズジェネレーターでの問題作成という制限がかけられていることが挙げられる。例えば反駁という漢字の読みを入力する形式の問題を作成したとき、「はんばく」という読みが主であるため、「はんばく」を正解として設定した。しかし後に「はんぱく」とも読むことがあるということを知り、「はんぱく」も正解として設定しようとしたが、クイズジェネレーターは複数の正答を設定できる仕様ではなかったため、断念してしまった。同様の理由から、他の記述式の問題の作成にも困難を感じ、文字数の指定、句読点を含むなどの条件をつけたうえでの問題作りしかできなかった。問題とする文章も短いため、ここまで条件を指定してしまうと文章から該当箇所を見つけて埋めるだけの作業的な問題になってしまい、学習者に思考を促すことができない。これはクイズジェネレーターを使わない実際の問題作成のときにも言える。作業的にならない記述式の問題を作る際には、単純に「正答に幅を持たせる」ということだけを考えるのではなく、指導者の中に「なぜこの問題を学習者に出すのか」「この問題に取り組むことで学習者のどのような能力を試すのか」といった指針がなければならないだろう。
自分以外の学生が作成した古文を題材にした問題を見たとき、大きな感銘を受けた。その問題は一見バラバラな意図でもって問われている問題が最後に問われる問題の内容によって総括されるような形式になっていたからである。問題の作成には先述のように何らかの指針をもって一つ一つの問題を作ることも大切だが、問題と問題との相互関係にも意識を向ける必要があるのだということも今回の問題作りを通して確認することができた。
実際に問題を作ってみて、どれが正答かわかる選択肢の作り方、や問題形式の選び方など、やってみないとわからなかった難しさを感じた。また、自分ではわかりやすい選択肢にできたと思っていてもほかの人に解いてもらうとわかりづらかったり、自分の思い込みにとらわれずきちんと読めばわかる問題にすることの難しさと様々な視点から確認することの重要性を学んだ。
パソコン操作がとても苦手でどうしたら問題づくりがうまくいくのか、はじめは分かりませんでした。しかし、周りの人や野波先生に教えていただき少しずつ分かっていきました。
この講義の学習で少しながら、パソコンで問題が作れることを学び自分にとってとても糧になりました。学校現場でもこの方法を使って、子どもに問題を与えられればと思います。
一般的な国語の問題には引っかけのような表現も多く、いままで解く側ばかりだった身としてはもっと上手く作れないか、もっと上手に解説してくれないものかと思ったりしていました。しかし、実際に問題を作ってみる側になるとなかなか難しく、上手な解説とともに問題を作れなかったり、また人物の感情などが細かく示されている文学教材ではそもそも問題を作る段階で大きく躓いてしまったりと、問題を作ることの大変さを知りました。これからどの程度問題を解いたり作ったりするかは分かりませんが、自身の中でしっかりと根拠を持ち、問題に対してしっかりと向き合いたいと思います。
この問題作りを通して、物語文と説明文の性質の違いというものを、改めて認識できたように思います。物語文では登場人物の心情に踏み込んだ問題を作ったり、説明文では要約の問題を出したりと両方の良さを味わえました。しかし、形式的な問題が多く内容の読解問題が少ないという課題も見られたので、今後ともしっかりと学んでいきたいと思います。
問題作りをすることはもちろん文章理解につながります。
また、他人の問題の誤答を見ることは非常に自分の問題作りの参考になりました。
色の表現の問題と、原爆投下の日付についての問題で漢数字が適用されない点を修正しました。
今まで指導案や教材分析を行ったことはありましたが、今回のように問題を作ることははじめてだったので、難しかったです。自分が教材を通じてどのような力を生徒に身につけさせたいのか、一貫したテーマをまず決め、それに即した問題を作るよう心がけました。
実習校もそうでしたが、今ではクラス全員がタブレットを持っていて、授業に活用しているということも珍しくないので、クイズジェネレーターは授業はじめの小テストなど、現場に出た時にも様々な場面で活用できそうだと思いました。
最初に作った時は、本文をさらうだけで解けてしまうような問題しか作成できなかったが、
みんなの作品を見ることで、どのような点に着目して作ればいいかが分かるようになってきた気がした。
問題作りを通して、適切な問を設定し、かつそれをどのような問題形式で出題するべきかについて深く考えさせられました。
また、特に文学の問題だと正誤を問う内容的な問題制作に苦労しました。
計三回の問題作りを通して、様々な角度からテキストを見つめるという機会を得られて非常に勉強になりました。
問題を作ることで文章を構造的に理解することの重要性を改めて理解することができたように思います。
また、一度目は問題の意図をあまり絞ることができず、その場しのぎ的なものとなってしまったが、二回目三回目と意図を絞ることで逆に授業に落とし込める部分を見つけることができたように思います。
だからこそこの活動を通して、「発問」の重要性を感じることができました。
これまでは、どのような授業にするか、という観点から教材を分析していたが、今回の問題作りでは、どのような問題を作るか、という観点から教材を分析した。その結果、前者では見えなかった教材の価値というものに気づくことができた。そしてそこで作った問題から、どのような授業にするか、という考え方もでき、新たな教材分析の方法や視点を体験することができた。このことは、これからの大学での学びに活かしていきたい。
webサイトでテスト形式を作ることは、慣れればとても簡単に様々な形のテストが作れるのでメリットが多くあると感じた。
一方で、今回の形式では文章を読みやすくするための工夫が必要だったり、あまり長い文章を用いたテストには不向きだと感じ、以上のようなデメリットも感じた。
ショートテキストを用いたテスト作成の場においては大きな効果を発揮すると考えられるので、もう少しこういった形のテスト作成になれることと、工夫が必要だと思った。
読解問題を作る中で、ただ正誤の判断をして点数をつけるのではなく、問題を通してその教材を読む観点を学習者に与えるためにはどのような問題を作ればいいのかということを考えました。学習者が問題について考えれば、自然とその教材の持つ価値に気づけるように意識して、読解問題を作成しました。このやり方は、問題作成だけでなく、授業における問いを構想する際にも応用できる考え方ではないかと考えました。その問いを通して学習者が何かに気づいたり考えるきっかけを得たりするよう工夫することが大事だと思いました。
「問題つくりで学んだこと」
クイズジェネレーターを用いて実際に問題を作りながら、問題を解かせることで教師が学習事項(学習させたいこと)を子どもに確認させる手段として、問い方を工夫するだけでなく、文章中から抜き出した表現を空欄に埋めるなど、答えさせ方を工夫すること、また、問われ方によっては正解となる選択肢を作るなど、選択肢の作り方を工夫することなど様々な手段が有効であることを学んだ。このような意味で、問題つくりは奥深いと思った。今回はクイズジェネレーターを用いての問題つくりであったため、正解となる基準を詳細に設けなければならないような、自らの表現を用いて記述しなければならない問題を作ることは難しかったが、将来教師になった際には必ず作らなければならない問題の一つであると思うので、そのような問題を作る場合は、子どもに学習事項を確認させるためにどのような問題つくりの手段を用いるべきなのか、また、正解の基準をどのように設けるべきなのかといったことも今後考えていきたい。
問題作りを通して、月並みな感想ではありますが問題作りの難しさを実感しました。
いわゆる形式を問うものは、比較的に作成しやすかったのですが、内容を問うものはいくつかの工夫が必要になってくると気づきました。
また、学習者それぞれの解釈や考えなどが求められれる問題は、クイズジェネレーターなどのAIでは採点することはできないということにも改めて立ち止まり、考えることができました。
将来、教員になった際には、様々な工夫を凝らしながら問題を作成するとともに、AIなどが採点することのできない知識や内容理解を超えた、学習者の思考を問うような記述問題も大切にしていきたいと思います。
後期を通して、問題作りに取り組みました。自分自身で問題を作るのは初めてに等しく、どのような問題がこの文章を理解していると判断するにふさわしいのかが分からず、苦労しました。また、情報機器の操作が苦手なため、問題作りの問題作成の際に、自分の技術のなさに四苦八苦しました。解釈問題をr作るには自分自身の分析がきちんとしていないと難しいことにも気づきました。引き続き、教材研究に邁進します。
何を理解してほしいのかが明確になっていないと問題を作れないと感じた。よい問題を作るには細かい教材分析が必要で、授業づくりと通じるものがあると思った。
問題作りを通して、作品の主題に気付かせるためにどのような問題にするか考えさせられました。はじめは知識問題ばかりを作成していましたが、少しずつ内容に関する問題も作れるようになり、今後テスト問題を作成するときにはこの授業で学んだことを生かしたいです。