ボルタ電池ができるまで


ガルバーニが蛙の実験の論文発表をすると、ガルバーニの発見は学者の間に知れ渡り、各地で話題になりました。 このとき特にボルタはとても興味をもち、当時は「これまで電気について知られていたことの何にもまさる 大変な事柄で、正に大驚異というべきもの」と賛同していました。その後ボルタ自身で実験を重ねていく中で、 ボルタは二種類の金属を接触させて舌にのせると、時には酸、時にはアルカリのような特殊な感覚が生じることを体験しました。 このことから動物に電気があるわけではなく、動物は検電器の役目になっていただけであったと考えました。 そしてさらに実験を重ね、重要なのは異なった二種類の金属で、弱いながら電気を通じることのできる物質をはさむことだと気づきました。 こうしてボルタ電池は発明されました。ボルタが発明した電池は亜鉛と銅の板の間に塩水か薄い酸を浸した布をはさんだものでした。

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