数値を推定してみると・・・。
弓のたわみ (=28cm)
まず、弓のたわみであるが劇中、始めて呪いの力を使って人の腕を吹っ飛ばしたときに、アシタカは弓を60cmほど引いていた。 60cm引いていたとすると、そのときの弓のたわみは約28cmになる。 この28cmを弓のたわみとしよう。

弓の断面半径 (=1.5cm)
次に弓の断面半径であるが、計算を簡単にするため太さが一様な棒とする。 弓はもっとも太い所で半径2cmくらい、細い所で半径1cmくらいなので、間を取って断面半径は1.5cmとする。

弓の長さ (=150cm)
劇中での弓の長さはアシタカの身長より少し短いくらいである。 アシタカがいくら昔の小柄な人でも、155cmはあるだろう。 そこで弓の長さを150cmとし、これを支点間距離とする。

弓を引いた力 (=120kg)
最後に、アシタカの引いた力であるが、現在では片腕で自分の体を引き上げることができれば、かなりの力持ちだ。 今よりももっと運動量の多い時代、しかも一族の長となるべき若者なので、アシタカにはそれくらいやってもらおう。
今ほど体格の良い時代ではないから、アシタカの体重を60kgとし、この力で弓を引っ張ったとする。 しかし、忘れてはならないのが呪いの力。 劇中では10人で開ける扉を一人で、しかも片手で開けている。 うーん、すでに“もののけ”。 
ま、最大で10人分の力が出せるというコトにして、不安定なヤックルの上だったため、2倍の120kg重の力でしか引けなかったことにしよう。

 
現在位置
ヤング率
→結構、身近なヤング率
→もののけ姫の場合
数値の推定