言葉の解説
物体が流体中にあるとき,または液体表面に浮かぶとき,物体表面に働く流体の圧力が下方ほど大きいために,全体として上向きの力すなわち浮力を受ける。浮力の大きさは,流体の自由表面下にある物体の体積(船体のような場合には表面下にある気体の体積を含む)を周囲の流体で置き換えたときの,この流体に働く重力に等しい。 |
2つの不等な量が定められ,もし大きい方の量からその半分より大きい量が引かれ,これが絶えず繰り返されるならば,最初に定められた小さい方の量よりも小さい何らかの量が残される。 |
ということを使用したらしい。
流体中を運動する物体は流体から力を受けるが,この力の物体の運動方向と逆方向の成分を抵抗という。なお,物体表面が流体から受ける力は法線応力および接線応力でありこれらのうち法線応力(普通,圧力と考えて良い)のみが働くとして計算される抵抗を圧力抵抗という。 |
抵抗のうち接線応力だけが働くとして計算される抵抗を摩擦抵抗という。 |
流体力学の中でも特に気体を対象として扱う分野。気体と液体の最も大きな性質の違いは,気体は膨張したり収縮したりしやすい(圧縮性 )という点にある。そこで,気体力学は 縮む流体 の力学(圧縮性流体力学)であるともいえる。流れにおいて流体の圧縮性が 問題となるのは,主に音速に近いときの高速の流れにおいてである。したがって ,高速航空機やロケットの研究と一緒に発達してきた。 |
参考文献