[[電気の歴史]]
-紀元前600年-
タレス :ギリシャの優れた数学者
「エレクトリシティ(電気)」は、琥珀を意味するギリシャ語の「エレクトロン」に由来
-16世紀-
カルダーノ(イタリア)
磁気現象と電気現象の区別を確立
ウィリアム・ギルバート
「電気」という言葉を最初に使った人物最初の電気器具といえる”ヴァーソリウム”を考案
微粒子理論
-17世紀-
ゲーリケ :摩擦起電機
-18世紀-
多くの科学者たちが研究室で電荷の実験を行ったが、電気を実際に利用することはまだなく見世物として大いに流行した
スティーブン・グレイ(イギリス) 1729年代 電気をよく伝える「もの」とそうでない「もの」がある →電気伝導へ通じる道を開いた
デュ・フェ(フランス) 1733年 電気に2種類あることを、発見 ガラス電気(ガラスを摩擦したときに生ずる電気:陽電気)
樹脂電気(樹脂を摩擦したときに生じる電気:陰電気)
クライスト(ドイツ)とミュッセンブルーク(オランダ) 1745−46年 畜電器(ライデン瓶)を発見
ベンジャミン・フランクリン 1752年 「凧の実験」 稲妻から電気を取り出した
エピヌス(ドイツ) 微粒子理論から、遠隔作用論へ
ガルヴァーニ(イタリア)
カエルを使った実験
2種の金属で動物のからだに触れると電気が発生する
クーロン(フランス) 1785−89 クーロンの法則
-19世紀- 電気学の新しい展開
電気現象と磁気現象とが結び付けられ新しく電磁気学を形成
ヴォルタ(イタリア) 1800年 ヴォルタの電池の発明 →ダニエル、グローブ、ブンゼンらにより改良
ニコルソンとカーライル(イギリス) 1800年 共同で水の電気分解を発見
ゼンメリング(ドイツ) 1809年 電気分解を利用した通信
エールステズ(デンマーク) 1820年 電流の磁気作用を発見 →アンペール 電気力学的研究
ゼーベック(ドイツ) 1821年 ”ゼーベック効果”
オーム(ドイツ) 1826年 オームの法則
ファラデー 1831年 電磁誘導の発見
ジュール(イギリス) 1840年 ジュールの法則
ホイートストンとクック(イギリス) 磁針の触れによって通信を送る方法を完成
<イギリスは産業革命の最盛期で迅速で正確な通信方法の完成は強い社会要求となっていた。>
アラゴー(フランス) 電磁石の原理を発見
<磁針の触れを利用するものから電磁石のはたらきを利用するモールスの電信機に変わった。>
マクスウェル ファラデーの実験的研究を数学的に表現しさらに理論的に飛躍的な発展を遂げさた
ヘルツ 1888年 電磁波の存在を実験的に証明
電子論 ⇒20世紀の原子物理学の発展の出発点
ローレンツ: 陰極線の発見 1896年 ゼーマン効果 →電子の存在を確認
J.J.トムソン:陰極線粒子の比電荷の研究