物質の3態

(固体・液体・気体)


物質の3態について

私たちの生活に欠くことのできないものに水があります。夏の暑い日には、水を凍らせてかき氷として食べてると、ひんやりしておいしいですね。また、冬場にはストーブの上に水の入ったやかんを置いておくと水が沸騰して、水蒸気がでます。このように水は、液体、固定、気体へと変化します。このように1つの物質がとる気体、液体、固体という3つの状態を物質の3態といいます。
そして、例えば液体の水が、固体の氷になったり、気体の水蒸気になったりする変化のことを相変化といいます。 また、分子の運動は、それぞれの状態で次のように全く異なっています。
そして、相変化の過程で私たちの知らない出来事が起こっているのです。潜熱のページへGO

sennetu1
気体の状態での分子は、分子それぞれが互いに独立し、好き勝手に動き回るのが特徴です。

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液体の状態での分子は、気体同様に動き回っていますが、分子それぞれがいつも衝突しています。

sennetu3
固体の状態での分子は、ほとんど停止した状態です。ただし、微妙に、分子はそれぞれの定位置の周りで振動しています。

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参考文献
川村 清著:「基礎物理学シリーズ 熱学」(株)東京教学社 1997年