なんでも雑学!

question

・ドレミは世界共通?
・絶対音感って?
・ピタゴラスって何者?
・電話の声って誰?
・1/fのゆらぎ?



<ドレミは世界共通?>
私たちが音楽を楽しむときに避けて通れないのが「ドレミファソラシド」という音の名前です。逆にこの呼び名は万国共通で、音楽が世界の共通語ともいわれてるワケでもあります。 これを最初に考えた人は、11世紀前半に中部イタリアで活躍したグイド・ダレッツォであったと伝えられています。グイドが生まれたのは、西暦990年代であるということまでわかっています。 グイドは教会での聖歌隊長で、修道士として聖歌隊に歌を教えることが仕事でした。彼はまた非常にアイデアマンで、歌が歌えるようになるためにいろいろな方法を考え出したのです。そして歌を教えるのが上手い、というのが評判になり、彼のその名声はローマにまで達しました。 また音符の高低を表すために横の線を引いたこと、つまり楽譜の譜線を考案した人でもあるのです。
「ドレミ・・」ができるまでは、偶然やいろいろな試行錯誤によってできたもので、長い間かけて私たち誰もが知る「ドレミ・・」になったのです。もっと詳しく知りたい方は「ドレミ・・」のヒミツをクリックして下さい

<絶対音感って?>

「絶対音感」とは、聴こえてくるすべての「音」を音程(ドレミ)で判断できる能力の事をいいます。例えばピアノの鍵盤なら、鍵盤を弾く前に、「ここを弾くとこの音程が鳴る」という 「その音程」を判断し歌う事、楽譜にする事が出来ます。
またその逆で、どこかの鍵盤をひとつ弾いた時、「何の音(音程)が鳴ったか」というのも 鍵盤を見ずに聴いてわかります。そして絶対音感を持っている人は、例えば救急車のサイレンの音は、「ピーポーピーポー」と聴こえてくるのと同時に例えば、「ドレミ」の「シーソーシーソー」と、聴こえてきます。救急車が自分から遠く離れていくと、サイレンの音程が低くなります。 それを「ドップラー効果」と言いますが、それも、音程が低くなったと思うと同時に、最初の「シーソー」から、半音下がった「シ♭ーソ♭ー」と、サイレンそのものの音と重なって聴こえ、サイレンが遠く聴こえなくなる時には、最初の音程から全音程度下がって「ラーファー」と聴こえます。 これは救急車が「ドレミ」で歌ってくれているわけではありません。
音を聴いた「瞬間」に「音程」が判断できるので、「そのものの音」と重なってドレミで聴こえてくるのです。

<ピタゴラスって何者?>

ピタゴラス(不詳 だけどたぶん・・紀元前582〜497)
エーゲ海のミレトスに面したサモス島生まれ。30歳過ぎにエジプトに留学して、哲学・天文学・数理学など様々な学問を学んだと言われています。 またピタゴラス学派を創設し、ピタゴラスの定理(3平方の定理)は有名だけど、それ以外に数論、幾何学そして音楽にまで数多くの業績を残しています。 また色々な国を歩き、自分の哲学に基づいた宗教団体をつくり、数が宇宙の本質であると考え、数と音楽の関係を研究しました。
また地球が球形であるとも唱えました。  

<電話の声ってだれ?>

自分の声を録音した電話の声などを聞いて、「自分の声だけなんか変だ」「これ私の声?」などと思ったことはありませんか。これは「骨伝導音」と呼ばれるもののためです。 周りの人の声は、空気を通して自分の耳に入ってきます。しかし、自分の声はその「空気を通した音」と同時に、発声したときの振動が頭がい骨から直接内耳に伝わる、「骨伝導音」も同時に聞いているのです。そのため自分の声だけ変に感じてしまうのです。 つまり、あなたの友達は録音された声の方を聞いているのです。  

<1/fのゆらぎ?>

鳥のさえずり、草木がそよぐ音、波の音、寺の鐘の音などはどうでしょうか。聞いていてどこか落ち着きませんか?これらの音の中には「1/f ゆらぎ」と呼ばれる様々な周波数を一様に含んだものが入っていて、それらが体を落ち着かせる働きをしているようなのです。 ところで「1/f」のf=Frequency(周波数または振動数)という意味で、様々な周波数を一様に含んだものが入っており、それらが体を落ち着かせる働きをしているようです。 。