楽器の長さと基本振動数
木琴や鉄琴などの打楽器をたたくと横波が発生する。棒の長さ、太さが等しく一様な場合、振動数は棒の長さの2乗に反比例する。つまり棒の長さは振動数の平方根に反比例している。aを比例定数にすると、(1)式のようになる。
棒が長くなればなるほど振動数は小さくなり、低い音になるということである。
下図は1オクターブの振動数である。
1オクターブの振動数
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音
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ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | ド |
振動数(Hz)
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261 | 293 | 329 | 349 | 392 | 440 | 493 | 523 |
また、振動数は棒の長さの2乗に反比例するので、長さ・太さが等しく一様な場合、低いほうのドの棒の長さを1000としたときの長さの比は、下図のようになる。
これで1音階ができるので、いろいろな物を切って楽器が作れます。
振動数と長さの関係
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音
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ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | ド |
長さの比
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1000 | 944 | 890 | 864 | 814 | 769 | 725 | 707 |
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