研究室概要  
 現代の美術は、子どもから大人まであらゆる人が携わることのできる表現活動です。しかし、学校教育となると授業内容によっては嫌いになったり好きになったりする科目でもあります。本研究室では子どもから専門家まであらゆる美術活動の根底にある「材料体験から自分自身の気持ちを視覚的に表現し誰かに伝える活動」に着目し、美術制作の意味や授業の指導方法について探求します。主に、絵画や版画、写真、映像表現などの平面表現領域の制作を対象に、実制作を通して教育を考える態度を養うことを目的としています。
 卒業生の多くは教育現場で活躍しています。その他、作家を目指したり、一般企業に就職したり、進学する人もいます。
大学院生の研究
[令和5年度]
・ 高等学校美術授業における形成的評価の方法についての一考察〜ティームティーチング時の教員間での目標設定及び評価規準のプロセスを通して〜
[令和元年度]
・ 粘土や土の特性を活かした絵画表現についての研究
[平成30年度]
・「線の集積による絵画」についての考察
・ 造形活動の題材における「飾る」ことの創造的意味についての一考察
・ 絵本の制作体験についての考察ー参加型空間絵本の制作を通してー
[平成29年度]
・集団で行う造形活動の指導方法についての一考察ー「全員の行為を生かす絵画」の実践からー
[平成27年度]
・自己肯定感を育む美術科授業の一考察
・ペンで描くことの意味 植物をモチーフとした制作の考察から
・絵画制作における素材と造形行為の関係についての一考察ー子どもの絵画制作における「主題」を探るための試みとしてー
[平成25年度]
・小学校中学年を対象とした対話の充実を図る美術鑑賞指導についての一考察
・映像メディアを用いた美術教育実践についての一考察 −映像と音を関連させる映像編集技術の指導に着目して−
[平成23年度]
・ヘレン・フランケンサーラーの木版画制作における思考過程の一考察 −日本との関わりに着目して−
・自画像に関する一考察 −自分の姿かたちにこめる制作者の想いや表現の工夫について−
・ジョージア・オキーフの花シリーズについての一考察 −濃淡による画面構成を中心に−
[平成22年度]
・絵画制作における制作者の観察と描き方の結び付きについての一考察-写実の解釈とその変遷に着目して-
・映像制作におけるリズムの扱いについての一考察-エイゼンシュタインの理論を手掛かりに-
[平成21年度]
・中等美術教育における表現と「抵抗感」についての一考察-「内なる他者」の発見を通して-
・絵画を「つくる」行為に関する一考察
・現代美術における作品認識と判断についての一考察~感性による作品判断について~
教員研修生の研究
[令和2年度]
・Formative Assessment in the Compulsory Japanese Art Education In Contrast to the Compulsory Art Education of Sweden
[平成24年度]
・CREATION OF CREATIVE MINDS: An analysis of course content within the Teaching-Learning process for Art and Craft in Elementary Schools in Japan
学部生の研究
[令和5年度]
・喪失にまつわる感情や思考の表現
・自己(私)をモチーフとしたキャラクター制作
・無防備な女性の姿の表現方法についての研究
・多様な人々同士のつながり―野菜や果物の皮を用いた制作を通して
・現代の生活を象徴する風景としての建物の絵画表現
[令和4年度]
・自分の好きな風景が伝わる絵画表現の研究
・凹凸を用いた絵画表現についての研究
・油彩での絵画制作を通した空の表現についての研究
・自分の「存在」や「人格」について考える絵画の研究
・音楽をテーマとした絵画表現の研究
[令和3年度]
・線の集合・動きによる表現の広がりについての考察
[令和2年度]
・『顔』を分解・再構成する構図と色彩についての研究~絵画制作を通じて~
・2人の女性のイラストレーション~鑑賞者の介入による感情の変化に着目して~
・異なる素材を組み合わせた絵画表現の研究~作品を通した身近な人へのメッセージ~
・日常の光と猫を取り入れた絵画表現~デジタル描画ソフトを用いた表現の研究~
・マチエールと色彩の調和による平面表現についての研究
[令和元年度]
・体の部位を使ったペインティングについての研究
・「こびと」をモチーフにした想像の世界の表現の研究
・気持ちを代弁し共感を得られる作品制作についての研究
・油彩画におけるぼんやりとした表現についての研究
・油絵による「気持ち」の表現~負の感情を中心に~
・「貼る・塗る・はがす」行為から生まれる色彩表現についての研究
[平成30年度]
・水彩画による自己の世界観の表現~海の青を中心に~
・トマトをモチーフとした絵画表現の研究~感謝の気持ちを表す~
・油絵を用いたそこに住む人々の様子が伝わる風景の研究
・油画における身近な人物の空気感の表現についての研究
[平成29年度]
・独自の色彩感と形状を併合した絵画表現についての研究
・日本画における動物の生命感の表現についての研究
・生き物の純粋さを主題とした表現についての研究
・スクリーンプリントを用いた表現についての研究
・粘土を素材とした平面表現についての研究
[平成28年度]
・偶然性を用いた表現についての研究
・色の移り変わり触覚に働きかける絵画表現についての研究
・生き物の純粋さを主題とした表現についての研究
・油彩画における「おなか」をモチーフとした無意識の表現
・顔の表情における血色の表現の研究
[平成27年度]
・色彩と線による表現の研究
・色の移り変わりと空間の広がりの研究―空を描く―
・ものと色で作る絵画についての研究
・スプレーを用いて画面の表情を探る研究
[平成26年度]
・ペインティングナイフで描く心象表現の研究
・油絵具による樹木の生命力を感じさせる表現の研究
・心のやすらぎをコンセプトとした油彩による絵画表現について
・版画技術を用いた色彩表現の研究
・環境で変わる動きと形の色彩表現~ペンギンパレードの制作を通して~
[平成25年度]
・モーション影絵の構造と表現
・コミック画材を用いた表現ーキャラクター(人物、ロボット)を引き立たせる為の背景を考える
・心のやすらぎをコンセプトとした油彩による絵画表現について
・インスタレーション作品による「時間」の表現 蓄光塗料による表現の研究-平面作品制作を通して-
・油絵による心象表現
[平成24年度]
・物語の世界を描く
・スターの顔を描く
・絵画における群像表現~視線と空間で感じる圧迫感と怖さの表現
・花鳥風月をモチーフとした「華やかさ」の絵画的表現
・重なるイメージ―光を用いた絵画表現―
・木版画における風景表現について
[平成23年度]
・銅版画の技法の研究 『鯉』
・絵画における「温かさ」の表現
・絵画による花の個の表現の研究「花笑み」
・切り込み・切り抜きを活かした切り絵表現の研究 ~吸い込まれそうな空間づくり~
・癒しの表現の研究 ~海の癒し~(心呼吸)
・映像によるインスタレーション作品の研究
・香りの絵画への変換
[平成22年度]
・卒業制作作品「ガラクタ人間~賢者の贈り物~」における漫画表現、大衆性の研究
・海の中で溶け込むという表現の研究
・想像の世界を表現する
・絵画表現における下地の研究
[平成21年度]
・絵画における油彩技法の研究
・『自主制作アニメーション』1/2
・他分野(絵画含む)にわたる融合的表現の研究及び作品制作
・欄~Orchidaceae~,蕣~Morning glory~
・油絵・合戦画 「関ヶ原~海の如し~」
・平面における構図の研究 -脳内の具現化-「囲まれた無限」

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