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第41回大阪教育大学国語教育学会
2005年12月17日
於 大阪教育大学 柏原キャンパス

「小学校説明文教材の表現特性について」

国語表現ゼミナール
3回生 小川菜穂子 熊谷大輔 塩野泰規 竹下壽晃  前川佳美
院生 和田 瞳
指導教員 野浪正隆

目次

0.はじめに
1.分析の観点
2.分析例
2-1 教育出版1年『はたらくじどう車』
2-2 教育出版1年『はたらくじどう車』の分析表
3.教材一覧・分析表
4.分析の実際
4-1.学年と話題の分類
4-2 学年と主題の位置
4-3 主題の位置と話題の分類
4-4 学年と設疑法の数
4-5 学年と層(段階)の数
4-6 学年と事例の数
4-7 層と事例の数
4-8 要旨の位置と事例の数
4-9 設疑法の数と事例の数
5.終わりに

0.はじめに

 私たちは共同研究を始めるにあたり、
2003年度 第39回大阪教育大学国語教育学会 表現ゼミナール共同研究発表「小学校教材における接続詞について」と、
2004年度 第40回同学会 表現ゼミナール共同研究発表「小学校物語教材における主人公と状況の関係」
を参考にし、小学校説明文教材が何らかの意図を持って選択され、掲載されているのではないかと考えた。また、出版社・学年ごとにも何らかの特徴があるのではないかと考えた。
 その意図を解明していくために私たちは、文章の構造に焦点を当てて分析していくことにした。

1.分析の観点

 作品ごとに、話題・要旨・主題・設疑法の有無など10個の観点から分析した。
 項目ごとに分析して一覧表にまとめた。この表をもとに各項目の相関について考える。

話題の分類
何について書かれた説明文なのかを大まかに分類した。
「もの集め 」・「コミュニケーション 」・「メディア 」・「人間共生 」・「作り方 」・「動物間共生 」・「平和 」・「環境 」・「生き物 」・「生活・文化 」・「その他」
要旨
話題をまとめている一文。文章中から抜き出せない場合は、適切な文章にまとめた。
要旨の位置
話題をまとめている文章(要旨)がある場所を頭・中・尾・隠で表した。
主題
読み手によって多様になるものでひとつに絞ることは困難だが、私たちが読み取ることができた主題の中で、最も一般的だと思われるものを一つあげた。
主題の位置
主題の場所を無・尾・隠で表した。
設疑法
文章中に疑問を設け、読者をひきつける技法
設疑法の場所
説疑法のある場所を前・中・後・無で表した。
層(段階)の数
作品が何層構造かを分析し、その数を表した。
  例)はたらくじどうしゃ(教育出版1年)
はたらくじどうしゃ─┬─バス
                    ├─コンクリートミキサー車
                    ├─ショベルカー
                    └─ポンプ車

2.分析例

2-1 教育出版1年『はたらくじどう車』

 じどう車には、いろいろなものがあります。どのじどう車も、つかいみちにあわせてつくってあります。バスは、おおぜいのおきゃくをのせてはこぶじどう車です。ですから、たくさんのざせきがあります。つりかわや手すりもついています。バスは、きまったじこくに、きまったみちをはしります。
 コンクリートミキサー車は、なまコンクリートをはこぶじどう車です。ですから、おおきなミキサーをのせています。なまコンクリートがかたまらないように、ミキサーをぐるぐるまわしながらはしります。
 ショベルカーは、こうじをするときにつかうじどう車です。ですから、てつでできた、ながいうでとじょうぶなパケットをもっています。うでとパケットをじょうずにうごかして、じめんをほったり、けずったりします。
 ポンプ車は、火じを けす ときに つかう じどう車です。ですから、ホースやはしごをつんでいます。また、ホースをはこぶ車をのせています。火じばでは、いけやしょう火せんなどから、水をすいあげて、火をけします。

2-2 教育出版1年『はたらくじどう車』の分析表

教科書会社名 学年 題名 著者 話題 話題の分類 要旨の位置 要旨 主題の位置 主題 設疑法の場所 設疑法の数 層(段階) 事例の数
教育出版 1 はたらく自動車   働く自動車の種類と役割 もの集め じどう車には、いろいろなものがあります。   0 2 4

3.教材一覧・分析表

連番 教科書会社名 学年 題名 著者 話題 話題の分類 要旨の位置 要旨 主題の位置 主題 設疑法の場所 設疑法の数 層(段階) 事例の数
1 教育出版 1 かくれているのはなに   昆虫のいろいろな隠れ方 生き物 なにが かくれて いるのでしょう。
前・中 2 3 2
2 教育出版 1 はたらく自動車   働く自動車の種類と役割 もの集め じどう車には、いろいろなものがあります。   0 2 4
3 教育出版 1 みぶりてぶりでつたえる のむらまさいち みぶりで伝え合う コミュニケーション このように・・・・きもちは、みぶりであらわすほうが よくつたわることが あります。 わたしたちは、じぶんのきもちやかんがえを・・・ことばだけでなく、みぶりをじょうずにつかうと・・・はっきりとあらわせるようになるのです。 0 2 1
4 教育出版 2 きつつき   うごくおもちゃを作ろう 作り方 みなさんも、このおもちゃを作ってヽよくうごくようにくふうしてみましょう。   0 3 6
5 教育出版 2 さけが大きくなるまで   川から海へ移動しながら、さけは、長い年月をかけて成長する。 生き物 さけの成長   1 1 1
6 教育出版 2 すみれとあり やざまよしこ すみれの知恵 動物間共生 すみれがとばしたたねは、ありがいろいろなばしょにはこんでいたのです。   2 3 2
7 教育出版 2 鳥のちえ ひぐちひろよし 鳥達の知恵 生き物 鳥の中には、えさをとったり食べたりするのに、いろいろなちえをはたらかせて いる ものがいます。   0 3 3
8 教育出版 3 いるかのひみつ   いるかの驚くべき能力 生き物 いるかは、まっ暗な海や、にごった水の中でも、時速五十キロメートルものスピードで、自由に泳ぎ回ることができます・・・このようなのうりょくがあるので、いるかは、水の中を自由に泳ぎ回ることができるのです。   0 3 7
9 教育出版 3 くらしと絵文字 太田幸夫 絵文字の性質 メディア 絵文字は、わたしたちのくらしをべんりで楽しく・・・・つながりを深め合うのにも役立つことでしょう。 絵文字は、わたしたちのくらしをべんりで楽しく・・・・つながりを深め合うのにも役立つことでしょう。 1 2 5
10 教育出版 3 広い言葉せまい言葉 福沢周亮 言葉の枠組み 生活・文化 この「生物」にくらべると、あれほど「広い言葉」だと思った「動物」も、実は「せまい言葉」になってしまうのです 言葉には細かい枠組みがある 中・後 4 3 8
11 教育出版 3 めだか   めだかの護身術 生き物 めだかは、いろいろな方法でてきから身を守り、しぜんのきびしさにたえながら生きているのです。 めだかは、いろいろな方法でてきから身を守り、しぜんのきびしさにたえながら生きているのです。 1 3 6
12 教育出版 4 「便利」ということ 太田正己 「便利」を考える 生活・文化   わたしたちの社会では、たくさんの人が、それぞれちがった立場で、いっしょにくらしています・・・・よく考えていくことが大事なのです。 0 2 2
13 教育出版 4 アーチ橋の仕組み 小山田了三 アーチ橋の優れている点 生活・文化 このように、アーチは重いものをささえるのにてきしています。アーチ橋は、その仕組みを生かしてつくられるのです。 昔から受け継がれてきた人々のちえは、今もこうして生きているのです。
前・中 3 4 8
14 教育出版 4 とんぼの楽園づくり 森清和 とんぼの絶滅危機から自然保護を考える 環境 とんぼの楽園は、とんぼだけでなく、いろいろな身近な生き物のにぎわう楽園にもなります。 これからの自然ほごは、めずらしい生物を守るだけでなく、さまざまな生物がともに生きていくことのできるかんきょう全体をたもつことが大きな課題になります・・とんぼの楽園づくりは、このような新しい自然ほご活動の一つなのです。 0 4 8
15 教育出版 4 花を見つける手がかり 吉原順平 もんしろちょうの性質 生き物 このような実験から、もんしろちょうは、色によって花を見つけること、赤い花は見えないらしいことがわかりました。 昆虫は、何も語ってくれません。しかし、考え方のすじ道を立てて、実験と観察を重ねていけば、その生活の仕組みをさぐることができます。 前・中 3 3 3
16 教育出版 5 日本語を考える   意識的に捉える日本語 生活・文化 最近、日本語を学ぶ外国人が多くなった。かれらに日本語を教えていて、わたしはたくさんの質問を受けた。質問に答えながら、それまであまり考えていなかったような日本語のとくちょうに気づかされ、おどろくことが少なくなかった。 わたしたちは日本語の中に生まれ、その中で育ってきた。そのため、どういう場面でどんな言葉を使うのか、くわしい理由づけを考えることなく、話したり聞いたりしている。しかし、日本語を学ぶ外国の人たちのとまどいや疑問などについて考えてみると、これまで気づいていなかった日本語のとくちょうや、それを生み出し、受けついできた日本人のものの見方・感じ方がはっきりしてくるように思われる。 前・中 4 2 3
17 教育出版 5 まんがの方法 石田佐恵子 まんがの表現と効果 メディア ストーリーまんがを例に・・・・「まんがの方法」は、新たに生み出され続けているのです。 今、みなさんの間で人気のあるまんがに、どんなくふうがあるか、話し合ってみるのも・・・きっと新たな「まんがの方法」に気づくことでしょう。 3 4 10
18 教育出版 5 森を育てる炭作り 岸本定吉 現代における炭の役割 人間共生 炭作りは、森とうまくつき合わなければ成り立たない仕事・・・自然からめぐみを受けるばかりのように思われがちですが、人間のほうから自然にはたらきかけることで、ともに生きていくこともできるのです。 家族や友達といっしょにバーベキューをするとき、また森の中を歩くとき、少しだけ炭のことを考えてみてください。そのときあなたは、自然と人間が仲よくなることへの第一歩をふみだしているのです。 2 3 6
19 教育出版 6 人類よ、宇宙人になれ 立花隆 人類にとっての宇宙 その他 人類を地球生物から宇宙生物へと進化させるか。それとも水遠の地球生物にとどめておくべきか。どちらを選ぶかは人類自身に任されている。これまで、生物は進化の道筋を自分で選べなかったが、ここに初めて、自己の進化の方向を主体的に選ぶことができる生物が生まれるわけである。 私は、やはり人類進化のとるべき道は、宇宙両生類になることではなく、地球人から宇宙人へと至る道であろうと思う。火星探検はその最初の一歩としてとらえたい。
1 2 4
20 教育出版 6 ぼくの世界、きみの世界 西研 自分と他者の感覚の違い コミュニケーション わたしたちは・・・成長し、自立していくなかで、しだいに、親や周りの人々からは見えない心の世界や秘密をもつようになり・・・意識するようになる。そして同時に・・・その人なりの世界をもっていることにも、少しずつ気づいていく。そういう気づきが、ある時、「自分か感じていることと、ほかの人が感じていることが同じであるという保証はどこにもない。」という思いに発展していったのにちがいない。 「一人きりの自分」を知ることにもつながっていくだろう。自分の思いは、だれかに伝えようとしないかがり、だれとも分かち合えないし、だれにもわかってもらえない、こうした事実にだれもが直面するのである。これはさびしいことだが、だからこそ人は、心を伝え合うための努力を始めるのだと思う。 2 2 4
21 光村図書 1 だれだかわかるかな いまもりみつひこ 昆虫の特徴 生き物 虫は体の特徴で何か判断できる 昆虫によって様々に異なる特徴を持っている。 前・中・後 2 2 3
22 光村図書 1 どうぶつの赤ちゃん ますいみつこ 動物の赤ちゃんの成長 生き物 ライオンのシマウマのあかちゃんでは、生まれたときの様子や自分で生活できるようになるまでの様子に違いがある。   1 3 4
23 光村図書 2 うごくおもちゃを作る とだもりかず わゴムを使ったおもちゃの作り方 作り方 わゴムを引っぱりながらねじると、もとにもどろうとします。何回もねじると、強くもどろうとするので、大きな力が出ます。この力をつかって、うごくおもちゃを作りましょう。 みなさんも、いろいろとくふうして、たのしいおもちゃをはつ明してください。 0 3 6
24 光村図書 2 サンゴの海の生き物たち もとかわたつお サンゴの海の生き物の共生 動物間共生 サンゴの海には、たくさんの生きものたちがすんでいます。それらの中には、たがいに、やくに立つようにかかわり合って、くらしているものがいます。
このように、サンゴのうつくしい海では、たくさんの生きものたちが、さまざまにかかわり合ってくらしています。
  1 2 2
25 光村図書 2 たんぽぽのちえ うえむらとしお たんぽぽの繁殖 生き物 このように、たんぽぽは、いろいろな ちえを はたらかせています。そうして、あちらこちらに たねを ちらして、新しいなかまを ふやして いくのです。   1 2 4
26 光村図書 3 ありの行列 大滝哲也 ありの行列の仕組み 生き物 このように、においをたどって、えきの所へ行ったり、巣に帰ったりするので、ありの行列ができるというわけです。   1 3 4
27 光村図書 3 動物と暮らす 林良博 どんな風に動物に助けられているか 人間共生 人間は、ずっと昔から、動物とともにくらしてきました。・・・近ごろ注目されるようになってきたのは、動物たちが人間を元気にする力を持っているということです。 動物のおかげで、人間はずいぶん助けられています。このような動物たちと、ずっといい友だちでいたいと思います・・・動物たちが、人間といっしょに、幸せにくらしていけるように、考えていきたいですね。 1 2 3
28 光村図書 3 標識と言葉   身の回りの標識とその役割 生活・文化 日本で、こんなにたくさんの標識が使われるようになったのは、一九六四年(昭和三九年)の東京オリンピックがきっかけです。百か国もの国々から、選手やおうえんの人、身にくる人などが集まってくると、そんなに多くの言葉と文字を使い分けることはできません。それで、ひこう場やきょうぎ場など、たくさんの人が集まる場所のあん内は、文字を使わずに、電話はあちら、エレベーターはこちらと、標識で表したのです。   1 3 4
29 光村図書 3 虫のゆりかご 岡島秀治 オトシブミのゆりかご作り 生き物 まかれていた葉っぱは、子どもを育てるゆりかごだった。   1 2 2
30 光村図書 4 動く絵の不思議 桑原茂夫 残像機能について メディア このように、フリップブックもアニメーションえい
画も、ふつうのえい画も、残像という目と脳の働きで動いているように見えるのです。
  1 3 3
31 光村図書 4 手話との出会い 米川明彦 手話という言語 コミュニケーション 手話は単に伝えるための手だんではなく、聞こえない人のとても大切な言葉です。 手話を習うには、辞典を使うのもよいでしょう。しかし、もっとよいのは、聞こえない人たちと直せつ会って交わることです。手話は単に伝えるための手だんではなく、聞こえない人のとても大切な言葉です。 0 2 5
32 光村図書 4 体を守る仕組み 中村桂子 人間が体を守る仕組み 生き物 わたしたちの体には、自分で自分を守るための仕組みがあるのです。
楽しく遊んでいるときも、こうして勉強しているときも、ねているときでさえも、わたしたちのからだのでは、たえず自分を守るための仕組みが働き続けています。
  0 3 4
33 光村図書 4 ツバメが住む街 川道美枝子 京都のツバメの減少の理由について 人間共生 全体として、ツバメはへっていました。そして、へり方のはげしい所は、町の様子が変わったためであることが分かりました。   0 4 8
34 光村図書 4 手と心で読む 大島 健甫 点字 コミュニケーション それは、点字といって、わたしたち目の不自由な者が、指でさぐって読む文字なのです。 知しきや考え、思いを伝え合うことができるのは、文字の持つ大きなめぐみです。目の不自由な人の中に、その文字、点字を持ちこんだのは、ルイ=ブライユでした。最近では、わたしたちにもふつうの文字が打てる点字ワープロとか、本を読んでくれる機械などが作られています。これからも、人間のちえは、人々の心を結ぶ便利な道具や方法を考え出し、多くの人に喜びをもたらしていくでしょう。 0 2 3
35 光村図書 5 一秒が一年をこわす 伊藤和明 地球環境破壊 環境 人類は、誕生してからの長い間、生物の一員として、地球の自然とうまく付き合いながら生き続けてきた。ところが、ここ二百年ほどの間に、人類は、ちえと技術をふんだんに使って便利な社会を作り上げ、その結果として、地球の環境をこわし、人類自身の未来までもあやうくしているのである。 たった一秒間、地球が一年かかって築きあげてきた環境を壊してしまい、地球に対して取り返しのつかないことをしょうとしている。人類が地球の上で、もしこれ以上おごり高ぶるなら、地球からは、大きなシッぺ返しを食うに違いない。 0 3 9
36 光村図書 5 海にねむる未来 矢野哲治 海洋生物から得られる治療薬の研究 人間共生 今、世界中の生物学者たちが、海の中で懸命に「宝探し」をしている。彼らが研究している生物は、サメや海綿、カブトガニばかりではない。クラゲやウニ、イカやヒトデなど、さまざまな生き物が調べられている。 海には、数百万種類の生き物がいると考えられている。それらは、はるか昔に生まれ、そして、生き残ってきたのである。それぞれが「生きるためちえ」を持っているに違いない。そのちえの一つ一つが将来わたしたち人類の命を救うことになるかもしれない。そんな、かけがえのないたからが、海の中でねむっているのである。 1 3 5
37 光村図書 5 ニュースを伝える   ニュースを伝える手段は様々 メディア 新聞、テレビ、ラジオと、ニュースを伝えるにはさまざまな手段がある。
それぞれ、どんな工夫をしているのだろうか。
ニュースは多くの人々を読者、視聴者にするのだから、あやまりなく、すばやく意味が伝わるように、分かりやすく書くことが大切なのである。 1 3 7
38 光村図書 5 ホタルの住む水辺 嘉田由紀子 人間の生活の変化とホタルの減少 環境 わたしたちの 生活や生産の方法は、昔にくらべて大きく変わりました。街灯がついていれば、夜、外を歩くのに安全です。カなどの虫の中には、病気を運ぶものもいるし、農作物に害虫がついてはこまります。このような生活や産業の近代化は、わたしたちが望んできたことでもあるのです。そういう、人間にとってよいと思ってしてきたことが、実は、ホタルのすめる場所をなくすことになっていたのです。 ホタルを調べることは、わたしたちの生活を考えることにつながっていました。では、どうするのか。それは、わたしたち一人一人につきつけられた課題なのです。 2 3 3
39 光村図書 6 外来語と日本文化 渡辺実 外来語の伝わり方 生活・文化 そのうえ、国と国の交わりも、友達の交わりと同様に、いつごろ、どのような交わりを結んだかによって、受ける影響もさまざまである。カード・カルタ・カルテの意味の違いには、これらの言葉をもたらした国々と日本との交わりのちがいが、反映しているのである。 いろいろな国の文化は、互いに交流して他の国々に吸収され、人類の心と暮らしを豊かにする。外来語は、その文化の交流の現れであるといえよう。 0 3 6
40 光村図書 6 現代を生きる五音、七音   日本語のリズムを活かした文化 生活・文化 何回も口ずさんでいるうちに、自然にくちびるからあふれ出てくるようになる――五音、七音とは、そんなリズムだということが分ります。
この日本語独自の言葉のリズムをもとに生まれたのが、短歌や俳句です。だからこそ、短歌も俳句も、古典として尊重されるだけでなく、時代をこえて、多くの人々が、その中に自分の心の世界をひょうげんしてきたのだといえるでしょう。 0 2 5
41 光村図書 6 砂漠に挑む 遠山柾雄 砂漠における農産物の栽培 人間共生 砂漠は決して不毛な土地ではない。砂漠に住む人たちの伝統的な農法のちえに現代の技術を生かし、適切な管理さえすれば、おいしい野菜や果物をたくさん取ることができる。 砂漠で農産物を作ることは、現代の大きな課題である。それは、人口増加とそれにともなう食料不足という、地球規模の問題とも重なっている。二十一世紀の主役であるみなさんに、ぜひこの問題に関心を持ってほしいと思う。 0 3 11
42 光村図書 6 平和のとりでを築く 大牟田実 原爆ドームの伝えるもの 平和 広島市には一発の原子爆弾で破壊されそのままの形で今日まで保存されてきた「原爆ドーム」と呼ばれる建物があり、戦争を戒める建造物として、ユネスコの世界遺産へのなかまいりを果たした。 国連のヨネスコ憲章には、「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」と記されている。原爆ドームは、それを見る人の心に平和のとりでを築くための世界の遺産なのだ。 0 2 4
43 東京書籍 1 いろいろなふね   ふねの種類と働き もの集め ふねには、いろいろなものがあります。
いろいろなふねが、それぞれのやくめにあうようにつくられています。
  0 2 4
44 東京書籍 1 じゃんけん   じゃんけんの勝ち負けのしくみ もの集め このように、「グー」「チョキ」「パー」のどれも、ほかの二つのうちの一つにはかちます。
でも、のこりの1つにはまけるようになっています。
  1 2 3
45 東京書籍 1 どうぶつのはな こみやまひろし 動物のはな 生き物 ほかにも、べんりなはなが、いろいろあります。   0 2 3
46 東京書籍 2 タイの小学生マナのくらし   タイの小学生のくらし 生活・文化 せかいには、たくさんの国があります。いろいろな国で、子どもたちは、どんなくらしをしているのでしょう。   1 2 4
47 東京書籍 2 たんぽぽ ひらやまかずこ たんぽぽの生態 生き物 このようにして、たんぽぽは、いろいろなところに生え、なかまをふやしていくのです。   0 1 1
48 東京書籍 2 ビーバーの大工事 なかがわしろう ビーバーのダム作り 生き物 ビーバーがダムを作るのは、それで川の水をせき止めてみずうみを作り、そのみずうみを作り、そのみずうみの中に、てきにおそわれないあんぜんなすを作るためなのです。   0 3 4
49 東京書籍 3 自然のかくし絵 矢島稔 昆虫のほご色 生き物 このように、身をかくすのに役立つ色のことを
色といいます。
ほご色は、どんな場合でも役立つとはかぎりませんが、てきにかこまれながらこん虫が生きつづけるのに、ずいぶん役立っているのです。 0 3 4
50 東京書籍 3 つな引きのお祭り 北村皆雄 祭りで行われる綱引き 生活・文化 今も、日本各地のお祭りでつな引きが行われています。
日本の各地で、つな引きのお祭りが行われています。
日本の各地で、つな引きのお祭りが行われています。そこには、それぞれの地方の人たちの、いのりやねがいがこめられているのです。 0 3 7
51 東京書籍 3 盲導犬の訓練 吉原順平 盲導犬の訓練 人間共生 もうどう犬も、はたらく犬のなかまです。もうどう犬は、目の不自由な人が、町を安全に歩けるように、目の代わりになって助ける犬です。
 もうどう犬になる犬は、生まれるとすぐに、人間と家族のようにくらすためのしつけを受けます。そして、一才になると、もうどう犬としてのきびしい訓練が始まるのです。
目の不自由な人にとって、もうどう犬は体の一部であり、心の通う家族なのです。 0 2 4
52 東京書籍 4 ウミガメのはまを守る 清水達也 静岡でのウミガメの保護 人間共生 ウミガメは、自分が生まれたすなはまにもどってきて、たまごを産むといわれています。御前崎町の人々は、このすなはまで生まれたウミガメが、一頭でも多くもどってくるようにと願い、ウミガメを保護する活動に取り組んでいます。   0 4 6
53 東京書籍 4 暮らしの中の和と洋   住環境の和と洋のそれぞれの良さ 生活・文化 和室と洋室では、その特徴の違いにより、それぞれ異なった良さがある。 このように見てくると、和室と洋室には、それぞれ良さがあることが分かります。わたしたちは、その両方の良さを取り入れてくらしているのです。 前・中・後 4 3 4
54 東京書籍 4 ヤドカリとイソギンチャク 武田正倫 ヤドカリとイソギンチャクの共生 動物間共生 さんご礁の美しい海では、いくつものベニヒモイソギンチャクを貝がらに付けた、ソメンヤドカリを見ることができます。ヤドカリとイソギンチャクは、このように、たがいに助け合って生きているのです。
  前・中 3 3 5
55 東京書籍 5 動物の体 増井 光子 動物の体の環境適応 生き物 地球上には、暑くてかわいた
砂ばく地帯もあれば、逆に、
冬にはマイナス数十度にまで下がり、雪と氷にとざされてしまう所もある。そのような所にも、いろいろな勤物たちがそれぞれの環境に適応しながら生きている。
動物たちの体は、それぞれに、すんでいる場所の気候や風土に合うようにできているのであ
る。それは、自然が長い年月をかけて作りあげてきた、最高のけっさくであるといえるだろう。
0 4 12
56 東京書籍 5 インスタント食品とわたしたちの生活 大塚滋 インスタント食品の良い点と悪い点 生活・文化 インスタント食品はたいへん便利であり、わたしたちの生活に欠かせないものにになっています。その一方で、今述べたような注意しなければならない点もあります。便利さを上手に生かしながら、豊かな食生活をつくりあげていきたいものです。   1 3 8
57 東京書籍 5 森林のおくりもの 富山和子 生活における木の大切さ 生活・文化 日本にはいたる所、すぐれた木材かありました。日本人は、その森林のめぐみを精いっぱい利用して「木のくらし」を築いてきました。 このように、わたしたちは、森林のお世話になり続けてきたのです。…このようなとき、わたしたちは、緑豊かな国土に生まれたことの幸せに感謝しなければなりません。そして、森林を育てる仕事のすばらしさ、とうとさを考えなければならないのです。 前・中・後 7 3 13
58 東京書籍 6 宇宙から鶴を追う 樋口広芳 鶴の移動経路について 生き物 宇宙からツルを追うという今回の調査によって・・・わたしたちは、自然環境の保護を地球規模で考えなくてはならないこと、そして、そのためには、国をこえて、人々が協力し合わなくてはならないことを学んだのです。 宇宙からツルを追うという今回の調査によって・・・わたしたちは、自然環境の保護を地
球規模で考えなくてはならないこと、そして、そのためには、国をこえて、人々が協力し合わなくてはならないことを学んだのです。
前・中 1 5 6
59 東京書籍 6 百年前の二十世紀 横田順彌 百年間の文明や環境の変化 生活・文化 今から約百年ほど前の一九〇一年(明治三十四年)、二十世紀の最初の年のお正月に、『二十世紀の予言』という、おそらく日本で初めてと思われる、…書いた人の名前が分かりませんが、これらの予測がおどろくほどよく当たっっているのです。 わたしたちは、どんな未来を生きていくのでしょうか。十年後、五十年後、そして百年後、わたしたちはどんな生活をしているのでしょうか。百年前の人が未来を予測したように、わたしたちの生きていく、そしてわたしたちがつくりあげていく二十一世紀について考えてみましょう 1 3 7
60 東京書籍 6 人間とロボット 雀部晶 人間とロボットの共生 人間共生 現在、実際に存在するロボットの多くは、産業用ロボットといわれるものです。日本の工場は、世界の中でも特にたくさんの産業用ロボットを使っています。 わたしたちは、夢を一つずつ実現させながら、一方で人間とロボットのよりよいかかわリ方を考えていかなければならないのです。 1 3 5

4.分析の実際

4-1.学年と話題の分類

実現値クロス集計
その他 もの集め コミュニケーション メディア 人間共生 作り方 動物間共生 平和 環境 生き物 生活・文化 合計
1 0 3 1 0 0 0 0 0 0 4 0 8
2 0 0 0 0 0 2 2 0 0 5 1 10
3 0 0 0 1 2 0 0 0 0 5 3 11
4 0 0 2 1 2 0 1 0 1 2 3 12
5 0 0 0 2 2 0 0 0 2 1 3 10
6 1 0 1 0 2 0 0 1 0 1 3 9
合計 1 3 4 4 8 2 3 1 3 18 13 60
期待値
その他 もの集め コミュニケーション メディア 人間共生 作り方 動物間共生 平和 環境 生き物 生活・文化
1 0.13 0.40 0.53 0.53 1.07 0.27 0.40 0.13 0.40 2.40 1.73
2 0.17 0.50 0.67 0.67 1.33 0.33 0.50 0.17 0.50 3.00 2.17
3 0.18 0.55 0.73 0.73 1.47 0.37 0.55 0.18 0.55 3.30 2.38
4 0.20 0.60 0.80 0.80 1.60 0.40 0.60 0.20 0.60 3.60 2.60
5 0.17 0.50 0.67 0.67 1.33 0.33 0.50 0.17 0.50 3.00 2.17
6 0.15 0.45 0.60 0.60 1.20 0.30 0.45 0.15 0.45 2.70 1.95
実現値と期待値との差
その他 もの集め コミュニケーション メディア 人間共生 作り方 動物間共生 平和 環境 生き物 生活・文化
1 -0.13 2.60 0.47 -0.53 -1.07 -0.27 -0.40 -0.13 -0.40 1.60 -1.73
2 -0.17 -0.50 -0.67 -0.67 -1.33 1.67 1.50 -0.17 -0.50 2.00 -1.17
3 -0.18 -0.55 -0.73 0.27 0.53 -0.37 -0.55 -0.18 -0.55 1.70 0.62
4 -0.20 -0.60 1.20 0.20 0.40 -0.40 0.40 -0.20 0.40 -1.60 0.40
5 -0.17 -0.50 -0.67 1.33 0.67 -0.33 -0.50 -0.17 1.50 -2.00 0.83
6 0.85 -0.45 0.40 -0.60 0.80 -0.30 -0.45 0.85 -0.45 -1.70 1.05
カイ自乗値 (実現値と期待値のくい違い)
その他 もの集め コミュニケーション メディア 人間共生 作り方 動物間共生 平和 環境 生き物 生活・文化
1 0.13 16.90 0.41 0.53 1.07 0.27 0.40 0.13 0.40 1.07 1.73
2 0.17 0.50 0.67 0.67 1.33 8.33 4.50 0.17 0.50 1.33 0.63
3 0.18 0.55 0.73 0.10 0.19 0.37 0.55 0.18 0.55 0.88 0.16
4 0.20 0.60 1.80 0.05 0.10 0.40 0.27 0.20 0.27 0.71 0.06
5 0.17 0.50 0.67 2.67 0.33 0.33 0.50 0.17 4.50 1.33 0.32
6 4.82 0.45 0.27 0.60 0.53 0.30 0.45 4.82 0.45 1.07 0.57
N= 60.00
Kai= 76.74
MIN= 6.00
√クラメールの関連指数= 0.51

考察

4-2 学年と主題の位置

実現値クロス集計
合計
1 1 6 1 8
2 1 9 0 10
3 6 4 1 11
4 7 5 0 12
5 9 1 0 10
6 9 0 0 9
合計 33 25 2 60
期待値
1 4.40 3.33 0.27
2 5.50 4.17 0.33
3 6.05 4.58 0.37
4 6.60 5.00 0.40
5 5.50 4.17 0.33
6 4.95 3.75 0.30
実現値と期待値との差
1 -3.40 2.67 0.73
2 -4.50 4.83 -0.33
3 -0.05 -0.58 0.63
4 0.40 0.00 -0.40
5 3.50 -3.17 -0.33
6 4.05 -3.75 -0.30
カイ自乗値 (実現値と期待値のくい違い)
1 2.63 2.13 2.02
2 3.68 5.61 0.33
3 0.00 0.07 1.09
4 0.02 0.00 0.40
5 2.23 2.41 0.33
6 3.31 3.75 0.30
N= 60.00
Kai= 30.32
MIN= 3.00
√クラメールの関連指数= 0.50

考察

4-3 主題の位置と話題の分類

実現値クロス集計
合計
その他 1 0 0 1
もの集め 0 3 0 3
コミュニケーション 4 0 0 4
メディア 3 1 0 4
人間共生 6 2 0 8
作り方 1 1 0 2
動物間共生 0 3 0 3
平和 1 0 0 1
環境 3 0 0 3
生き物 5 12 1 18
生活・文化 9 3 1 13
合計 33 25 2 60
期待値
その他 0.55 0.42 0.03
もの集め 1.65 1.25 0.10
コミュニケーション 2.20 1.67 0.13
メディア 2.20 1.67 0.13
人間共生 4.40 3.33 0.27
作り方 1.10 0.83 0.07
動物間共生 1.65 1.25 0.10
平和 0.55 0.42 0.03
環境 1.65 1.25 0.10
生き物 9.90 7.50 0.60
生活・文化 7.15 5.42 0.43
実現値と期待値との差
その他 0.45 -0.42 -0.03
もの集め -1.65 1.75 -0.10
コミュニケーション 1.80 -1.67 -0.13
メディア 0.80 -0.67 -0.13
人間共生 1.60 -1.33 -0.27
作り方 -0.10 0.17 -0.07
動物間共生 -1.65 1.75 -0.10
平和 0.45 -0.42 -0.03
環境 1.35 -1.25 -0.10
生き物 -4.90 4.50 0.40
生活・文化 1.85 -2.42 0.57
カイ自乗値 (実現値と期待値のくい違い)
その他 0.37 0.42 0.03
もの集め 1.65 2.45 0.10
コミュニケーション 1.47 1.67 0.13
メディア 0.29 0.27 0.13
人間共生 0.58 0.53 0.27
作り方 0.01 0.03 0.07
動物間共生 1.65 2.45 0.10
平和 0.37 0.42 0.03
環境 1.10 1.25 0.10
生き物 2.43 2.70 0.27
生活・文化 0.48 1.08 0.74
N= 60.00
Kai= 25.64
MIN= 3.00
√クラメールの関連指数= 0.46

考察

4-4 学年と設疑法の数

実現値クロス集計
0 1 2 3 4 7 合計
1 4 2 2 0 0 0 28
2 5 4 1 0 0 0 16
3 4 6 0 0 1 0 15
4 7 1 0 3 1 0 15
5 2 3 2 1 1 1 10
6 4 4 1 0 0 0 9
合計 26 28 16 15 15 1 60
期待値
0 1 2 3 4 7
1 12.13 13.07 7.47 7.00 7.00 0.47
2 6.93 7.47 4.27 4.00 4.00 0.27
3 6.50 7.00 4.00 3.75 3.75 0.25
4 6.50 7.00 4.00 3.75 3.75 0.25
5 4.33 4.67 2.67 2.50 2.50 0.17
6 3.90 4.20 2.40 2.25 2.25 0.15
実現値と期待値との差
0 1 2 3 4 7
1 -8.13-11.07 -5.47 -7.00 -7.00 -0.47
2 -1.93 -3.47 -3.27 -4.00 -4.00 -0.27
3 -2.50 -1.00 -4.00 -3.75 -2.75 -0.25
4 0.50 -6.00 -4.00 -0.75 -2.75 -0.25
5 -2.33 -1.67 -0.67 -1.50 -1.50 0.83
6 0.10 -0.20 -1.40 -2.25 -2.25 -0.15
カイ自乗値 (実現値と期待値のくい違い)
0 1 2 3 4 7
1 5.45 9.37 4.00 7.00 7.00 0.47
2 0.54 1.61 2.50 4.00 4.00 0.27
3 0.96 0.14 4.00 3.75 2.02 0.25
4 0.04 5.14 4.00 0.15 2.02 0.25
5 1.26 0.60 0.17 0.90 0.90 4.17
6 0.00 0.01 0.82 2.25 2.25 0.15
N= 60.00
Kai= 82.39
MIN= 6.00
√クラメールの関連指数= 0.52

考察

4-5 学年と層(段階)の数

実現値クロス集計
1 2 3 4 5 合計
1 0 6 2 0 0 10
2 2 3 5 0 0 31
3 0 4 7 0 0 41
4 0 3 5 4 0 18
5 0 1 7 2 0 11
6 0 4 4 0 1 9
合計 10 31 41 18 11 60
期待値
1 2 3 4 5
1 1.67 5.17 6.83 3.00 1.83
2 5.17 16.02 21.18 9.30 5.68
3 6.83 21.18 28.02 12.30 7.52
4 3.00 9.30 12.30 5.40 3.30
5 1.83 5.68 7.52 3.30 2.02
6 1.50 4.65 6.15 2.70 1.65
実現値と期待値との差
1 2 3 4 5
1 -1.67 0.83 -4.83 -3.00 -1.83
2 -3.17-13.02-16.18 -9.30 -5.68
3 -6.83-17.18-21.02-12.30 -7.52
4 -3.00 -6.30 -7.30 -1.40 -3.30
5 -1.83 -4.68 -0.52 -1.30 -2.02
6 -1.50 -0.65 -2.15 -2.70 -0.65
カイ自乗値 (実現値と期待値のくい違い)
1 2 3 4 5
1 1.67 0.13 3.42 3.00 1.83
2 1.94 10.58 12.36 9.30 5.68
3 6.83 13.94 15.77 12.30 7.52
4 3.00 4.27 4.33 0.36 3.30
5 1.83 3.86 0.04 0.51 2.02
6 1.50 0.09 0.75 2.70 0.26
N= 60.00
Kai= 135.09
MIN= 5.00
√クラメールの関連指数= 0.75

考察

4-6 学年と事例の数

実現値クロス集計
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 合計
1 1 1 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 11
2 2 2 1 3 0 2 0 0 0 0 0 0 0 15
3 0 1 1 4 1 1 2 1 0 0 0 0 0 21
4 0 1 3 2 2 1 0 3 0 0 0 0 0 27
5 0 0 2 0 1 1 1 1 1 1 0 1 1 16
6 0 0 0 3 2 2 1 0 0 0 1 0 0 16
合計 11 15 21 27 16 16 4 5 1 1 1 1 1 60
期待値
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
1 2.02 2.75 3.85 4.95 2.93 2.93 0.73 0.92 0.18 0.18 0.18 0.18 0.18
2 2.75 3.75 5.25 6.75 4.00 4.00 1.00 1.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25
3 3.85 5.25 7.35 9.45 5.60 5.60 1.40 1.75 0.35 0.35 0.35 0.35 0.35
4 4.95 6.75 9.45 12.15 7.20 7.20 1.80 2.25 0.45 0.45 0.45 0.45 0.45
5 2.93 4.00 5.60 7.20 4.27 4.27 1.07 1.33 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27
6 2.93 4.00 5.60 7.20 4.27 4.27 1.07 1.33 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27
実現値と期待値との差
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
1 -1.02 -1.75 -0.85 -1.95 -2.93 -2.93 -0.73 -0.92 -0.18 -0.18 -0.18 -0.18 -0.18
2 -0.75 -1.75 -4.25 -3.75 -4.00 -2.00 -1.00 -1.25 -0.25 -0.25 -0.25 -0.25 -0.25
3 -3.85 -4.25 -6.35 -5.45 -4.60 -4.60 0.60 -0.75 -0.35 -0.35 -0.35 -0.35 -0.35
4 -4.95 -5.75 -6.45-10.15 -5.20 -6.20 -1.80 0.75 -0.45 -0.45 -0.45 -0.45 -0.45
5 -2.93 -4.00 -3.60 -7.20 -3.27 -3.27 -0.07 -0.33 0.73 0.73 -0.27 0.73 0.73
6 -2.93 -4.00 -5.60 -4.20 -2.27 -2.27 -0.07 -1.33 -0.27 -0.27 0.73 -0.27 -0.27
カイ自乗値 (実現値と期待値のくい違い)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
1 0.51 1.11 0.19 0.77 2.93 2.93 0.73 0.92 0.18 0.18 0.18 0.18 0.18
2 0.20 0.82 3.44 2.08 4.00 1.00 1.00 1.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25
3 3.85 3.44 5.49 3.14 3.78 3.78 0.26 0.32 0.35 0.35 0.35 0.35 0.35
4 4.95 4.90 4.40 8.48 3.76 5.34 1.80 0.25 0.45 0.45 0.45 0.45 0.45
5 2.93 4.00 2.31 7.20 2.50 2.50 0.00 0.08 2.02 2.02 0.27 2.02 2.02
6 2.93 4.00 5.60 2.45 1.20 1.20 0.00 1.33 0.27 0.27 2.02 0.27 0.27
N= 60.00
Kai= 139.67
MIN= 6.00
√クラメールの関連指数= 0.68

考察

4-7 層と事例の数

実現値クロス集計
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 合計
1 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5
2 1 3 6 8 3 0 0 0 0 0 0 0 0 26
3 0 2 4 7 3 5 4 2 1 0 1 0 1 40
4 0 0 0 0 0 1 0 3 0 1 0 1 0 21
5 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 7
合計 5 26 40 21 7 7 4 5 1 1 1 1 1 60
期待値
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
1 0.42 2.17 3.33 1.75 0.58 0.58 0.33 0.42 0.08 0.08 0.08 0.08 0.08
2 2.17 11.27 17.33 9.10 3.03 3.03 1.73 2.17 0.43 0.43 0.43 0.43 0.43
3 3.33 17.33 26.67 14.00 4.67 4.67 2.67 3.33 0.67 0.67 0.67 0.67 0.67
4 1.75 9.10 14.00 7.35 2.45 2.45 1.40 1.75 0.35 0.35 0.35 0.35 0.35
5 0.58 3.03 4.67 2.45 0.82 0.82 0.47 0.58 0.12 0.12 0.12 0.12 0.12
実現値と期待値との差
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
1 1.58 -2.17 -3.33 -1.75 -0.58 -0.58 -0.33 -0.42 -0.08 -0.08 -0.08 -0.08 -0.08
2 -1.17 -8.27-11.33 -1.10 -0.03 -3.03 -1.73 -2.17 -0.43 -0.43 -0.43 -0.43 -0.43
3 -3.33-15.33-22.67 -7.00 -1.67 0.33 1.33 -1.33 0.33 -0.67 0.33 -0.67 0.33
4 -1.75 -9.10-14.00 -7.35 -2.45 -1.45 -1.40 1.25 -0.35 0.65 -0.35 0.65 -0.35
5 -0.58 -3.03 -4.67 -2.45 -0.82 0.18 -0.47 -0.58 -0.12 -0.12 -0.12 -0.12 -0.12
カイ自乗値 (実現値と期待値のくい違い)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
1 6.02 2.17 3.33 1.75 0.58 0.58 0.33 0.42 0.08 0.08 0.08 0.08 0.08
2 0.63 6.07 7.41 0.13 0.00 3.03 1.73 2.17 0.43 0.43 0.43 0.43 0.43
3 3.33 13.56 19.27 3.50 0.60 0.02 0.67 0.53 0.17 0.67 0.17 0.67 0.17
4 1.75 9.10 14.00 7.35 2.45 0.86 1.40 0.89 0.35 1.21 0.35 1.21 0.35
5 0.58 3.03 4.67 2.45 0.82 0.04 0.47 0.58 0.12 0.12 0.12 0.12 0.12
N= 60.00
Kai= 136.74
MIN= 5.00
√クラメールの関連指数= 0.75

考察

4-8 要旨の位置と事例の数

実現値クロス集計
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 合計
0 1 0 2 0 0 2 0 0 0 0 0 0 5
0 1 4 4 1 3 2 0 0 0 0 1 1 17
0 0 2 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 4
2 2 3 7 5 4 0 4 0 1 1 0 0 29
0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
1 0 1 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4
合計 3 5 10 15 6 7 4 5 1 1 1 1 1 60
期待値
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
0.25 0.42 0.83 1.25 0.50 0.58 0.33 0.42 0.08 0.08 0.08 0.08 0.08
0.85 1.42 2.83 4.25 1.70 1.98 1.13 1.42 0.28 0.28 0.28 0.28 0.28
0.20 0.33 0.67 1.00 0.40 0.47 0.27 0.33 0.07 0.07 0.07 0.07 0.07
1.45 2.42 4.83 7.25 2.90 3.38 1.93 2.42 0.48 0.48 0.48 0.48 0.48
0.05 0.08 0.17 0.25 0.10 0.12 0.07 0.08 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02
0.20 0.33 0.67 1.00 0.40 0.47 0.27 0.33 0.07 0.07 0.07 0.07 0.07
実現値と期待値との差
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
-0.25 0.58 -0.83 0.75 -0.50 -0.58 1.67 -0.42 -0.08 -0.08 -0.08 -0.08 -0.08
-0.85 -0.42 1.17 -0.25 -0.70 1.02 0.87 -1.42 -0.28 -0.28 -0.28 0.72 0.72
-0.20 -0.33 1.33 -1.00 -0.40 -0.47 -0.27 0.67 0.93 -0.07 -0.07 -0.07 -0.07
0.55 -0.42 -1.83 -0.25 2.10 0.62 -1.93 1.58 -0.48 0.52 0.52 -0.48 -0.48
-0.05 0.92 -0.17 -0.25 -0.10 -0.12 -0.07 -0.08 -0.02 -0.02 -0.02 -0.02 -0.02
0.80 -0.33 0.33 1.00 -0.40 -0.47 -0.27 -0.33 -0.07 -0.07 -0.07 -0.07 -0.07
カイ自乗値 (実現値と期待値のくい違い)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
0.25 0.82 0.83 0.45 0.50 0.58 8.33 0.42 0.08 0.08 0.08 0.08 0.08
0.85 0.12 0.48 0.01 0.29 0.52 0.66 1.42 0.28 0.28 0.28 1.81 1.81
0.20 0.33 2.67 1.00 0.40 0.47 0.27 1.33 13.07 0.07 0.07 0.07 0.07
0.21 0.07 0.70 0.01 1.52 0.11 1.93 1.04 0.48 0.55 0.55 0.48 0.48
0.05 10.08 0.17 0.25 0.10 0.12 0.07 0.08 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02
3.20 0.33 0.17 1.00 0.40 0.47 0.27 0.33 0.07 0.07 0.07 0.07 0.07
N= 60.00
Kai= 67.07
MIN= 6.00
√クラメールの関連指数= 0.47

考察

4-9 設疑法の数と事例の数

実現値クロス集計
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 合計
0 2 1 3 7 2 4 2 2 1 0 1 1 0 26
1 1 2 3 6 3 2 2 1 0 0 0 0 0 23
2 0 2 2 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 11
3 0 0 1 0 1 0 0 1 0 1 0 0 0 14
4 0 0 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 18
7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 5
合計 23 11 14 18 6 7 5 5 1 1 1 1 1 60
期待値
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
0 9.97 4.77 6.07 7.80 2.60 3.03 2.17 2.17 0.43 0.43 0.43 0.43 0.43
1 8.82 4.22 5.37 6.90 2.30 2.68 1.92 1.92 0.38 0.38 0.38 0.38 0.38
2 4.22 2.02 2.57 3.30 1.10 1.28 0.92 0.92 0.18 0.18 0.18 0.18 0.18
3 5.37 2.57 3.27 4.20 1.40 1.63 1.17 1.17 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23
4 6.90 3.30 4.20 5.40 1.80 2.10 1.50 1.50 0.30 0.30 0.30 0.30 0.30
7 1.92 0.92 1.17 1.50 0.50 0.58 0.42 0.42 0.08 0.08 0.08 0.08 0.08
実現値と期待値との差
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
0 -7.97 -3.77 -3.07 -0.80 -0.60 0.97 -0.17 -0.17 0.57 -0.43 0.57 0.57 -0.43
1 -7.82 -2.22 -2.37 -0.90 0.70 -0.68 0.08 -0.92 -0.38 -0.38 -0.38 -0.38 -0.38
2 -4.22 -0.02 -0.57 -2.30 -1.10 -0.28 -0.92 -0.92 -0.18 -0.18 -0.18 -0.18 -0.18
3 -5.37 -2.57 -2.27 -4.20 -0.40 -1.63 -1.17 -0.17 -0.23 0.77 -0.23 -0.23 -0.23
4 -6.90 -3.30 -3.20 -4.40 -1.80 -2.10 -1.50 -0.50 -0.30 -0.30 -0.30 -0.30 -0.30
7 -1.92 -0.92 -1.17 -1.50 -0.50 -0.58 -0.42 -0.42 -0.08 -0.08 -0.08 -0.08 0.92
カイ自乗値 (実現値と期待値のくい違い)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
0 6.37 2.98 1.55 0.08 0.14 0.31 0.01 0.01 0.74 0.43 0.74 0.74 0.43
1 6.93 1.17 1.04 0.12 0.21 0.17 0.00 0.44 0.38 0.38 0.38 0.38 0.38
2 4.22 0.00 0.13 1.60 1.10 0.06 0.92 0.92 0.18 0.18 0.18 0.18 0.18
3 5.37 2.57 1.57 4.20 0.11 1.63 1.17 0.02 0.23 2.52 0.23 0.23 0.23
4 6.90 3.30 2.44 3.59 1.80 2.10 1.50 0.17 0.30 0.30 0.30 0.30 0.30
7 1.92 0.92 1.17 1.50 0.50 0.58 0.42 0.42 0.08 0.08 0.08 0.08 10.08
N= 60.00
Kai= 97.62
MIN= 6.00
√クラメールの関連指数= 0.57

考察

5.終わりに

 今回の研究では、全出版社6社の中から光村図書・東京書籍・教育出版の3社のみにしぼって研究を進めた。
今後の研究方法として、今回取り上げなかった日本図書・大阪書籍・学校図書と比較することが考えられる。また、中学校・高等学校の説明文教材との比較や、改訂以後の教科書に掲載されている説明文教材との比較を通して、説明文教材がどのような変遷を経ているかという研究が考えられる。今回とりあげた分析の観点(10項目)だけでなく、更に新たな観点から分析することで、今回の研究がより深められると考える。

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