Google Earthで見るレタス産地

市町村別レタス収穫量の分布

最初に,市町村別レタス収穫量を表す地図を見てみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「農業」のページにある「野菜(収穫時期別)」の表にある「レタス」の「上位30市町村」の青いボタン上位30市町村をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,レタス収穫量上位30市町村の収穫量を,夏秋の収穫量は赤色で,冬春の収穫量は青色で,それぞれ球と市町村の領域の高さで表した地図が,Google Earthで表示されます.この地図では,レタス収穫量が球と市町村の領域の高さに比例しており,高く表示されている市町村ほど,レタスの収穫量が多いことを示しています.

この地図を見ると,レタス収穫量は,季節によって大きく異なることが分かります.夏秋には,本州の中部以北で,冬春には,本州の中部以南で,それぞれ収穫量が多くなっています.また,夏秋には,本州中部に,とびぬけて収穫量が多いところがあります.
次に,レタスの収穫がある全市町村の地図を見てみます.先ほどと同様にして,「レタス」の「全市町村」の青いボタン全市町村をクリックまたはタップして,この地図をGoogle Earthで開くと,下のような地図が表示されます.この地図では,先ほどの地図に加えて,レタスの収穫がある全市町村の収穫量を,夏秋の収穫量は赤色で,冬春の収穫量は青色で,それぞれ表しており,球の高さがレタスの収穫量に比例しています.

この,レタスの収穫がある全市町村の地図を見ると,日本のかなり広い範囲で
レタスが栽培されていることが分かります.夏秋と冬春とで,上位30市町村ほど明瞭に産地が分かれているわけではありませんが,夏秋には,本州の中部以北で主に収穫があり,冬春には本州の中部以南と本州の中部から北部にかけての太平洋沿岸地域とで,主に収穫があります.

レタス収穫量と年平均気温との関係

次に,レタス収穫量の地図に,年平均気温の地図を重ねてみます.まず,「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「年平均気温」の青いボタン日本全国を,クリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,レタス収穫量の地図に加えて,年平均気温を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.

この地図を見ると,レタスの収穫量が多い市町村は,夏秋には涼しい地域に,冬春には暖かい地域に,それぞれ分布することが分かります.夏秋の収穫量が多い市町村は,青色か水色に塗られた地域にあり,これらは年平均気温が12.5℃以下の地域です.一方,冬春の収穫量が多い市町村は,だいだい色に塗られた地域にあり,これらは年平均気温が15℃を超える地域です.収穫量が少ない市町村は,上記のような気温の地域以外にもみられますので,必ずしも,ある一定の気温でのみ栽培が可能という訳ではありません.とはいえ,収穫量が多い地域は特定の気温の地域に限られるということは,気温がレタスの栽培に大きく影響していることを示しています.

レタス収穫量と年降水量との関係

レタス収穫量の地図に,年降水量の地図を重ねてみます.まず,「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「年降水量」の青いボタン日本全国をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,レタス収穫量の地図に加えて,年降水量を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.

この地図を見ると,レタスの収穫量が多い地域は,年降水量が比較的少ない地域に目立ちます.夏秋に特に収穫量が多い市町村が位置する本州中部の内陸も,冬春に特に収穫量が多い市町村が位置する瀬戸内海沿岸も,年降水量は1500 mm以下です.ただし,収穫量上位30市町村の中でも,本州中部の太平洋沿岸や九州に位置する市町村では,年降水量が2000 mmを超える地域もありますので,降水量が多いと,レタスの栽培に,ものすごく不利になるという訳ではなさそうです.

レタス収穫量と人口密度との関係

レタス収穫量の地図に,人口密度の地図を重ねてみます.まず,「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「人口密度」の青いボタン市町村別をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,レタス収穫量の地図に加えて,人口密度を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.

この地図を見ると,レタスの収穫量が多い地域は,人口密度については多様であることがわかります.レタスの収穫量が多い地域は,比較的人口密度が低いことを表す黄緑色や黄色で塗られた地域に多くみられますが,それ以外の地域にもあります.人口密度が高いだいだい色の地域にも収穫量が多い地域はみられますし,赤く塗られた大都市でも,まったく収穫がないわけではありません.以上のように,人口密度については,多様な地域にレタスの産地があると言えます.

レタス畑の様子

次に,レタス畑の様子を,上空から,そして,地上から見てみます.その前に,年平均気温や年降水量,人口密度の地図が表示されていると,地表面の様子が見えませんので,次のようにして,それらを非表示にします.PCの場合は,Google Earth画面の左にある地図名が表示されている部分の,年平均気温,年降水量,人口密度の左端にあるチェックボックスをクリックして,チェックが入っていない状態にします.タブレットやスマートフォンの場合は,画面左上の線が三本横に描かれた部分をタップして表示される「地図を消去」をタップします.そうすると,これまで表示されていた地図がなくなり,地表面が見える状態になります.
以上で準備が整いましたので,「野菜(収穫時期別)」の表にある「レタス」の「長野県川上村」とある青いボタン長野県川上村をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,レタス畑の上空から見た空中写真が,Google Earthで表示されます.

この空中写真を見ると,整然と区画された,家よりも大きな,白い四角がたくさんみられます.これらの白い四角がレタス畑です.レタス畑では,地中の温度管理などのために,畝をビニールで覆うマルチ栽培と呼ばれる方法が行われています.このビニールが反射して白く見えています.周辺を見ると,多くのレタス畑が広がっているのが分かります.これらのレタス畑は,山間の平野に位置しています.
再び,最初のレタス畑に戻って,地上の様子を見てみます.このレタス畑の事例としたところにある道路では,ストリートビューが提供されていますので,Google Earth画面の右上にある人形を,このレタス畑を通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.

このストリートビュー画面で,道路の両側にあるのがレタス畑です.レタス畑の畝が白いビニールのマルチで覆われている様子が分かります.周囲には,多くのレタス畑があることや,山に囲まれた平野に位置することが分かります.

世界のレタス産地

最後に,世界のレタス収穫量の分布を見てみます.これまでと同様にして,「野菜(収穫時期別)」の表にある「レタス」の「世界国別」とある青いボタン世界国別をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような地図が表示されます.この地図では,世界の国・地域別のレタス収穫量を,球の高さで表しており,球の高さが高いほど,収穫量が多いことを示します.

この地図を見ると,世界の各地でレタスが栽培されてはいることが分かります.収穫量は,中国とアメリカ合衆国がとびぬけて多くなっていますが,赤道付近の低緯度地域から,かなり高緯度の地域でも産地がみられます.

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Google Earthで見る地図教材のページ

このページでは,Google Earthを利用した地理学習のために,kmlファイルを公開しています.Google EarthをインストールしたPC,タブレットPC,スマートフォンで,下の各メニューのページ中の青いボタンをクリックまたはタップして,「開く」または「Google Earthで開く」をクリック/タップすると,Google Earthが起動して,当該の地図を利用することができます(2013/11/19公開開始).