台湾の小学校における教育相談と特別支援教育について学ぶセミナーを開催しました。

本学訪問中のWen-sung Peng氏(台北市立大学博士課程)を迎え、台湾の小学校における教育相談と特別支援教育についてお話しいただきました。

台湾では、通常学級の教員、特別支援教員のほかに「カウンセラー教員」と呼ばれる専門の教員が働いており、子どもの支援ニーズのアセスメントと、子どもへの支援(個別、集団含む)を、他の教員やスクールカウンセラーと協働で行っています。また、台湾には特別支援学校に初等部がなく、ほぼすべての児童が地域の学校に通っています。さらに、支援ニーズのある子どものほとんどが、通級による指導を受けながら通常学級で学んでいるなど、インクルーシブな教育が実現されています

Peng氏は現職の「カウンセラー教員」として現場で働きながら、台湾市立大学の博士後期課程に在籍しており、今年の1月より本コースを訪問中です。

セミナーには約20名の学生・教職員が参加しました。台湾と日本の教育相談・特別支援教育のシステムの違いを知り、今後の可能性について考える貴重な機会となりました。

セミナーの様子は、本学ウェブサイトでも紹介されています。