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モダン科学館
(学生ページ)

NEWS


五月祭でモダン科学館を開催します.
日時 2015年5月16日(土) 10:00-16:00
場所 A-311
今年は1日のみの開催です.
-過去のNEWS-

研究内容

 われわれの目に見える固体とは、数多くの原子が集まってできたものです。このときの原子同士の結合にはいろんなタイプがあることが知られています。こういった固体の性質を研究する学問分野を固体物理学と呼び、原子そのものや小数の原子からなる分子の性質を研究する分野を原子(分子)物理学と呼びます。

 本研究室では、現在、以下の3つの研究を中心に行っています。

1.高速イオンビームと固体及び固体表面原子との間の相互作用に関する実験
  [固体物理学][原子(分子)物理学](活動場所:C1-211室、奈良女子大学加速器
  実験室、神戸大学研究基盤センター・機器分析部門)
   入射イオンの励起、固体内原子の内殻電子の励起、固体中の価電子や伝導電子
  の励起、薄膜固有の物性などを研究しています。最近は表面に欠陥が誘起された
  イオン結晶でのイオンビーム散乱の様子を調べ、表面形状や構造の変化を探ってい
  ます。
2.イオンビームと気体分子との相互作用に関する実験[原子(分子)物理学]
  (活動場所:C1-203室(物理学第二実験室))
   イオンが誘起する気体分子の起こす反応を研究しています(今はネタ切れ)。手作
  りの装置で実験しているため、装置作りに力を入れています。
3.物理実験教材開発[物理教育]
  (活動場所:C1-203室(物理学第二実験室)、小・中・高等学校など)
   教材開発や科学教育の方法を主題として研究しています。研究を通して学校現場
  での物理教育教材についての考察を深めることができます。開発した教材は附属学
  校・一般の小中高等学校での授業実践や、研究室の学生が主体となって活動してい
  る『モダン科学館』(学園祭等で開催)で評価を行っています。

 本研究室では実験装置の製作に力をいれ、電気回路なども作製しています。これによって、実験装置や電気回路の仕組みを理解するとともに、卒業後、小学校の先生や中・高等学校の理科の先生になり、教材開発をするときや教材の修理をせねばならぬときに、十分役立つ力が身に付きます。また簡単な物理的現象を的確に捉え原因や結果を予想する力や人に説明する力が身に付きます。さらに、近年より始めた教材開発をとおして、これと同様な教育効果をねらうと共に、子ども達の学習に不足しているものを見つけ出す力や子ども達の学習意識を察知する力が身に付くはずです。

 このように、我々は現代物理学(modern physics)に深く関わる物性研究とそれに付随した教材の開発を行っています。それゆえに、本研究室をモダン−物性−研究室と呼びます。研究室での活動を通し、卒業する頃には掃除、後片付けの大切さが身に付きます。また自分の主張が十分周りの人に分かってもらえるよう学生間のコミュニケーションを大切にしています。本研究室では、こういった資質のある、教員の養成を目指しています。

メンバー

Staff
鈴木康文 /  深澤優子
M2
西口拓矢
M1
中川諒季
4回生以上
入江茜 / 祝智大 / 内田雄大 / 奥野裕太郎
阪口達郎 / 富井美江 / 古田航  / 宮下太志 

3回生
江端優之介 / 新宮拓真 / 高橋大修 / 高ア航/ 竹村俊亮 
玉本武 / 中尾光博 / 古江勇介 / 山ア卓哉 / 山原聡生



 <連絡先>
 〒582-8582 大阪府 柏原市 旭ケ丘 4-698-1
 大阪教育大学 教育学部 理科教育講座(物理)

 鈴木康文
 Mail: susuki@cc.osaka-kyoiku.ac.jp
 深澤優子
 Mail: yukofu@cc.osaka-kyoiku.ac.jp



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