国立大学法人 大阪教育大学

教育学コース
心理学コース
道徳教育学コース
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道徳教育学コース

2024年度の改組について

大阪教育大学は、2024年度(令和6年度)改組を予定しております。(詳細はこちら)
改組に伴い、現学校教育コースは、新設専攻「次世代教育専攻」の「教育探究コース」へと生まれ変わります。

2024年度改組20230412

新「教育探究コース」とは

学級崩壊・いじめ・不登校・様々な原因による校内学力格差・教師のバーンアウトなどを始めとする教育の現代的課題に対し、教師個々人が、理解の浅い表層的な教育テクニックだけで立ち向かおうとするのはあまりに無謀と言えるでしょう。
2024年改組により新設される「次世代教育専攻教育探究コース」(募集人数40人)では、学習指導・生徒指導における教育の探究、また人間自体の探究を、学生・教員が共に続けます。
これらの教育・研究活動を通して、教育の基盤から深く学ぶとともに、それらの学びを教育実践に結びつけることで、教育現場で生じ続ける諸課題、教師自身が発見する個々の問題に対し、独りよがりではなく堅実に向き合える教師の育成を企図します。
つまり教育探究コースとは、教育現場の最前線で教育を探究的に学び続けられる教師を育成するコースであり、また教育と、それに関わる人間自身を探究していこうとする者達のコースでもあるのです。

よって教育探究コースでは、教職力量の基盤となる教育学や心理学、道徳教育学、教科教育学を融合する先進的なカリキュラムを設定し、小学校を中心に教職を強く志望する学生をサポートしていくとともに、 教育・人間に対するさらなる理解、教育技量のさらなるステップアップとして、本学教職大学院を始めとする大学院への進学をも支援していきます。

新「教育探究コース」に向いている人

たとえば・・・
・小学校教員を第一志望にしている人
・現代の教育現場で生じている問題のいずれかに関心のある人
・子ども達と一緒に考え、議論する道徳の授業をしたい人
・子ども理解の力を高めたい人
・教育や人間心理についての、エビデンスベースド・実証的・科学的な学びを深めたい人
・教育、または人間自身を探究していこうとする人
・教育現場、または教育を牽引する存在を目指す人

新「教育探究コース」で取得できる教員免許状

小学校教諭一種

→本免許*として、卒業要件単位で取得できます。

中学校教諭一種または二種(国語・英語・社会から選択)
高等学校教諭一種(国語・英語・[地理歴史・公民]・情報から選択)

→卒業要件以外の単位を併せて履修することによって、副免許*として取得できます。
(他コースの副免許取得希望者に優先して取得をめざすことができます。)

中学校教諭一種または二種(上記以外の教科)
高等学校教諭一種(上記に記載した以外の教科)
特別支援学校教諭一種(知・肢・病)

→卒業要件以外の単位を併せて履修することによって、副免許として取得をめざすことができます。


*「本免許」「副免許」とは:
卒業要件単位で取得できる免許を「本免許」(あるいは「主免許」)、卒業要件単位に加えてその他単位を各学生が取得することでオプショナルに取得できる免許を「副免許」と呼びます。
例えば、国語科専攻の学生が社会科の免許も取得した場合、その学生にとって国語の免許が本免許、社会の免許が副免許となります。
大阪教育大学において、副免許は、各専攻が他専攻学生に対し追加で受講を認めることで取得できますが、副免許取得希望学生よりも本免許取得学生を優先する必要があるため、他専攻の受講には各教科ごとに受入上限人数が定められており、加えて受講条件(特定資格所持、特定試験で規定点数以上、選抜試験合格等)も定められていることが多いです。
これら諸々の条件をクリアした上で、卒業要件単位に加えて当該教科免許取得に必要な単位を併せて取得することで、本免許に加えて副免許の取得が実現できます。
大阪教育大学では、副免許取得のみで卒業することはできません。

現「学校教育コース」との違いは?

・現「学校教育コース」教員12名に、新たに国語・社会・英語の教科教育教員3名が正スタッフとして加わります。これにより、教育の基盤部分に対する深い学びと、実践的な各教科教育との融合的・往還的な学びを促進します。
・募集人数が25人から40人へと拡大します。
・取得可能な免許が増えます。(詳細は以下の"新「教育探究コース」で取得できる資格"をご参照ください)

現「学校教育コース」代表から受験生へ

学校教育コースを受験しようと思っていたあなた。教育探究コースを受験しましょう。
学校教育コースと比べて教育探究コースがお勧めできると私が思っているのは次の2つ。
まず、定員が多い。40名です(ご存じのように学校教育コースは25名)。私が受験生なら25より40の方が受かりそうな気がします。 入学してからも、たくさんの仲間と学べます。むろん、サークルやアルバイトなどでも出会いはあるでしょうが、なにごとも機会は多い方が良いでしょう。 数は力なり、です。
次に、卒業と同時に取得できる小学校の免許状とは別に、中学校や高等学校の免許状の取得も可能です(詳細は上記"新「教育探究コース」で取得できる資格"をご参照ください)。 そのような中で、これまで以上に教科横断的な学習指導の力量を伸ばすことができます。
私は、あなたが、本学のこれまでの卒業生のように、児童・生徒たちとともに教育を探究し続ける教師、学校や教育委員会等の管理職として教育を牽引する指導者、あるいは実践的教育科学の研究・教育を推進する教員養成大学・学部の教員になることを期待しています。
あなたの夢の実現のために、教育探究コースは、充実した教育プログラムと研究環境を用意しております。

学校教育部門主任・学校教育コース代表 大河内浩人

現「学校教育コース」について

学校教育コースでは、教育学、心理学、道徳教育学の学びを通して、個別教科の枠を超えた教育に関する豊かな力量を育成し、それによって今日の日本の教育界に山積する様々な課題に応えられる教育者を養成します。

1回生:「教育科学入門」「教育学研究法」などから、3つの分野の基礎を理解します。

2回生:教育学・心理学・道徳教育学の各分野で開講される講義・演習を通して、それぞれの分野の学びをはじめます。

3回生:各教員が開講する演習(ゼミ)に参加し、教育実習などを通して発見した現場の課題と結びつけながら、各分野の専門性を高めます。

4回生:指導教員の下で自らテーマを設定して卒業研究(卒業論文)に取り組みます。教育現場の課題の解決や子ども理解などを目標に、自らの経験と専門性にもとづく学びの仕上げをします。



現「学校教育コース」で取得できる資格

小学校教諭一種:卒業要件単位で取得できます。

中学校教諭一種・高等学校教諭一種:卒業要件以外の単位を併せて履修することによって取得できるものもありますが、取得できる教科は社会など一部教科に限定されます。

学校図書館司書教諭・図書館司書・学校司書*: 卒業要件以外の単位を併せて履修することによって取得できます*。
(*学校司書は学校図書館法上、資格としての定めはありません。文部科学省が定める学校司書養成のモデルカリキュラムに対応する科目を開講し、終了者には単位取得証明書を発行します。)



現「学校教育コース」卒業後の進路

2022年度卒業生(27名中):教員18名 企業7名 公務員1名 未就職1名

2021年度卒業生(30名中):教員18名 企業3名 公務員4名 進学4名 保育所等1名

2020年度卒業生(31名中):教員23名 企業5名 公務員3名


現「学校教育コース」学生の時間割例

2回生Aさんの場合

Aさん
これは2021年度前期の時間割で、オレンジ色の吹き出しは、2021年度にその授業を受講した2回生Aさんのコメントです。
緑色科目はコース専門科目(本コースにおける学びの中心)、灰色科目は教職関連科目(教育職員免許状の取得に関わる科目)です。
時間割は、「原則として半期26単位(2単位科目なら13科目)まで履修可能」など幾つかのルールに基づいてそれぞれの学生によって組まれますので、学生によって少なからず異なります。

3回生Bさんの場合

Bさん
これは2021年度前期の時間割で、オレンジ色の吹き出しは、2021年度にその授業を受講した3回生Bさんのコメントです。
緑色科目はコース専門科目(本コースにおける学びの中心)、灰色科目は教職関連科目(教育職員免許状の取得に関わる科目)です。
時間割は、「原則として半期26単位(2単位科目なら13科目)まで履修可能」など幾つかのルールに基づいてそれぞれの学生によって組まれますので、学生によって少なからず異なります。

現「学校教育コース」カリキュラム

履修基準

開講基準及びコース専門科目

last update: 2023/10/13
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