一般入試が変わります

強い意志を持って技術教員を目指す人を求め大阪教育大学 技術教育コースの一般入試が変わります。
技術・工業の教員を目指す人を求めます

令和2年度(2020年度) 入試より志望理由書の提出を求めます。中学校 技術・家庭科 技術分野、高等学校 工業科の教員となる意欲、技術や技術教育に関する関心・意欲などを志望理由書で見せて下さい。

技術や技術教育に関する基礎的な知識や理解をより強く持っていることを確かめます

令和3年度(2021年度) 入学者選抜より個別学力検査(物理)を小論文とし、さらに面接を実施する予定です。小論文では技術に関連する学力と共に科学的な思考力・論理力・判断力および読解力について問います(※1)。面接では技術分野の教員となる意欲,技術や技術教育に関する関心・意欲や理解などをみせてもらいます。

※1 令和3年度入学者選抜要項(PDF)(p.39 別表5)では「技術や技術教育に関する理解や関心度をみるために理科(物理基礎の範囲)の学力を必要とする課題に対し,小論文形式で筆答させる。 」と案内しています。

  詳細や変更は大阪教育大学のwebページでお知らせします。

技術教育コースの紹介

1.技術教育コースの概要

技術教育コースでは,技術科教育学に立脚して,中学校の技術・家庭科 技術分野の教員のとして必要な機械・電気・木材加工・金属加工・情報・栽培などの専門知識について学ぶことができます。また、技術教育講座では,

  • 機械・電気・木材加工・金属加工・情報などの専門性を深めて教員養成に資するための研究や、
  • 機械・電気・木材加工・金属加工・情報・栽培などの専門知識を活かした教材開発の研究

を行っています。

2.求める学生像

技術教育コースでは以下のような学生を求めています:

  • 中学校の技術科もしくは専門高校の教員に就くことを強く希望し,その意志を持ち続けることのできる人
  • ものづくりの好きな人。また,ものづくりの楽しさを子どもたちに伝えてみたいと思っている人
  • 創意工夫することの好きな人
  • 一つのことに興味や関心・疑問を持ち続けることのできる人
  • 失敗することを恐れない人
3.コースのようすは?

技術教育コースは入学定員が10名の小さなコースです。その小ささを生かし、毎年、新入生・在学生セミナーを開き、教員として活躍している卒業生を交えて親睦を深める機会を設けています。そのため、同学年の学生だけでなく、先輩後輩の縦のつながりができ、また学生と教員の顔が互いにわかるのが特長の一つです。

4.取得できる免許

取得出来る免許は以下の通りです:

卒業要件の単位を満たすことで取得できるもの
  • 中学校教諭一種免許状 [技術]
  • 高等学校教諭一種免許状 [工業] (選択科目の単位の修得が必要)
卒業要件以外の単位が必要なもの

授業時間割や個別の授業の履修制限(人数等)の制約により必要単位を修得できない場合があり、免許取得を大学として保証するものではありません。また、下記「7.進路指導の先生方へ」もお読み下さい。

  • 中学校教諭一種免許状 [技術以外の教科] (卒業要件外の単位の修得が必要)
  • 小学校教諭一種免許状(講義の履修に条件あり, 卒業要件外の単位の修得が必要)
5.卒業後の進路

2014年度現在、卒業生の3割は卒業後に教員としての道を歩んでいます。大学院へは3割の卒業生が進学しており、修士課程修了後に教員として活躍しています。つまり、おおよそ6割の卒業生が教員となり、4割の学生が一般企業・公務員等へ進んでいます。

7.進路指導の先生方へ

技術教育コースでは中学校・技術科、高等学校・工業科で活躍する教員を養成することを目的にカリキュラムを組み立てています。ご存じのように日本では「大学における教員養成」と「開放制の教員養成」を採用しています。そのため免許法上で必要とされる単位数を取得すれば、教育職員免許状が取得できます。本コースでは、免許法上で必要とされる単位数を満足する科目群に加え、技術科・工業科教員として活躍するために十分な準備が出来るよう科目を用意しています。

技術教育コースに入学後、他教科の免許を取得することも可能ですが、その目的を本コースでは

  • 他校種・他教科を理解することで技術科との関わりを深く考えられる準備をすること

ととらえていますので、進路指導の際にご留意ください。

また技術教育コースの工業高校等卒業予定者の推薦入試制度は、工業高校等で学んだ生徒に母校で教鞭をとってもらい、工学部出身の教員が主体の工業科で、工業科について知り、教育学部で学んだ教員が増えることで、教員の幅を広げるということを目的に始まりました。将来同僚として活躍してもらいたい生徒をぜひご推薦ください。