大阪教育大学




 
 
@食品は、大きく分けて3つの効果があります。
 
Aどのような食品が赤・黄・緑にあたるのか見て見ましょう!
1群 栄養素 たんぱく質・脂肪・ビタミンB2など
食品 魚・肉・卵・豆・豆製品
  
2群 栄養素  カルシウム・タンパク質・ビタミンB2など
食品 牛乳・乳製品・海藻・小魚類
   
3群 栄養素 カロチン・無機質・ビタミンCなど
食品 緑黄色野菜
4群 栄養素 ビタミンC・無機質など
食品 その他の野菜・果物
5群 栄養素 炭水化物・ビタミンB1など
食品 穀物・いも類・砂糖・菓子
6群 栄養素 脂肪・ビタミンD・ビタミンA
食品 油類
マヨネーズ・油・ドレッシング
 
 【お詫び】上表の黄色の食品群と緑色の食品群が逆になっていました。平成26年9月8日に修正いたしました。
 
B5大栄養素について
 5大栄養素とは、炭水化物脂肪たんぱく質ミネラル(無機質)ビタミンのことです。この5つの栄養素は生きていくうえには必ず必要なもので、5つともバランスよく摂ることが大切です。
 では、この5つの栄養素はどのようなはたらきがあるのでしょうか?
  
C5大栄養素の働き
炭水化物
 3大栄養素の1つでエネルギー源となる栄養素で1日に必要なエネルギー量の50%〜70%程を炭水化物で補っています。主にカラダを動かす時に使われます。また、思考の際にも使われるため不足すると勉強などにも影響が出てしまいます。
 炭水化物は脂質とは違い、酸素がなくても働く栄養素のため50mや100mなどの短距離走の時に消費されます。また、持久走の時にも非常に大切なエネルギー源になるため、マラソン選手などは、試合の数日前から炭水化物を多めに摂るように意識しています。
 このように運動はもちろん、勉強の時にも活躍する栄養素なので、しっかりと摂るように心がけましょう。
例:ご飯、餅、パン、うどん、じゃがいも 等

脂質
 3大栄養素の1つです。炭水化物と同じくカラダを動かすエネルギーとなる栄養素ですが、軽めの運動の時に消費される栄養素です。
 脂質というだけであまりいいイメージがないかもしれませんが体温の調節や内蔵の位置を保ち保護している、食べ物から摂れなかった時のエネルギー源などカラダにとって必要な栄養素なのです。
 でも、意識しなくてもしっかりと摂れているのがこの脂質という栄養素の危ない所です。摂り過ぎた分は脂肪として体内に蓄えられてしまいます。むしろ意識して摂りすぎないようにしなければなりません。
例:牛乳、調理に使う油、バター、ファーストフード、スナック菓子 等

たんぱく質
 たんぱく質は3大栄養素とよばれるもので、筋肉や血などの元になるもので人が生きていくうえで大変重要な役割を持っています。そのため成長期にあたる子どもたちには重要な栄養素で不足すると成長障害のおそれがあります。体力や免疫にも関係しているため不足すると病気にもなりやすくなってしまいます。
 また、運動をしてトレーニングをすると、筋肉は破壊されます。その破壊した筋肉を治すために必要なのがたんぱく質なので不足しないようにしましょう。
例:肉類、豆腐、納豆、味噌、卵 等

ミネラル
 ミネラルは炭水化物や脂質、たんぱく質が酵素によってカラダに必要なエネルギーをつくりだす時に、その働きを助ける役割歯や骨格の形成というような役割を持っています。
 ミネラルは必要な量が少ないため摂り過ぎる心配はありません。しかし、カルシウムなど日本人は不足になりがちになっています。だからといってサプリメントで補おうとすれば、簡単に摂り過ぎになってしまうので注意しなければなりません。食事から必要なミネラルを摂るように心がけましょう。
例:海草類、小魚、レバー 等

ビタミン
 ビタミンは他の栄養素がうまく機能するのを補う役割を持っていて、わたしたちにとってなくてはならない栄養素なのです。
  しかし、ミネラルは体内で作り出すことができません。また、体内でためておくこともできないため毎日食べ物から摂る必要があります。必要な量は微量なので、食事から摂るように心がけましょう。
 サプリメントでも補うことができますが、過剰摂取になってしまうおそれがあるので注意が必要です。不足しても摂り過ぎてもカラダに悪影響が出るので注意しなければなりません。
例:野菜や果物全般
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大阪教育大学 保健体育講座 赤松 喜久