大阪教育大学




 
 
〜食事の大切さ。どうして食事が大切なの?〜
@食事とは
 本来、食事とは人間が生きていくために必要な栄養素を摂るために行うものです。
しかし、運動を行っている人は運動を行うために必要なエネルギーも摂取しなければならないのでとても大切な役割を持っています。
 
A食事の役割
 運動をした次の日に筋肉痛になったりしませんか?
それは、運動を行うことによって筋肉が壊れてしまっているからです。
その壊れた筋肉を治してより強い筋肉にするために食事が大切な役割を果たしています。
食事によって壊れた筋肉に必要な栄養素を摂り、しっかりと休養をとることによって、さらに強い筋肉へとなっていくのです。

 では、激しい運動を行った後にしっかりと食事をとらなければどうなるのでしょうか?
壊れた筋肉は強くなるための栄養素をとることができないので、どんどん細く弱い筋肉になってしまいます。
 ですから、運動を行った後は、しっかりと食事をしてエネルギーを補給してあげましょう。
 
B汗の中にも栄養素が?
 運動をすると汗をかきます。
汗をかけば水分をしっかりとらなければならないというのは知っていると思います。
しかし、汗の中には水分はもちろん鉄やカルシウムなどの栄養素も含まれています。
鉄やカルシウムは不足しがちな栄養素なのでたくさん汗をかいた時などは、少し意識したほうがいいかもしれません。
 
C食事は1日3食が基本
 食事は1日に3食とることが基本です。
最近では朝食を抜く人が多くなっていますが、朝食を抜くことによって、低体温や疲労感、集中力が悪いなどの影響が出たりします。
そうなると、運動はもちろん勉強にも悪い影響が出てしまいます。
 また、たんぱく質は、1回の食事でカラダに吸収できる限度もあるので、朝食を1回抜くことにより、1日に必要な量を摂取できなくなるおそれがあるので、ちゃんと1日3食食べるようにしましょう。
 
D間食・捕食の有効な活用法
 間食についてあまり良いイメージはないと思います。
しかし、それは間食=おやつだと考えているからです。
きちんとした方法で間食を行えば、とても効果的なものなのです。
 間食ではなく補食と考えよう !
 間食=おやつではありません。
ここでいう間食とは、運動を行っている人などが3回の食事では摂ることができない栄養素を食事と食事の間で摂るためや、運動に備えるため、運動後の疲労回復などのために摂る食事のことです。
 ですから、しっかりと目的を持って間食をとることが大切です。
 
E間食・捕食の注意点
 ・運動を行う前の空腹になる前
 ・低脂肪であること
 ・必要な栄養素を含んでいるか
 ・1日の食事の総量は一定にしなければならない
といったようなことに注意しなければなりません。
例)おにぎり、サンドイッチ、果物、100%ジュースなど
 しかし、おやつを食べてはダメだということではありません。
おやつを食べることにより、リラックスできたりします。気持ちをリフレッシュさせるためにある程度食べるのも必要なことです。
でも、食べ過ぎには注意しましょう。
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大阪教育大学 保健体育講座 赤松 喜久