文部科学省委託事業 令和 3 年度「教師の養成・採用・研修の一体的改革推進事業」教育実習に参加する障害のある学生に対する合理的配慮の在り方の検討に関する調査研究

教育実習とは

教育実習は「大学で学ぶ知識や理論」と「現場での実践」を結びつけ、学校教員としての資質を高める大切な役割を担っています。教育実習では、幼稚園・小中学校教諭の免許状取得を目指す場合はおおよそ4間程度、高等学校教諭の免許状の取得を目指す場合は2週間程度,学生は学校現場で学び過ごすこととなり,教職を目指すすべての学生にとって、教職についての実践的体験を通じて主体的な理解をもたらすものです。

なお、「教職課程コアカリキュラム*」(文部科学省,2017)では教育実習の全体的目標では次の様に書かれています。「教育実習は、観察・参加・実習という方法で教育実践に関わることを通して、教育者としての愛情と使命感を深め、将来教員になるうえでの能力や適性を考えるとともに課題を自覚する機会である。一定の実践的指導力を有する指導教員のもとで体験を積み、学校教育の実際を体験的・総合的に理解し、教育実践ならびに教育実践研究の基礎的な能力と態度を身に付ける。」ことが全体目標に据えられています。

*教職課程コアカリキュラムとは・・・教育職員免許法及び同施行規則に基づいて全国すべての大学の教職課程で共通的に修得すべき資質能力を示すものとして,平成29年11月17日 に文部科学省「教職課程コアカリキュラムの在り方に関する検討会」より公表されたものです。
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2017/11/27/1398442_1_3.pdf