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金沢21世紀美術館ギャラリーBで開催された展覧会「WHO ARE WE　観察と発見の生物学」の鑑賞プログラム『ダ・ヴィンチ講座「観察の眼　発見の目」』に、「アート と ともだち」制作チームが研究協力として参加しました。各１時間4回の講座に計31名が参加し、国立科学博物館所蔵の動物の剥製や骨角標本、模型などの展示を中心に映像制作を通した鑑賞を行いました。参加者は展示を見て気になったところや発見したものをスマートフォンで撮影し、撮影した写真を動画編集アプリで繋ぎ、キャプションや音を入れ映像を仕上げました。約30秒の完成映像をシアター21の大画面に投影し、参加者と共有しました。鑑賞ルーペ越しに豹の模様に着目する動画やカメラの画角で部分を切り取り注目させる動画、クイズやストーリー性のある動画など楽しい映像ができました。動画制作といったアウトプットの機会を提案することにより、鑑賞活動への自然な興味や関心が生じたり、参加者一人ひとりのものの見方が映像にあわられることで、新たな展示物の観察の視点を得るきっかけが生じたり、参加者の鑑賞に対する広がりが見られました。観察の手助けとなる鑑賞ルーペは、事前に技術教育の協力を得てスタップ総出で50個手作りしたものです。自然も広く私たちの感性を刺激する鑑賞対象となり、仲間と一緒に鑑賞することで得られる発見や映像制作による鑑賞の深まりを実感しました。（2023年2月3日実施）