アートとともだち

教材活用実績

WORKS

TOP

/

教材活用実績

/

『野外彫刻の探検に行ってみよう!「春」』 大阪教育大学公開講座

『野外彫刻の探検に行ってみよう!「春」』 大阪教育大学公開講座

DETAIL:

  • 対象:
  • 小学生~高校生、保護者同伴可
  • 実践者:
  • 大学教員

DESCRIPTION:

 大阪教育大学柏原キャンパスには大型野外彫刻作品が常設されています。キャンパス散策を楽しみながら、野外彫刻作品の鑑賞をしました。「アート と ともだち」のワークシートを用い、感じたことや発見したことなどを話しあって新しいコミュニケーションの可能性を探ることをテーマとしました。 
 まず、「アートって何だろう?」シートを使った導入を行い、次に野外彫刻の探検をしました。普段は「触ってはいけない」ことが多い彫刻作品ですが、今回は特別に触ってもらい、その素材の感触や表情などを体全体を使って感じてもらいました。鑑賞ルーペでのぞいてみたり(本物のルーペも登場)、彫刻作品のサイズをみんなで測ってみたりしました。教室に戻ってから、「気になった作品を描いてみよう!」シートを使って、振り返り発表会をしました。 参加した子どもたちは思い思いに彫刻の鑑賞体験を描いていました。ただ見て鑑賞するのではなく、いろいろな方法で彫刻作品に触れてみることは、強く印象に残るものだと感じました。
 参加者(小2~中2)の感想を以下紹介します。
「彫刻に触れてうれしかった」,「知らないことがいっぱいでおもしろかった」,「これはアートなの?と思う作品や、面白い作品があって楽しかったです」,「とても楽しかった。形がとてもおもしろかった」,「作品によって形が違い、物語があっておもしろかった」,「たんけんが楽しかった」
 保護者からは「普段、アートを子どもと鑑賞する時間がなかなか持てないので、貴重な機会をいただきました」というコメントが寄せられました。これら感想コメントや、ワークシートを作成する子どもたちの様子などから、参加者個々の鑑賞体験の充実度が高まることで、参加者相互の「鑑賞体験の共有」が生まれることを感じました。
 野外彫刻を対象にした鑑賞は、2回目でしたが、「アート と ともだち」のワークシートや鑑賞ルーペの活用、また、彫刻のサイズを測ってみるなどより主体的に体験してみる鑑賞となりました。「たのしかった」という感想が多く記されたことに裏付けされるように、彫刻鑑賞を通じて、子どもたち同士の新たなコミュニケーションのきっかけを感じることができました。
(2023年4月22日実施)

野外彫刻の探検の様子1

野外彫刻の探検の様子2

「気になった作品を描いてみよう!」シートの活動