カリキュラムの基本理念

◇学習コミュニティのなかで研究的実践力と実践的研究力の向上をめざします。
◇教育研究の基盤となる教育学と教育心理学について先端の研究成果に学びます。
◇現今の喫緊の教育実践課題について教育研究の基幹となる科目を幅広く履修します。
◇修士論文の作成に連結する専門科目から先進の研究成果を学び、研究課題を深めます。
◇実践と研究との往還にもとづく課題探究型の調査研究を継続して展開します。

履修カリキュラムの概要

共通科目(1年次必修、2科目4単位)

実践教育学特論

この授業は、学校改革の現状と諸課題について概観するとともに、今日的な実践課題について理論と方法の両面にわたって考察することを目的としています。本年度は、社会学者ゴッフマンの視点(ドラマトゥルギー)について説明し、受講生がそれを用いて自らの教育実践を考察できるようにすることを目的としています。なお、この授業の成果は、毎年、受講生の論文集として『実践教育学論集(現代の教育問題を考える)』が刊行されています。

実践教育心理学特論

この授業は、講義と実習を通して応用行動分析の基本的な考え方と方法を学ぶことを目的としています。

基幹科目 (選択必修、2科目4単位)

現今の喫緊の教育課題について認識を深めるための教育研究の基幹となる専門科目です。
つぎの授業科目から2科目以上を選択し、4単位以上を履修すること。

「カウンセリング特論」 「道徳教育実践特論」 「特別支援教育臨床特論」
「授業づくり」「教育情報研究特論」「グローバル時代の教育実践研究(新設予定)

専門科目 (選択科目、9科目18単位)

教育学に関する選択科目

「実践教育学演習」「授業づくり」(基幹科目)「インターンシップ」

心理学に関する選択科目

「カウンセリング特論」(基幹科目)「実践教育心理学演習」「学校心理学特論」「学校心理学演習」「学校臨床心理学特論」「心理アセスメント特論」「生徒指導の心理と方法」「現代発達心理学の諸問題」

道徳教育に関する選択科目

「道徳教育実践学特論」(基幹科目)「道徳教育実践学演習」

特別支援に関する選択科目

「特別支援教育臨床特論」(基幹科目)「特別支援教育臨床演習」

情報教育に関する選択科目

「教育情報研究特論」(基幹科目)「教育情報研究演習」

教科教育に関する選択科目

◇学習開発研究(国語、算数、理科、音楽、体育、美術、英語)
◇学習開発研究演習(国語、算数、理科、音楽、体育、美術、英語)

教科内容に関する選択科目

◇教科内容開発研究(社会、理科Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、生活、家庭科、音楽)
◇教科内容開発研究演習(社会、理科、家庭科、音楽)
◇「法・人権教育特論」「法・人権教育演習」「経済学教育特論」「経済学教育演習」「理科授業実践研究Ⅰ・Ⅱ」

特別課題研究Ⅰ・Ⅱ(2年次必修、4単位)

修士論文作成のための拠点となる授業です。