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神経科学と教育学の融合的アプローチによる障害のある子どもの学習支援研究

プロフィール

大内田 裕(おおうちだ ゆたか)

大阪教育大学 特別支援教育部門 教授

専門分野

  • 神経教育学
  • 脳・神経科学
  • リハビリテーション科学
  • 特別支援教育

経歴

  • 2008年4月 - 2018年3月
    東北大学 大学院医学系研究科・医学部 肢体不自由学分野 助教
  • 2006年4月 - 2008年3月
    株式会社国際電気通信基礎技術研究所 (ATR) 認知神経科学研究室 研修研究員

研究テーマ

特別支援教育における脳科学・神経科学の知見を活用し、 子どもたちの学びと発達を科学的に支援する研究に取り組んでいます。

主な研究テーマ

発達障害に対する有酸素運動の効果

有酸素運動が脳内の神経伝達物質に働きかけ、ワーキングメモリや実行機能といった認知機能にどのような影響を与えるかを検証しています。特にADHD等の発達障害のある子どもたちに対して、運動を通じた集中力の向上や行動の自己調整を促す、効果的な支援プログラムの構築を目指しています。

運動の不器用さと身体特異性注意

発達性協調運動障害(DCD)などに見られる不器用さは、単なる練習不足ではなく、脳が自身の身体部位や動きをどのように認識し注意を向けるか(身体図式)のメカニズムに関わっています。私たちはこの身体特異性注意の観点から協調運動の困難さの背景を解明し、より適切な運動支援のアプローチを探究します。

書字の困難さとその支援(株式会社ワコム連携)

ディスレクシア等の学習障害に伴う「手書き」の困難さに対して、デジタルペン技術を活用した研究を行っています。運筆時の微細な動きや筆圧データを定量的に分析することで、文字を書く際の認知・運動メカニズムの特性を明らかにし、教育現場で活用できる負担の少ない効果的な書字支援法の確立を目指しています。

研究業績

最新の研究業績等は、Researchmapをご覧ください。

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研究プロジェクト(競争的資金等)

現在進行中および近年の主な研究プロジェクトです。各種論文等の研究業績の詳細はResearchmapをご参照ください。

  • 視覚障害児者への視覚・触覚混合次元3D教材による絵画表現の学習モデルの構築
    2025年 - 2028年 日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
  • 運動の不器用さのある発達・知的障害における力制御と知的機能との関係性の検討
    2024年 - 2027年 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 子どもの知的・発達障害の自動的かつ客観的なスクリーニング検査の実現
    2022年 - 2025年 日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
  • 幼児に対する個別最適化した学びにつなぐ「読み」のスクリーニングシステムの構築
    2021年 - 2024年 日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)

共同研究について

大内田研究室では、教育機関、医療機関、企業との共同研究に取り組んでいます。 神経教育学の知見を基盤とした課題解決や共同研究にご関心のある方は、以下のフォームよりご連絡ください。

共同研究に関するご相談・お問い合わせ

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