現職教員の方へ

学校現場における特別支援教育の実践に資する科学的知見と研究成果を紹介します

先生方へ:「脳と教育」の新たな視点

教育現場では「何度指導しても定着しない」「運動の協調が著しく困難」といった困難事例に日々直面されていることと思います。当研究室では、こうした課題に対し、経験則にとどまらず、脳・神経科学の客観的なエビデンスに基づいたアプローチから検討を行っています。

発達障害等に伴う行動上の困難さや学習のつまずきの多くは、努力不足ではなく、脳の情報処理機構の特性に起因することが神経科学的研究から明らかになっています。リハビリテーション科学・医学と教育学の両面から得られた知見をもとに、子どもの行動や学習上の困難さに対するアセスメントの精度向上と、科学的根拠に基づく支援方略の提案に取り組んでいます。

発達障害の「脳」からの理解と支援

見えない「脳の働き」を可視化する

MRIや脳波、デジタルペン技術などを用い、微細な運動コントロールや認知のメカニズムを定量的・客観的に分析します。「なんとなく不器用」ではなく「どの機能の連携に困難があるか」を特定し、神経科学・医学的見地から根拠に基づく支援方策を検討します。

有酸素運動による認知機能へのアプローチ

有酸素運動が脳の神経伝達物質に作用し、実行機能やワーキングメモリの向上をもたらすメカニズムを研究しています。薬物療法だけに頼るのではなく、学校の体育や日常生活に組み込める「運動を通じた発達支援」を提案します。

「身体特異性注意」からの不器用さ改善

発達性協調運動障害(DCD)の子どもたちは、自身の身体部位をどう認識し、どう注意を向けるか(身体図式)に特性を持っています。このメカニズムを解明し、反復練習にとどまらない、神経科学的根拠に基づく運動支援アプローチの確立と教育現場への実装を目指します。

定期的な勉強会・リソース

脳科学から見た支援のヒント

  • 注意・集中のむずかしさがある子どもへのアプローチ
  • 読み書きの困難さを脳科学で理解する
  • 感覚過敏・鈍麻への対応方法
  • ワーキングメモリの特性を踏まえた指導

(具体的なリソースや資料を今後追加していきます)

研修・出張講座テーマ例

学校や教育委員会の教職員研修、校内研修等の講師をお受けしております。
オンライン・対面いずれの形式でも対応可能です。以下はこれまでの研修・講演内容の一例です。

発達障害を「脳科学」から捉え直す

ADHDやASDの子どもたちの行動上・学習上の困難さを、脳の情報処理特性の観点から理解し、合理的配慮や教室環境の調整方法について学びます。

運動を通じた認知機能の向上

体育の授業や朝の運動が、なぜ子どもの集中力(実行機能)に良い影響を与えるのかを、最新の神経科学のエビデンスを交えて解説します。

ICT・デジタルペンを活用した書字支援

ディスレクシア(読字・書字障害)の子どもたちに対し、運筆時の微細な動きの特徴から評価を行う手法や、ICT活用による支援の有効性について、研究知見をもとに紹介します。

現場で活かせる知見

研究から得られた知見を、教育実践への応用という観点から整理して紹介します。

  • 脳の発達段階に応じた指導の工夫
  • エビデンスに基づいた教材選びのポイント
  • ICTを活用した個別最適な学びの支援
  • 保護者との連携における科学的な説明のしかた

(具体的な事例や記事は今後追加していきます)

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