国立大学法人 大阪教育大学

心理学のエビデンスを活用できる教員の養成プログラム
(副専攻プログラム)

最終更新:2023.04.01

何が学べる?

教員免許の取得のために履修する、心理学と関連する講義(「発達と学習の心理学」「教育相談の理論と方法」)では、何かを新しく学ぶとはどういうことか、子どもたちや生徒の行動を理解し、心理的に支援するためには何が必要かといった内容を知ることができます。
 しかし、これらの講義で学べる内容は、この領域の心理学で研究されてきた膨大な内容のうち、ほんのわずかにすぎません。また、大人数の講義なので、知りたいこと、気になることについて時間をかけて質問したり調べてみたりする機会もなかなか取れません。
 この副専攻プログラムでは、受講生それぞれの関心と教員の専門性にもとづいて、子どもの行動や発達の理解、教科指導、学級運営、児童・生徒指導、教育相談などについて、より深く知ることを目標としています。また、調査や実験の方法についても知ることができます。
 1回生で「発達と学習の心理学」を履修したうえで、さらにその内容を知りたいと感じたみなさん、教育現場で心理学を活かせる教員になりたいと考えているみなさん、自分の専門領域について、心理学的な調査や研究をしてみたいと考えているみなさんの受講を歓迎します。


受講条件は?

2023年入学の皆さん(現1回生):
ごめんなさい、本副専攻に限っては、1回生配当の必修科目「発達と学習の心理学」の履修を終えた2回生からの受講を強く推奨しております。
今年度はまず「発達と学習の心理学」を履修し、本副専攻には2回生以降に受講をご検討ください。
(学校教育教員養成課程学校教育コースの学生、初等教育教員養成課程夜間5年コースの学生は2回生以降も本副専攻コースは受講できません。)

2022年入学の皆さん(現2回生):
・初等教育教員養成課程所属学生(夜間5年コース学生は不可)
・学校教育教員養成課程所属学生(学校教育コース学生は不可)
・養護教諭養成課程所属学生
・教育協働学科所属学生
ただし、1回生配当の必修科目「発達と学習の心理学」の履修を終えた上での受講を強く推奨しております。


2021年入学の皆さん(現3回生):
学校教育教員養成課程の学生であれば、受講大歓迎。(学校教育コース学生は不可)
ただし、1回生配当の必修科目「発達と学習の心理学」の履修を終えた上での受講を強く推奨しております。
その他の専攻の皆さん、ごめんなさい、受講不可です。

2020年かそれ以前入学の皆さん(現4回生以上):
ごめんなさい、副専攻プログラム自体が、2021年以降入学の学生を対象として開始したものですので、履修不可です。


スケジュール

2023.04.01 12:00~ この副専攻プログラムの説明会 場所:A-202
2023.04.02  9:00  副専攻プログラム申請期間開始
2023.04.03 13:00~ この副専攻プログラムの説明会 場所:A-202
2023.04.03 17:00~ この副専攻プログラムの説明会 場所:A-202
2023.04.07 11:00~ この副専攻プログラムのオンライン説明会@ZOOM
(*副専攻プログラムに関する教務課からの連絡が遅れ、4月1日の説明会に間に合わなかったため、急遽4/7にZOOMにてオンライン説明会を実施しました。)
2022.04.09  9:00 副専攻プログラム申請期間終了
2022.04.17 授業開始日

*説明会はいずれも同じ内容です。申請を検討する人は、いずれかにご参加ください。質問も受け付けます。


 問い合わせ先: 小松孝至(komatsu@cc.osaka-kyoiku.ac.jp)


よくあるご質問(FAQ)

Q: 学校教育コースの学生に混じって授業を受講するのですか?
A: 原則そのとおりですが、学校教育コース学生の中で心理学系科目履修者は例年10人弱であり、また本専攻学生も、副専攻の学生が授業受講することは承知しております。
  なお「心理学問題研究」に限っては、本専攻(学校教育コース)向け授業と副専攻向け授業に分かれています。

Q: 心理学の基礎知識はどの程度必要ですか?
A:「発達と学習の心理学」で単位を取得できている程度の知識があれば十分です。加えて数学(統計)の知識があれば頼もしいですが、無くても大丈夫です。

Q: 履修する授業の順番などはありますか?
A: 特にありません。

Q: 履修を推奨する授業、非推奨の授業などはありますか?
A: 特にありませんが、授業によって負担の大きさも異なります。
「心理学特殊実験演習」という名が付いている授業は全て、3,4回生向けの少人数ゼミですので、より踏み込んだ学びができる一方、発表準備などによる負担も他の授業に比べて大きい可能性はあります。(初回オリエンテーションに参加する、事前に担当教員に話を聞くなどするとよく分かるでしょう。) また、取り上げられる領域・テーマは担当教員の専門に色濃く影響を受けますので、各担当教員の専門を調べる、各担当教員に聞く、初回オリエンテーションに参加するなどして情報収集することをお勧めします。前期のみ・後期のみの受講も可能ですし、前後期とも受講すれば学びもよりスムーズ・効率的でしょう。
「心理学基礎実験」では、実験実習を行いながら、心理学レポート・論文(卒論)の書き方の基礎を指導します。それらを通して、科学的思考法の基礎を習得することも目標の一つです。授業時間が135分あり、毎週のようにレポート課題が課されるため、心理系の授業の中で最も負担が大きい授業の一つです。苦労に見合うだけの学びは得られると教員は考えておりますので受講は歓迎しますが、それなりの覚悟が必要です。

Q: この副専攻プログラムの履修を始めたけれど、休止・中断したくなった場合はどうすればいいですか?
A: その旨ご連絡をいただければその他特に手続き等は不要ですし、特にペナルティや不利益等もありません。

Q: この副専攻プログラムで取得した単位は、(自身の本専攻の)卒業要件単位に加えることができますか?
A: 自由選択科目として加えることはできます。

last update: 2023/04/10
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