国立大学法人 大阪教育大学

心理学のエビデンスを活用できる教員の養成プログラム
(副専攻プログラム)

最終更新:2024.04.02

何が学べる?

教員免許の取得のために履修する、心理学と関連する講義(「発達と学習の心理学」「教育相談の理論と方法」)では、何かを新しく学ぶとはどういうことか、子どもたちや生徒の行動を理解し、心理的に支援するためには何が必要かといった内容を知ることができます。
 しかし、これらの講義で学べる内容は、この領域の心理学で研究されてきた膨大な内容のうち、ほんのわずかにすぎません。また、大人数の講義なので、知りたいこと、気になることについて時間をかけて質問したり調べてみたりする機会もなかなか取れません。
 この副専攻プログラムでは、受講生それぞれの関心と教員の専門性にもとづいて、子どもの行動や発達の理解、教科指導、学級運営、児童・生徒指導、教育相談などについて、より深く知ることを目標としています。また、調査や実験の方法についても知ることができます。
 1回生で「発達と学習の心理学」を履修したうえで、さらにその内容を知りたいと感じたみなさん、教育現場で心理学を活かせる教員になりたいと考えているみなさん、自分の専門領域について、心理学的な調査や研究をしてみたいと考えているみなさんの受講を歓迎します。


受講条件は?

2024年入学の皆さん(新1回生):
ごめんなさい、当副専攻に限っては、1回生配当の必修科目「発達と学習の心理学」の履修を終えた2回生からの受講を強く推奨しております。
今年度はまず「発達と学習の心理学」を履修し、当副専攻には2回生時に受講をご検討ください。
(次世代教育専攻教育探究コースの学生は2回生以降も当副専攻コースを受講できません。)

2023年入学の皆さん(新2回生):
まず、以下の所属であることが条件です。
・初等教育教員養成課程(⼩学校教育専攻夜間コースを除く)
・学校教育教員養成課程(⼩中教育専攻学校教育コースを除く)
・養護教諭養成課程並びに教育協働学科の学⽣
その上で、
・1回生配当の必修科目「発達と学習の心理学」の履修
・当副専攻ガイダンス(下記参照)への参加
の2点を終えていることを強く推奨します。
(ガイダンス不参加で当プログラム受講を希望する人は、下記問い合わせ先にご相談ください。)

2022年以前入学の皆さん(新3回生以上):
ごめんなさい、履修不可です。


スケジュール

2024.04.02  9:00  副専攻プログラム申請期間開始
2024.04.02 10:50~11:20 当副専攻プログラムの説明会(10:30から入室可)
2024.04.02 14:50~15:20 当副専攻プログラムの説明会(14:30から入室可)
2024.04.03 16:40~17:10 当副専攻プログラムの説明会(16:30から入室可)
2024.04.09  9:00 副専攻プログラム申請期間終了
2024.04.10 授業開始日

当説明会の会場はいずれもA-207で、いずれも同じ内容です。 申請を検討する人は、いずれかにご参加ください。質問も受け付けます。
*もしも上記時間帯にA-207が施錠されていた場合、教務課にその旨申し出ていただくか、しばし教室前でお待ちください。

問い合わせ先:
当副専攻プログラム担当教員 渡邉創太(sotamw@ex.osaka-kyoiku.ac.jp
こちらの質問フォームもご利用いただけます。


よくあるご質問(FAQ)

Q: 本専攻コースの学生に混じって授業を受講するのですか?
A: 原則そのとおりですが、本専攻学生も、副専攻の学生が授業受講することは承知しております。
  なお「心理学(の)問題研究」に限っては、本専攻学生向け授業と副専攻学生向け授業に分かれています。

Q: 心理学の基礎知識はどの程度必要ですか?
A:「発達と学習の心理学」で単位を取得できている程度の知識があれば十分です。加えて数学(統計)の知識があれば頼もしいですが、無くても大丈夫です。

Q: 履修する授業の順番などはありますか?
A: 特にありません。

Q: 履修を推奨する授業、非推奨の授業などはありますか?
A: 特にありませんが、授業によって負担の大きさも異なります。
「心理学(基礎)実験」では、実験実習を行いながら、心理学レポート・論文(卒論)の書き方の基礎を指導します。それらを通して、科学的思考法の基礎を習得することも目標の一つです。授業時間が長く、毎週のようにレポート課題が課されるため、心理系の授業の中で最も負担が大きい授業の一つです。苦労に見合うだけの学びは得られると教員は考えておりますので受講は歓迎しますが、それなりの覚悟が必要です。

Q: この副専攻プログラムの履修を始めたけれど、休止・中断したくなった場合はどうすればいいですか?
A: その旨ご連絡をいただければその他特に手続き等は不要ですし、特にペナルティや不利益等もありません。

Q: とりあえず履修登録だけしておいて、実際に授業を受講するかは後で考えるというのは有りですか?
A: 各年度の定員が8人と定まっていますので、ご遠慮ください。

Q: この副専攻プログラムを履修した場合の、各学年での忙しさはどんなものですか?
A: 単位の取り方にもよるので一概には言えませんが、まず2回生前期は0コマ, 後期は1コマだけで、本格的に授業履修するのは3回生(と4回生)という先輩達が多いです。

Q: この副専攻プログラムで取得した単位は、(自身の本専攻の)卒業要件単位に加えることができますか?
A: 自由選択科目として加えることはできます。

Q: この副専攻プログラムに履修登録せずに、心理学の科目を履修することはできますか。
A: 恐らく自由選択科目として履修登録できるとは思いますが、詳しくはご自身の専攻・コースおよび教務課にご確認ください。
また、各科目の履修にあたっては、事前に担当教員宛メールにて履修を希望する旨ご相談ください。

last update: 2024/04/02
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