教職力量の基盤となる教育学や心理学、道徳教育学、
教科教育学を融合する先進的なカリキュラムを設定し、
小学校を中心に教職を強く志望する学生をサポートしていきます

最新のお知らせ

教育探究コースでの学びの中でも、特に心理学についての学びについて詳しく触れた心理学特設ページを追加しました。

教育探究コースとは

教育探究コースは、現代の教育課題に幅広く対応できる教員を養成するために、2024(令和6)年度に新設しました。ここでは本コースの特徴を3点紹介します。

  • 大阪の教育課題(ダイバーシティ教育)をはじめとする現代の教育課題に取り組みます

    学校や子ども達をめぐる様々な教育課題に対して、教師個々人が理解の浅い表層的なテクニックで立ち向かうのは無謀であり、子ども達にとっても危ういことです。多様な教育課題に堅実に取り組むには、学習指導・生徒指導における教育の探究、また人間自体の探究を通して、教育をその基盤から深く学ぶ必要があります。教育探究コースでは、教育と人間の探究を基礎に、現代の教育課題への洞察を深めていきます。

  • 最新の教育研究に基づいた実践的課題解決力を育成します

    多様な人々が共生する現代のダイバーシティ社会において、学校と教師は、様々な個性を見せる児童・生徒の学びを、時には従来の教科等の枠に捉われず教科等横断的に、時には個別的な問題意識に基づく探究的な学びとして、教育データを活用しながら効果的にデザインすることが求められます。教育探究コースではこのような教職力量を形成するため、その基盤となる教育学や心理学、道徳教育学、教科教育学を融合する先進的なカリキュラムを設定し、教育と人間について探究します。これにより、卒業後も教育現場の最前線で探究的に学び、成長し続ける教師を育成します。

  • 学校教育現場や教職大学院と連携した学びを展開します

    教育探究コースでは、大学における上記の探究や学びを実習における観察や実践と結びつけて深めていくことで、小学校を中心に教職を強く志望する学生をサポートしていきます。また探究のさらなるステップアップとして、本学教職大学院をはじめとする大学院への進学も支援していきます。

教育探究コースに向いている人

たとえば・・・

  • 小学校教員を第一志望にしている人
  • 現代の教育現場で生じている問題のいずれかに関心のある人
  • 子ども達と一緒に考え、議論する道徳の授業をしたい人
  • 子ども理解の力を高めたい人
  • 教育や人間心理についての、エビデンスベースド・実証的・科学的な学びを深めたい人
  • 教育、または人間自身を探究していこうとする人
  • 教育現場、または教育を牽引する存在を目指す人

取得できる免許状・資格

教育探究コースでは次の免許状・資格を取得することができます。詳細はこちらを参照してください。なお、中学校、高等学校、および特別支援学校の免許状に関して、同じ教科の免許状(中学校社会と高等学校地理歴史・公民など)は同時に取得可能ですが、複数教科(国語と英語など)の取得はできません。特別支援学校と中学校あるいは高等学校の免許状の同時取得もできません。また、教科等ごとに履修人数の上限があることに加えて、教科等によっては受講の条件を課す場合があることから、希望する教科等の免許状を取得できるとは限りません。

小学校教諭一種
中学校教諭一種または二種 (国語・英語・社会から選択)
高等学校教諭一種 (国語・英語・[地理歴史・公民]・情報から選択)
中学校教諭一種または二種 (上記に記載した以外の教科)
高等学校教諭一種 (上記に記載した以外の教科)
特別支援学校教諭一種 (知・肢・病)
学校図書館司書教諭、
図書館司書
●:卒業要件を満たすことにより取得できる教員免許状
○:卒業要件を満たし、さらに必要な単位を修得することにより取得できる教員免許状
 (他専攻・コース科目から必要な単位を修得します)
□:取得をめざすことができる教員免許状
取得可能な教員免許状について、詳細はこちら

4年間の学び

教育探究コースでは、教職力量の基盤となる教育学や心理学、道徳教育学、教科教育学を融合する先進的なカリキュラムを設定し、小学校を中心に教職を強く志望 する学生をサポートしていくとともに、 教育・人間に対するさらなる理解、教育技量のさらなるステップアップとして、本学教職大学院を始めとする大学院への 進学をも支援していきます。

入門的性格を帯びる各授業で、現代の学校教育に求められる諸課題や、それにアプローチする方法の概観を獲得します。
ダイバーシティ(多様性)社会を前提とした教育研究を進める準備を整えます。
教育学、心理学、道徳教育学、教科教育学という4つの領域の専門的学修が本格的に始まります。
特に学習者中心を意識した自身の問題意識を醸成します。
より専門的な学修が始まるとともに、教育実習で実地経験を積みます。 学修と実践の両者を視野に入れながら、自身の「強み」を活かす探究課題を明確にし、卒業研究につながる活動を展開します。
卒業研究(卒業論文)として自身の探究課題に取り組みます。
希望に応じて、さらに高度な学修の道筋として、教職大学院等への進学を準備します。

【参考ページ】 教育探究コースでの学びカリキュラム紹介