音を研究した人々

古代ギリシア  
紀元前6世紀ピュタゴラス・協和音の数的比例関係


中世ヨーロッパ〜近代
12〜13世紀グロステスト・縦方向と横方向のひずみの関係
14世紀頃アル・ファーラービー・「衝撃の強固さ」と衝撃による音の強さの関係
・気柱内の共鳴(定性的)
・弦の長さと太さの関係
15世紀末レオナルド・ダ・ヴィンチ・「空気の運動または衝激のないところには音声もあり得ない。」
・水面の波の伝搬の研究(重ね合わせの原理)
・「音波の伝搬速度は有限である」
・共鳴現象の観察
16〜17世紀ガリレオ・ガリレイ・周波数・協和音・不協和音と音の高さとの関係
・音程・共振に対応する周波数比
・弦の振動周波数と弦の長さ・直径・密度・張力との定量的関係
17世紀メルセンヌ・音の高さは弦の振動数のみによって決まる
・振動数と弦の長さ・密度・張力との依存関係を数学的に正しく定式化
17世紀ガッサンディ・音速の実測
17世紀ゲーリケ・真空では音は伝わらないことを実証(マグデブルグの半球)
17世紀ボイル・ゲーリケの真空ポンプの改良
18〜19世紀クラドニ・音波の伝達の数学公式
・クラドニの図形
・様々な気体中における音速の測定
19世紀ドップラー・ドップラー効果
19世紀クント・気体や固体における音速の測定
19世紀ヘルムホルツ・周波数を測定する共鳴器の発明




参考文献
D・アボット(渡辺正雄 訳)/世界科学者事典-4 物理学者(原書房)
物理学辞典編集委員会編/物理学辞典 改訂版(培風館)