果物的な野菜
野菜と果物は園芸学的にいうと、草本性の植物が野菜で、果樹に実るものが果物、
という違いがあります。
画像は夕方のキャンパス。マジックアワーをちょっと過ぎた?くらいかもしれません。
草本性というのは、単純に「草」っぽい、というイメージ、具体的には、「茎」の
部分が樹木のようにかたくならず、柔軟性を維持しているイメージが「草」の
イメージです。一年で枯れる草(一年草)もありますが、何年かは枯れずに生きて
いる草(二年草、多年草)もありますが、冬になると枯れてしまうものが大半です。
葉や茎と言っても、タマネギのように、茎が地下に潜っていて、地上の大部分は
葉っぱ…という「草」もあるし、ナスのように茎がかたくて、これは木なのでは?
と思わせるような「草」もあります。
で、果物のなかには草本性の植物の実があります。
イチゴ、スイカ、メロンあたりです。
農水省の区分(園芸学的区分)では、野菜(果実的野菜)になりますが、
食品成分表では果実類ですから、β-カロテン当量にして可食部100gあたり600µg以上あって
も緑黄色野菜ではありません。
果実類の「果菜類(かさい)」「仁果類(じんか)」「凖仁果類」「漿果類(しょうか)」「核果類(かくか)」「熱帯果類(ねったいか)」の一つ、「果菜類」に属します。
スイカ、は、β-カロテン当量が可食部100gあたり830µgあるので迷いやすいかも、ですが、温州ミカンも
β-カロテン当量にすると、可食部100gあたり1000µgあるようですから、
β-カロテン当量だけではダメらしい…ことが分かります。
スーパーの「売り場」でみると、野菜売り場に「いも類」も「きのこ類」も並んで
います。栄養学的な分類は食品成分表の分類ですから、「野菜類」とは違うのです
が、「野菜」にすると、いもやきのこもなんとなく入ってしまうのかも…。
実は「特用林産物」というカテゴリーがあって、そこにきのこがいるようです。
視点が違うと分類も違う、ということかもしれません。
野菜のなかでもややこしそう…なのは「パプリカ」かも。
赤パプリカはカロテノイドが多そう…ですが、他にもいろいろなパプリカがあります。紫色とか!
色とりどりのパプリカが緑黄色野菜に該当するかどうか、調べてみませんか?

家政教育専攻 食物学研究室