家政教育専攻 食物学研究室

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かさについて考えよう

ioku ~1 分

青菜について

青菜は緑色をした葉がついた野菜の総称。ほうれん草・こまつな・青梗菜(ちんげんさい)・水菜など、みんな「青菜」。
サニーレタスやロメインレタス、パセリなども青菜っちゃ青菜ですが、生で食べる
ことが多いので、家庭科では使用しないことが多い野菜。


画像は山芋チップス。秋ならではのチップスなんです。
じゃがいもとは成分組成が違うから、こっちの方がちょい固めです。

さて。
加熱して食べる青菜は空気を含んでふわっとしているので、「かさ」という言葉が自然に使える。つまり、「空気を含んでふわっとしている」ことが重要。だから、食べ物ではないけれど、木材の切りくずなんかも「かさ」が使える。この「かさ」は容積のイメージです。
 #青菜を茹でたらギュっと絞ったあと、ふわっとほぐしてくださいね!

ゆえに、ブロッコリーは茎や花がぎゅっとつまっていて密度が高く、青菜の仲間でも「かさ」とはあまり言わないと思います。「おでんにするために切っただいこん」に対しても「かさ」は使わないかな。
だいこんなら…そう、刺身のつまにするだいこんならOK!ふわっとしてます。

小学校家庭科では「茹でるとかさが減る青菜」を対象としているので、ほうれん草やこまつななどがよく教材として用いられます。
「こまつな」は、関東(東京)原産の野菜だけど、食べたことある?今は植物工場でも生産されていて、年中出回っています。

「ゆでるとかさが減る野菜」なら、もやしやはくさい、キャベツなんかでもOK!
青菜、じゃ、ないですけどね。

「かさ」って、難しいよね~。算数だと小学校低学年で「水のかさ」として登場する。容積という表現が難しいから、なんだけど、体積という表現が登場したら、すべて体積になります。モデルだから、計算しやすい直方体や立方体になります。
ほうれんそうの「かさ」は、複雑な形状で体積とも容積とも違うから、考えやすいと思われる体積の初歩ワードで。

他に適切な言い方があるのでしょうか?

質問

”かさ”の言い換えチャレンジ


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