(世界の三大食事方法)
地球上では約50億の民族が住んでいるといわれています。
その50億の民族の食事する方法を大きく分けると,手を使って食事をする「手食」、箸(はし)を主(おも)に使って食事をする「箸(はし)食」、ナイフ、フォーク、スプーンを使って食事する「ナイフ・フォーク・スプーン食」の3つがあります。
手食 | 東南アジア・中近東・アフリカで使われており世界全体の約40パーセント |
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箸(はし)食 | 中国・朝鮮半島・日本・台湾・ベトナムなどで使われており世界全体の約30パーセント |
ナイフ食 | ヨーロッパ・南北アメリカ・ロシアなどで使われており世界全体の約30パーセント |
箸食 (はししょく) |
箸(はし)は指の動きに合わせて挟めるので、中国料理のように油で加熱調理した熱いものも食べられる。 |
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ナイフ食 | ナイフは切り裂(さ)き、フォークは突(つ)き刺さすので肉のかたまりの料理(ステーキなど)が多い欧米食に適している。 |
食法 | 機能 | 特徴 | 地域 | 人口 |
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手食文化圏 (てしょくぶんかけん) | まぜる つかむ つまむ 運ぶ | 回教圏 (かいきょうけん) ヒンズー教 人類文化の根源(こんげん) | 東南アジア 中近東 アフリカ オセアニア | 24億人 |
箸食文化圏 (はししょくぶんかけん) | まぜる はさむ 運ぶ | 中国文明の中で火食(ひしょく)から発生 中国、朝鮮では箸と匙(スプーン)がセット 日本は箸(はし)だけ | 日本 中国 韓国 北朝鮮 台湾 その他 | 18億人 |
ナイフ フォーク スプーン食文化圏 | 切る 刺す すくう 運ぶ | 17世紀のフランス宮廷料理の中で確立 パンだけは手で食べる | ヨーロッパ ロシア 北アメリカ 南アメリカ | 18億人 |