いつも使っている箸(はし)について深く考えたことはありますか。
ここではじっくり箸(はし)の歴史について考えてみましょう。
箸(はし)はいつどこから日本にやってきたんだろう・・・
箸(はし)はいつごろ日本に伝えられたかは定かではなく様々な説があります。
様々な説の中から有力な説と言われている二つを紹介します。
箸(はし)のことをはなぜ箸(はし)と呼ぶようになったのだろう
箸(はし)とは食べ物を挟むのに用いる一対の棒のことをいう。
箸(はし)の語源には4つの説がある。
箸(はし)はどうやって数えるの
今では一膳(ぜん)、二膳(ぜん)と数えるのが普通ですが、それは鎌倉時代に一人用の膳(ぜん)が発達し、一つの膳(ぜん)に一つの箸が添(そ)えられた事からそう数えられるようになったと言われています。
それまでは、一具(ぐ)・一隻(せき)・一双(そう)・一株(かぶ)・一囲(い)などと数えていたようです。
箸(はし)の機能 | つまむ | 切る |
---|---|
はさむ | ほぐす |
はがす | すくう |
くるむ | のせる |
押さえる | 分ける |
支える | 運ぶ |
裂(さ)く |
お箸(はし)は日本人が一番よく使う道具で、食器で一番使うのがお箸です。
古くから、日本人の手先が器用なのは、お箸を使うからだと言われています。
箸(はし)は二本の棒を片手で操(あやつ)り、さまざまな機能をもたせる事の出来る優れた道具(食器)です。
日本人は、箸(はし)を使うことによって、微妙な指の使い方・力加減を幼い 頃から習得していたのです。
箸(はし)使いが日本人にとって、全ての道具を器用に使いこなす基本になっているのかもしれませんね。