はちみつについて
はちみつは冬(気温15度以下)になると画像のように析出して固まります。
固まっても食べられないわけではないので、溶かしてください。それにしても、何ができたんでしょうね?
はちみつは、ミツバチが巣箱に集めた花の蜜を集めた食品で、花の種類によって味や風味、色などが違います。
一種類の花だけから蜜を集めて作られたはちみつもありますが、いろいろな花から蜜を集めて作られたはちみつもあります。花が違うと、香りや味も違うそうです。
花の蜜はショ糖(スクロース)がメインですが、はちみつは果糖(フルクトース)かブドウ糖(グルコース)が含有糖のメインです。気温15℃以下で結晶化するのはグルコースで、ザラザラするので湯せんするなどして結晶を溶かして使います。一度析出すると結晶化しやすくなるので早めに使いきってください。フルクトースはグルコースの異性体ですが強い甘味を持つので、はちみつは砂糖より甘く感じられます。
ちなみにフルクトースは極めて水に溶けやすく析出しにくいです。
なお、はちみつにはボツリヌス菌がいることがあるので、1歳未満の乳児には与えないようにしてください。
消化器系器官である小腸や大腸にビフィズス菌などがいるようになるのが1歳以上(目安)で、1歳以上の子どもや成人ははちみつのボツリヌス菌を腸内細菌でやっつけられるようです。
参考URL:農林水産省 Q&A はちみつに関する質問