和食の魅力ってなんだろう

和食の定義そのものがまず問題かも…。

「とんかつ」や「コロッケ」は和食でしょうか?
「ブロッコリーの胡麻和え」は?
「さといもの煮付け」はどうでしょう。

とんかつやコロッケはいわゆる洋食で、明治時代以降に普及したものです。
海外の旅行者たちにもとんかつやコロッケは人気です。そういう意味では日本食かも。
和食が明治時代より前…、そうですね、八百善でも提供されるような料理を指すのなら、
上に挙げたなかではさといもの煮付けが和食になります。

「八百善」って、なに?…と思った人はググってみてください。

ブロッコリーの胡麻和え、これは「胡麻和え」という調理方法だけなら和食の調理方法
ですが、ブロッコリーは、ものすごく新しくて、昭和30年ごろから日本に広がり始めた
野菜なんです。そうすると和食というべきかどうか、悩みます。
和食はユネスコの無形文化遺産ですからね。たぶん、日本食(シン・和食?)も含めて
和食なのではないかと思うし、和食は柔軟に進化していくもの、でもあると思います。

だってね、日本人は、あんぱんからコロッケ、カレーライス、明太子フランス、和風パスタ
など、どんどん新しい和食を作りだしていくじゃないですか。その柔軟性が和食を進化させ
るんだと思うのです。これからもきっとシン・和食が飛び出して大流行するんじゃないかなあ。

とても楽しみです。
ちなみに和食10周年特設ページがあるのですが、知ってましたか?